Subject: [Africa on Line 00000073] 第73号!

Mon, 30 Oct 2000 09:00:00 +0900


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 ■■■■■■■   AFRICA ON LINE
 ■■■■■■  アフリカ情報インターネットマガジン
   ■■■■  第73号 2000年10月30日発行
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□今回の目次
■アフリカの紹介
  ●マダガスカルを旅行して
  ●タンザニア・ザンジバルの大統領選挙に関して
  ●アフリカ関連WEBサイト
■アフリカ関連イベント情報
●全国●
New ♪○寺崎卓也のDjembeClass&米村葉子のDanceClass
●関東・甲信越●
   ○東京でスワヒリ語講座開講のお知らせ!
   ○B.B.モフラン&ジャンボ ライブ
   ○NGO・CanDoによるケニア事業報告会のお知らせ
   ○2000年緑のサヘル帰国報告会
    「タカバングゥの"おかあちゃん" −自然農薬研修を実施して−」
   ○アフリカ映画祭上映予定作品一部内容紹介
New ♪○AJF・交流の場11月の勉強会『民主化を考える(セネガル共和国)』
●中部・東海●
   ○SEE YOU IN AFRICA"
●関西●    
   ○第101回アフリカ地域研究会のご案内
■今日のひとこと
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■Africa a la carte アフリカの紹介
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●マダガスカルを旅行して
     	        by川口 智佳子(青年海外協力隊セネガルOV)

インドネシアに住む協力隊時代の友人からマダガスカルに行ってきたとのメー
ルが届きました。マダガスカルは特有の植生、動物相を持った国で、サザンク
ロスという日本のNGOが活動をしているくらいで余り日本では馴染みがない
かも知れません。彼女のメールをみなさまにもご紹介します。私も機会があれ
ば行ってみたくなりました。(楠田 一千代)

無事マダガスカルから戻ってきました。
久しぶりの海外旅行ができて気分も一新できました。
マダガスカルの日本語ガイドブックはなく、“Lonely Planet”と
知人を頼りに首都アンタナナリボ(タナ)に向かったのですが、
シンガポール発タナ行きの便は日本人観光客ばかりで
ちょっとびっくりしてしまいました。個人旅行は
少ないようですが、日本からのツアーは組まれているようですね。

タナは12の丘からなる首都で、今世紀初めに建てられた赤土の煉瓦作りの
家が、石畳の坂道に立ち並び、ヨーロッパのようでもありました。
高層ビルはまったくなく、絵になる町です。高地にあるため、
昼は半袖でよくても、夜はセーターがいるくらいに冷えます。
家の中はとても寒く、ストーブなどの暖房も用意されていました。
フランス植民地からの独立後、経済は発展していたようですが、
70年代に社会主義になり、停滞してしまったようです。
教育もフランス語からマダガスカル語へと変えられてしまったため
若い人の方がフランス語が分からず、就職も難しくなっているようです。
90年後半にはいってからは、観光産業が栄えてきたようで、
お土産になるような工芸品も多く、寄せ木の絵、和紙と同じように漉いた紙、
刺繍、やしで作った置物などなど、購買意欲がそそられてしまいました。
国は社会主義になりましたが、旧宗主国のフランスの文化は色濃く残っていま
す。特にフランスパンのサンドイッチがどこでも食べられるのは私が協力隊時
代を過ごしたセネガルとまったく同じでした。
食材も魚以外は豊富で、特にフランス料理は、
安く、おいしい料理が食べられました。

観光はチンギという石灰岩が雨で侵食されて、ノコギリのようになった山と、
イサロという砂岩がやはり雨で侵食されたコロラド(アメリカの)のような山
々、さらにモザンビーク海峡側のバリアリーフの海に行ってきました。
行きは飛行機、帰りは陸路でゆっくり町を見ながら帰ってきました。
サルもたくさん見れました。シファカやワオキツネザルなどなど。
ただ、生息地域が限られているインドリやアイアイは見れませんでしたが…。

もっとも感動したのはチンギです。
ここには乾季(6月から10月頃まで)しか入ることができません。
旅行をしようと思われる方は、是非この時期をお勧めしますが、
ここは最近2、3年でようやくアクセスが便利になり、
普通の観光客でもはいれるようになった所です。
とはいえ、7〜8時間未舗装の道を四輪駆動車で走り、
さらに橋のない川をいつ来るかわからない船で渡らなければ行けません。
さすがにここまでは日本人もあまり入ってきていませんでした。
ホテルは1軒だけ、できたばかりのきれいなバンガローがあり、
あとはアフリカでよく見るバンガローが3軒だけありました。
宿も限られているので観光客の人数もおのずと限られてきます。
3時間ほど歩いて、ノコギリのように尖った山の見晴らし台に上り、
誰もいない壮大な景色を一人占めすることもできました。
その途中途中の林ではサルをゆっくり見ることもできまたまた感激。
よかったです。
チンギは人々もまったく素朴で、お土産売りや、物貰いなど全然いません。
村人がお茶をのんだり、賭けドミノをやっているのを
のんびり横で見ていることもできました。
でもあと何年これが変わらず残っていられるのだろうとちょっと不安にもなり
ました。

帰りの飛行機では、また大勢の日本人観光客と会いました。
ここマダガスカルの物価を知っているのか知らないのか、
ポーターに通常の50〜60倍のチップをあげていました。
勤労意欲を無くす行為ですよね。
マダガスカルの治安のよさ、素朴さも今のうちかもしれません。

●タンザニア・ザンジバルの大統領選挙に関して
                   by荒井 真一
東アフリカ、タンザニア・ザンジバルでは5年ぶりに10/29に総選挙と
大統領選挙が行われます(タンザニアとザンジバルの関係については
http://www.asahi-net.or.jp/~ee1s-ari/
を参照)。
現地の友人からの手紙を転送いたします。
なお邦人を含め多くの外国人はタンザニア本土やケニヤに待避したそうです。

 ザンジバルの状況は、いよいよ2週間後(10/29)に迫った選挙に向けて、
日に日に緊張が高まってきています。国全体が与党CCMと野党CUFで真っ二つ
に分かれています。5年前に不正選挙で破れた野党は、今度はどんなことが
あっても不正はさせず、政権を取ると息巻き、それに対して、与党は何が何
でも政権を渡すものかと警察を総動員して、ありとあらゆる弾圧を野党に与
えています。
 野党の政治集会を、妨害することはもちろん、家の前やその他人々が坐れる
場所で夜涼みながら、数人で話をしているというだけで、夜中じゅう巡回して
いる十数人の警察官に、何の理由もなくいきなり取り囲まれて殴られ、その場
で拘束され投獄される、ということが日常茶飯事で、現在刑務所と拘置所、
留置所はそういう意味もない投獄者たちで満員になっています。
 ただこちらの不思議なところは、どんな投獄者でもまとまった金を警察官に
払うと出られるので、投獄者の家族は必死に金を作りに走り回っています。
 今回の選挙は、95年に増して野党支持者が増え、比率は8:2というところだ
と言われています。票の上では間違いなく野党が勝つが、与党はそれをひっくり
返そうとするだろうとも言われています。
 野党が勝って、与党が軍事クーデターを起こすか、与党が勝って野党が暴動を
起こすか。どちらにしろ今回は、多少の流血は避けられないだろうと思います。
 わたしたちのアパートの家のドアも、これらの暴動に備えて、鉄製のドアに
付け替えました。
 選挙の投票どおりに開票が発表され、そのとおりに勝った党が政権を握ってい
けばいいのですが、ここはアフリカ、なかなかそういうわけにはいかないのです。
 そして国民全員が、政治に関して異様な関心を持っています。
 誰がトップに立っても、何も変りはしないという政治無関心な先進国と大統領
が代われば自分の生活がすべて変わると信じて、政治に対して異常なまでの関心
を持つザンジバル、一体どちらがいいのでしょうか?
 ある人は「こうやって初めは選挙に関心を持ち、それを繰り返していくうちに、
国民達にもだんだん誰が大統領になっても自分達の生活は変わらないということ
がわかって、だんだん無関心になっていくことでしょう。タンザニアも後30年
ぐらいしたら、今の先進国と同じように選挙に関心がなくなっていくでしょう」
と言っていましたが。
 数日前は、野党の集会に集まっていた人々に、約50人余りの警官の何人かが、
遠くからマシンガンで盲撃ちし、5人が足や腰などに被弾し、これに怒った野党
の群集が、警察官たちに詰めよって行きましたが、これを恐れた警察官たちは
一度逃げ、しばらくして充分な武器を携えたFFU(引用者注:日本では機動隊に
属するもの)を、何十人か連れて、野党の群集と対峙しました。ここで、野党の
群衆の中からタンザニア軍の将校が、「何の警告もなく、彼らがいきなり発砲し
た」と証言し、FFUもその証言に納得し、怪我人を速やかに病院に運び、双方
これ以上手を出さないようにと矛を収め、暴動にならずにすみました。
 こんなこともあり、数からいくと警察は、野党の群集より圧倒的に数が少なく、
うかつなことをやったら、暴徒と化した野党の群集に殺されかねないと、最近は
自重しだしたようです。
 今日10/21は、ザンジバル最北の村のヌングイで、大掛かりなCUFの政治集会
があり、街から1500台のバスやトラック、車がぞろぞろと連なってヌングイへ
向かいました。今のPM7:30ですが、その集会から帰ってきた車が、ワーワー
喚声をあげながら町中を走り回っています。
 今回の野党の勢いはすごいものがあるので、この勢いで選挙で野党が勝った
場合、与党がすんなりと政権を渡すか、というところが今回の選挙の全ての鍵
だと思います。
 といって、不正選挙でまたもや与党が勝ったら、今度こそ野党が暴動を起こす
でしょう。そのときは、ユーゴスラビアのようになるかもしれないと思います。
まあどちらにしても、多少の流血は避けられないというのが、今の現状です。

●アフリカ関連WEBサイト
タンザニア産のインスタント珈琲アフリカフェを日本で入手できる!
http://www.africafe-jp.com/
メーリングリストP-Africaでも何度も話題になっているタンザニアの
インスタントコーヒー「アフリカフェ」。まだ実物を見たことない人、
飲んだことない人、チャンスですよ!!
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■Event Guide アフリカ関連イベント
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●全国●
○寺崎卓也のDjembeClass&米村葉子のDanceClass
 Djembeとは西アフリカで叩かれている、伝統打楽器です。
●八王子ジンベクラス
11月26日(日)1:00〜5:00
『子安市民センター』3F音楽室 
¥2000 ジンベレンタル¥500
東京都八王子市子安町2-6-1  tel 042-646-1220
最寄り駅・・JR八王子駅南口より徒歩10分・京王線八王子駅より徒歩10分
問い合わせ・・寺崎卓也
tel&fax 03-5683-1427 keitai 090-7201-8949

●八王子ジンベ&ダンス クラス
11月5日(日)ジンベクラス1:00〜 ダンスクラス3:00〜
『いちょうホール』
八王子市芸術文化会館  愛称『いちょうホール』
¥2000 ジンベレンタル¥500
(両クラス受講の場合、割引有り!!)
東京都八王子市本町24-1  tel:042-621-3005
最寄り駅・・JR八王子駅北口より徒歩15分・京王線八王子駅より徒歩15分

●高井戸ジンベ・クラス
11月19日(日)5:00〜8:00
『杉並区高井戸地域区民センター』3F音楽室
¥2000 ジンベレンタル¥500
東京都杉並区高井戸東3-7-5 tel 03-3331-7841
最寄り駅・・京王井の頭線 高井戸駅前
問い合わせ・・後藤久美子
tel:03-3331-7292 keitai:090-8582-7419

●江東区文化センターDance&Djembe Class
11月 4日(土)
11月11日(土)
11月18日(土)
11月24日(金)
DjembeClaas 6:00〜8:00
Dance Claas 8:00〜10:00
『江東区文化センター』…リハーサル室  
¥2500  ジンベレンタル¥500
東京都江東区 東陽4-11-3 tel 03-3644-8111
営団地下鉄 東西線 東陽町駅より徒歩5分
問い合わせ・・寺崎卓也
tel&fax 03-5683-1427 keitai 090-7201-8949

●静岡ジンベ・クラス
11月25日(土)11月23日(土)
1:30〜と5:30〜の2クラス
『グランシップ』B1練習室
¥3000・・ジンベレンタル¥500(2クラス受講の場合、割引有り)
JR東海道線、東静岡駅前 徒歩3分
問い合わせ・・大久保 潤 tel&Fax 0467-85-0867
E-mail:hattrick3@mail.goo.ne.jp

総合問い合わせは
寺崎卓也  
tel&fax:03-5683-1427
keitai:090-7201-8949
E-mail:moumba@alles.or.jp
URL http://www.alles.or.jp/~moumba/

●関東・甲信越●
○東京でスワヒリ語講座開講のお知らせ!
〜タンザニア・ポレポレクラブで一から
                    スワヒリ語を学んでみませんか〜

タンザニア・ポレポレクラブは、主にキリマンジャロ山中での村落植林およ
び社会開発活動を支援するNGOです。
毎年2月にキリマンジャロ山中の村への植林ワークキャンプを開催するほかに、
国内でも有機菜園や使用済みテレカ回収などの活動に取り組んでいます。
その国内活動の一環として、このたびスワヒリ語講座を開講することになり
ました! 超初級コースから文法・背景の説明も交えてわかりやすく学んでい
きます。講師はタンザニア・ポレポレクラブ代表 藤沢 俊介が勤めます。
言葉だけじゃなく、タンザニアにもちょっとふれてみたいゾ!という方もぜ
ひこの機会にいちどのぞきにいらしてみてください。なお、今回教室となる
事務所のスペースの都合上募集人員には限りがあります。
応募多数の場合は申し訳ありませんが先着順とさせていただきますのであら
かじめご了承くださいますようお願いいたします。

「Darasa la Kiswahil 00’」(スワヒリ語教室、の意)
講師: 藤沢 俊介  タンザニア・ポレポレクラブ代表
日時:毎週木曜日  19:00〜22:00
期間:平成12年10月5日〜12月28日  全12回予定
場所:タンザニア・ポレポレクラブ桜新町事務所
        田園都市線桜新町駅より徒歩5分
受講料: 12000円
            なお、受講者でポレポレクラブの植林ワークキャンプに
            参加する場合は、その費用から6000円割引になります

○B.B.モフラン&ジャンボ ライブ-----------------------------------
◆コンサート&KATIKA SHOW 〜The African Party
KATIKA SHOW 〜The African Party〜
  11月4日(土)開場19:30 開演20:00
  新宿シアターモリエール  03-3354-6568
  (新宿駅東口徒歩10分、新宿区新宿3-33-10)
  前売¥3500 当日¥3800
  (下記Tel,Faxにて御予約受け付け致します)
  出演:B.B.モフラン&ビタシカ

○NGO・CanDoによるケニア事業報告会のお知らせ
特定非営利活動法人アフリカ地域開発市民の会(略称:CanDo)
は、ケニアの村落地域で、教育・保健・環境保全を視野に開発協
力活動を実施しているNGOです。
このたび、今年6月から8月にかけてケニアに出張した事務局長
による活動報告会を開催しますので、下記の通りご案内申し上
げます。報告者による一方的な報告会に終わることなく、参加者
の方々と共にCanDoの将来について議論できる場となるよう、進
めてまいりたいと思います。
皆様のご参加、お待ちしております。

日時:11月1日(水) 19:00 〜 21:00
会場:文京シビックセンター 5F
            文京区中小企業振興センター 研修室 A
最寄駅:営団地下鉄丸の内線・南北線 後楽園駅 出口 5 直結
            都営地下鉄三田線 春日駅 出口 A1 から徒歩1分
内容:1. CanDo 2000年度活動中間報告(教育・保健・環境保全)
   2. 今後の活動について意見交換
報告者:CanDo事務局長 國枝信宏
参加費:無料
定員:30名
お問い合わせ:tam-tam@t3.rim.or.jp (担当: 國枝)

○2000年緑のサヘル帰国報告会
「タカバングゥの"おかあちゃん" −自然農薬研修を実施して−」
 緑のサヘルブルキナファソで活動しております浅輪哲司が帰国報告をいた
します。今回の報告では、村の女性を対象にした自然農薬研修の様子を中心
に、野菜栽培指導の実施を報告いたすとともに、最新の活動報告も行います。
お忙しいこととは存じますが、皆様のご来場をお待ちしております。

日時:11月17日(金)18:45〜20:45
場 所:環境パートナーシップオフィス
     〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5−53−67
     コスモス青山ガーデンフロアB2F
資料代:500円
問合せ:緑のサヘル事務局まで
    〒136-0076東京都江東区南砂2−2−7 日本創造教育研究所ビル3F
    TEL:03-5632-3029 FAX:03-5632-3070
    E-mail:sahel@jca.apc.org
    URL:http://www.jca.apc.org/~shael/

〜現地派遣スタッフ募集〜 
現地スタッフを募集いたします。
内容:1.現地コーディネート 2.農林業指導 3.村落開発等
資格:心身ともに頑健で自己管理が出来る方。基本的なパソコン操作が出来る方。
フランス語が出来ればなお可。
派遣地:チャド共和国、若しくはブルキナファソ国
待遇:当団体規定による
人数:若干名
選抜方法:書類選考後、面接
連絡先:緑のサヘル東京事務局まで
    〒136-0076東京都江東区南砂2−2−7 日本創造教育研究所ビル3F
    TEL:03-5632-3029 FAX:03-5632-3070
    E-mail:sahel@jca.apc.org
    URL:http://www.jca.apc.org/~shael/

○アフリカ映画祭 上映予定作品紹介-----------------------------
期間:2000年11月18日(土)〜24日(金)(23日は祝日)
   毎日5回(12、14、16、18、20時、各回入れ換え)
場所:テアトル池袋
   豊島区南池袋1-19-5 南池袋共同ビル3階
   JR山手線/地下鉄・池袋駅東口下車3分(旧西武美術館前)
   電話03-3987-4311
料金:1回券=前売り1000円/当日1200円
   5回券=前売り4500円/当日5500円(映画祭カタログつき)
   前売はチケットぴあ、テアトル池袋、テアトル系列劇場
   (発売の開始日は未定)
作品:長編、中編、短編 合計約20本

関連イベント:
  スペシャル・オープニング
   11月17日18時から。上映前の会場にてレセプション
   19時から特別招待作品を上映
  クロージング
   11月24日18時から音楽演奏も予定

主催:アフリカ映画祭実行委員会 Tel&Fax 03-3394-7682(事務局)
後援:外務省、アフリカ統一機構、セネガル文化省、在京アフリカ諸国大使館、
   東京都など(順不同、予定も含む)
協力:フェスパコ(ワガドウグ全アフリカ映画祭)、JCC(カルタゴ映画祭)、
   国際アフリカ映画協会、山形国際ドキュメンタリー映画祭
   (順不同、予定も含む)
助成:芸術文化振興基金、国際交流基金、東京都歴史文化財団

●90年代フェスパコ・グランプリ作品より

『キリストの名の下に』(90分 35mm 1992年)
  ロジャー・ニョアン・ムバラ監督(象牙海岸)
  フェスパコ93年度グランプリ

  アフリカにおける新興宗教の創始者の栄光と没落を描いた
  ユニークな作品。西アフリカのある海辺の村で、
  神の啓示を受けた男は自分らをマグロー1世と名乗り、
  奇跡を起こしつつ、信者を獲得していった。
  まさにキリスト教と土着のアニミズムが習合したような
  奇妙な新興教団が生まれていく……

『ブードヤム』(97分 35mm 1997年)
  ガストン・カボーレ監督(ブルキナファソ)
  フェスパコ97年度グランプリ

  カボーレ監督の有名な処女長編『神さまのおくりもの』の
  続編とでもいうべきもの。孤児のウエンド・クーニは
  成人になったが、義妹が重病に罹った。
  村の長老が言うには、その病いを治癒するには
  特別の薬草が必要という。そこでクーニは呪術師を
  探して逢うべく、アフリカの美しくも厳しい自然を踏破する
  長く困難な旅へ出ていく。

『身分証明』(85分 35mm 1998年)
  ムエゼ・ンガングラ監督(コンゴRD)
  フェスパコ99年度グランプリ

  コンゴの王様マニ・コンゴの一人娘ムワナが
  ベルギーへ留学したまま、長らく消息を断っていた。
  そこで老王はあえて一人で、娘探しの旅へ出ていく。
  彼がベルギーへ行くのはコンゴ独立会議(1958年)以来のこと。
  老王マニ・コンゴが見た旧宗主国ベルギーの現実。
  彼らとアフリカ人の関係は……。
  アイデンティティを探す必要のない王の目を通して
  アフリカと西欧の関係が描かれる。

●93〜99年度ウマール・ガンダ賞作品より

『ギットー』(90分  35mm 1993年)
  レオンス・ンガボ監督(ブルンジ)
  フェスパコ93年度ウマール・ガンダ賞 

  フランス留学して故郷へ帰ったギットー。
  彼はてっきり政府の高級職を得られるものと信じていたが、
  現実は厳しかった。望むようなポストはまったく見つからない。
  そうこうするうちにパリの恋人がやってくる。
  すでに現地にいた旧恋人との関係復活で、
  ギットーをめぐって三角関係ができてしまったが……

『ケイタ』(94分 35mm 1995年)
  ダニ・クヤテ監督(ブルキナファソ)
  フェスパコ95年度ウマール・ガンダ賞 

  西アフリカでケイタといえば王家の末裔である。
  ケイタとはかつて西アフリカに栄えたマリ帝国の
  建設者の名前なのである。
  その王国の建設と発展の物語を語るのが、
  歴史の記憶者&伝承者であるグリオである。
  ここではケイタという姓をもつ子どもに、
  その名前の由来がどこにあるのかを、
  老グリオが昔ながらの語りで教えていく。

『愚者たち』(90分 35mm 1998年)
 ラマダン・スレマン監督(南アフリカ)
 フェスパコ99年度ウマール・ガンダ賞

  黒人居住区チャールストンに住む教師ザマニは、
  かつて自分の生徒を犯したという経歴があった。
  ある日、ザマニはその生徒の弟と鉄道駅でばったり出逢い、
  贖罪を強いられる。それとともに、屈折した
  心理状況を味わうのだった。
  ジャブロ・S・ンデベレが書いた同題名著作の映画化。
  小説は野間アフリカ文学賞を受賞している。

●90年代アフリカ映画、最新の話題作

『バイ、バイ、アフリカ』(86分 35mm 1998年)
  マハマート・サレー・ハルーン監督(チャド)
  99ベネチア映画祭参加作品

  長らく内戦で破壊されたチャドの首都ンジャメへ。
  同地出身のハルーン監督がカメラ片手に市街を歩いていく。
  そこで監督が視た故郷の街の実像とはいかなるものか。
  壊れたままの映画館ノルマンディーの前で、ぼう然とするハルーン。
  チャド内戦が破壊した映画の再興を考えさせる
  ドキュメンタリー・タッチのドラマ。

『マーンガミジ(破壊者)』(111分 35mm 2000年)
 ロン・ムルヴィヒル&マーティン・ムハンド監督(米国・タンザニア合作)

  口が利けなくなった初老のアフリカ人女性。
  彼女の魂は幼少時の事件で、引き裂かれていた。
  診療所に現れたアフリカン・アメリカ女性医が
  彼女の心理のなかへ探索していくにつれ、
  恐るべきトラウマの原因が明らかになってくる。

ホームページは
http://www.jah.ne.jp/~frida/
最新の情報はメーリングリストでもご覧になれます。
登録はこちら。
http://www.jah.ne.jp/~frida/magazine/

現在、映画祭づくりをお手伝いいただけるアルバイト、
ボランティアを募集しています。
ご連絡は sanhao@hotmail.com(三好)まで。
(三好正人さんの紹介)

● Africa Japan Forum(AJF)交流イベント in Shibuya ───────
<11月度の勉強会>
テーマ:『民主化を考える(セネガル共和国)』

2000年2月に7年ぶりの大統領選挙の行われたセネガル共和国に、「民主化とは
何を意味するのか?」をテーマとして、都市部と農村部を訪問したメンバーに、
大統領選挙に絞って報告をしていただく。

民主化とは何か?21世紀大陸のアフリカに何が必要なのか?在日アフリカ人の
方々も交えて、共に考えてみたい。

<セネガル共和国について>
(概要)
セネガル共和国はアフリカの最西端、大西洋に面した国である。
首都はダカール、日本の約半分の19万6千km2に約1千万人が住む多民族国家。
公用語はフランス語だが、ウォロフ語ほか各民族言語が使われており、国民の
90%以上がイスラム教である。
農業・漁業が主要だが落花生、水産資源などに依存する不安定なモノカルチャー
経済であるため、多くの経済問題を抱えており、フランスを始めとする先進国の
援助を受けている。日本も年間約30億円(1997年)の援助をしており、セネガルにとっては第4の援助国である。
(歴史)
15〜19世紀にかけてのポルトガル、フランスによる植民地化の歴史を経て、1814年、
パリ条約により公式にフランス統治下に入る。
独立し、初代大統領レオポルド・サンゴール(社会党)が選ばれた1960年以降は、
立憲共和制、複数政党制にのっとった比較的安定した民主主義国家となる。
1981年からはアブドゥ・ディウフ大統領(社会党)に政権が移るが、経済の停滞、
政治腐敗などに対する国民の不満が高まり、2000年の選挙でアブドゥライ・ワッド
大統領(セネガル民主党)への初の政権交替が実現し、独立以来続いてきた社会党
の一党支配が終わった。

<セネガルに関する情報が多いHP>
allAfrica.com(英語)   http://allafrica.com/senegal/
EARTH2000.com(英語)   http://www.earth2000.com/
JICA 任国情報   http://www.jica.go.jp/ninkoku/ninkoku642/menu.html
アフリカ日本協議会 (AJF)   http://www5a.biglobe.ne.jp/~AJF
Senegal On Line(英語)   http://www.senegal-online.com/index.html
ウォロフ語オンライン辞書(仏語)
http://www.afric-network.fr/afric/senegal/wollof/wolof.html

日時:11月18日(土)15:00〜17:00
終了後、報告者を囲んで交流会を行います。お時間のある方はどうぞご参加ください。

報告者:セネガル草の根スタディー・ツアー2000の参加メンバー

10月に発行されたばかりのセネガルST報告書「SOPI・変革」400円(A4版・64頁)
も入手可能です。
詳しくは、(野木 misanogi@m6.people.or.jp)までお問い合わせ下さい。

参加費:飲み物・菓子、資料代として
           AJF会員    500円   非会員   700円

場所:アフリカ料理屋 「クスクス・パート2」
       東京都渋谷区桜丘28-3恒和ビル1階
       TEL:03-3462-6588   JR渋谷駅南口から徒歩5分

【渋谷クスクスへのアクセス】
        JR渋谷駅南口バスターミナル横の歩道橋(国道246)を対面に渡る。
        勧角証券とビッグカメラの看板の間にある細い坂道を上る。
        ヒルポートホテルを通り過ぎ、二本目の細い脇道を左に入り、すぐ。

主催:アフリカ日本協議会(AJF)交流の場づくりWG
問合せ:Africa Japan Forum (AJF)
          WG交流の場作り責任者:渡瀬のり子(noriko-ww@mua.biglobe.ne.jp)
          AJF事務局:ajf@mtb.biglobe.ne.jp/http://www5a.biglobe.ne.jp/~AJF

*参加ご希望の方は、前日までに申込書をFAX(03-3309-1449)又は、メール
(noriko-ww@mua.biglobe.ne.jp)をしてください。

----------- WG交流の場づくり   2000年11月度  参加申込み -----------
申込者名:                          連絡先:
どちらかに○をしてください。    AJF会員 / 非会員
友人を連れてくる方   人数:     人      名前:
これまでのアフリカとの関わり:
特に聞きたい事など:

●中部・東海●
○"SEE YOU IN AFRICA" (会場が変わりました!) -------------------
Dance to African Music - mix with Lingala Reggae
毎月第一土曜日はAfrican Night!
リンガラやレゲエなどのBlack musicでフロアーは朝まで大ブレイク!
DJ.: Ras Yama, Charles
Presented by: Yuki Maeda (Lisanga)
場所:CAFE B1F (地下鉄東山線栄駅下車 1番出口スグ)
A.G.Square 地下1階
時間:23:00〜05:00(翌朝)
料金:2,000円(2ドリンク付き)
問合せ:TEL:052-961-2576 (CAFE B1F)

●関西●
○京都大学アフリカ地域研究資料センター
   第101回アフリカ地域研究会のご案内
日時:10月 31日(火)15:00〜17:00
         (御注意!10月17日の研究会とは異なります。) 
場所:京都大学アフリカ地域研究資料センター
     新館3階共同講義室(京都市左京区吉田下阿達町46)
演題:「アフリカにおける適正な土地利用法としてのアグロフォレストリー」
    (Agroforestry as an Approach to Land Management in Africa.)
講師:PK ラマチャンドゥラン ネイル 博士 (フロリダ大学)
          (PK Ramachandran Nair, University of Florida)
要約:急激な人口増加の中、アフリカの壊れやすい生態系と乏しい天然資源
はきびしい圧力下にある。アグロフォレストリー、すなわち、古くからある
樹木・作物・家畜の組合わせが、この問題を解決できる。アグロフォレスト
リーによって食料、家畜飼料、薪炭が供給され、また土壌生産力を回復して
くれる。郷土樹種とそれらを利用してきた知識を評価することで、この手法
の普及はより確実なものにできよう。
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アフリカ地域研究会の案内を、ファックスおよびe-mail でお送りしています。
ご希望の方は下記宛に、お知らせ下さい。
連絡先:京都大学アフリカ地域研究資料センター、立川みお
Tel. 075-753-7821  Fax.075-753-7810
e-mail:  tachikawa@jambo.africa.kyoto-u.ac.jp
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■今日のひとこと
今年、スワヒリ語での自己紹介(Mimi ni Saito. Ninajifunza kiswahili.=僕は
斉藤です。スワヒリ語を勉強しています)は3度する機会があった。相手は、
ルワンダ人、ケニア人、ウガンダ人だった。昨夜は、韓国からやってきた
太鼓・琴の演奏者たちと公演打ち上げをしたが、韓国語で何にも言えずに、
悲しかった。(Ryo)
-----[情報募集]---------------------------------------------
あなたの身近なアフリカイベント情報募集しています!
掲載に必要な項目は、
イベント名称、日時、場所(住所よければ電話・FAX最寄駅等も)、参加費、
主催、問合せ連絡先(Tel、Fax、あればe-mail)
(紹介される方へのお願い)
*イベント主催者への情報確認、あるいは問い合わせの際に、紹介された方
のお名前が必要です。お名前・連絡先をお忘れなく。
*特にお断りがなければ、イベント紹介者も紙面に載せます。
よろしくお願いします。
○投稿先:afol@egroups.co.jp(奥田)
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◆アフリカ日本協議会(AJF)
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◆発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
      http://www.mag2.com/
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