CPR News Letter Vol 18

1998年月日


6月27日(土)午後1時から、明治大学・新研究棟4階でアムネスティ・インターナショナルからゲストを迎え、98年CPR年次総会とセミナーを開催!!

次期総会にアムネスティからゲストを招待  来る6月27日(土)午後1時〜、東京・お茶の水の明治大学・新研究棟4階、第一会議室(JR・地下鉄「御茶の水」駅徒歩7分。地図参照)で、98年CPR総会、午後2時からは記念セミナー「アムネスティ・レポートから見た日本の刑事施設―国連規約人権委員会における日本政府報告書審査に向けて―」を開催します。セミナーには、昨年11月「日本における外国人被拘禁者に対する虐待」を発表、続いて死刑問題、刑務所における革手錠・保護房問題に関する報告書を発表するアムネスティ・インターナショナル国際事務局からゲストをお招きします。東アジア担当調査員のマーク・アリソンさんは、実際に調査にたずさわり報告を作成された方。また、メル・ジェームスさんは前アムネスティ法律部門で国連ロビイストとして活躍されてきた方で、現在、彼女はリーガル・ソサイエティーに属しておられます。お二人はすでに6月26日の日弁連での講演も決定しています。 ぜひ多くのみなさんが、98年CPR総会・記念セミナーへご参加下さいますよう、お願いします。 (申し訳ございませんが、前号でお知らせした4月25日の総会・セミナーは上記の通り変更されました。)

千葉刑務所・革手錠訴訟、東京高裁で画期的な逆転勝訴判決が確定!!

91年2月、3月に、千葉刑務所拘置区の2名の被拘禁者が看守から暴行を受け、革手錠をかけられ保護房に収容されたことを理由とした国家賠償請求訴訟(ニュース第10号、16号参照)で、東京高裁第9民事部(塩崎勤裁判長)は1月21日、画期的な一部勝訴判決を言い渡しました。判決の意義について、代理人の上本忠雄さんから報告していただきました。(4ページ〜)

CPR事務局長、国連人権高等弁務官会議に参加

海渡雄一さんは、3月9日から12日まで、“刑事拘禁施設職員のための人権教育パッケージ”を検討するジュネーブの国連人権高等弁務官事務所主催の専門家会議に、CPR事務局長として招かれ、3月13日にはロンドンで「監獄研究のための国際センター」理事会に出席しました。海渡雄一さんから報告します。(2ページ〜)

旭川刑・厳正独居国賠での接見妨害に裁判所が意見

旭川地裁の森邦明裁判長は旭川刑務所長あてに異例の依頼を送付し、厳正独居の違法を訴えた国賠訴訟に関する代理人と磯江洋一さんとの接見に、看守の立ち会いをさせないように求めていました。しかし、旭川刑務所は、2月9日の接見で、看守を立ち会わせました。看守立会問題について、新たな訴訟を提起すべく準備中の八重樫和裕さんに報告していただきました。(6ページ〜)

外国人被拘禁者が暴行・強制補食に対し提訴

イスラム教徒のパキスタン系イギリス人、A氏が、東京拘置所に勾留中、看守に暴行を受けた上、日の出から日没まで断食する「ラマダン」の期間中に鼻にチューブを通されて流動食を流し込まれ食事を強要された、として今年1月、国家賠償請求訴訟を東京地裁に起こしました。代理人の野島正さんに御報告をいただきました。(8ページ〜)

「切り取り新聞」差し入れ妨害訴訟結末記

96年11月に行われた日弁連人権擁護委員会主催「刑事被拘禁者処遇に関する国賠事件シンポジウム」(ニュース第13号に記事)で報告された、東京拘置所での、いわゆる「切り取り新聞」の差し入れ不許可、書籍の閲読不許可、弁護人宛て信書の切り取り処分に対する国賠訴訟で、最高裁は97年10月、上告棄却判決を下しました。代理人の舟木友比古さんから報告をいただきました。(11ページ)

東京拘置所実験房見学報告

98年3月26日、東京三弁護士会拘禁施設調査委員会が、東京拘置所の「実験房」を見学しました。「実験房」は高層化する東京拘置所の新収容棟に将来採用される原型となるものです。海渡雄一さんに報告していただきました。(12ページ〜)

その他のニュース