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「ホロコースト神話」疑惑 その1

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映画「シンドラーのリスト」が訴えた
“ホロコースト神話”への大疑惑
初出『噂の真相』(94.9)
レポーター・木村愛二(フリージャーナリスト)

その1:「美談」のメッセージにも疑問符

 スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』は、ハリウッド伝統のアカデミー賞に輝き、日本でもかなりの話題を呼んだ。

 筋書きを簡単にいうと、ヒトラーの支配下でナチ党員のシンドラーが、ユダヤ人を「計画的民族虐殺」(ホロコースト)から救ったという「美談」だ。

 スピルバーグ自身、製作の動機として、自分がユダヤ系アメリカ人だからとか、教育が目的だとか語っているようだ。子供向きの娯楽映画で名を売った芸達者の監督の仕事だけに、若者への今後の影響は大きい。

 ラストシーンは、現在のイスラエルの首都エルサレムの郊外にあるシンドラーの墓標の前に、イスラエル人が行列をなして、敬意を表わす意味の小石を並べる情景である。つまり、スピルバーグは無言の映像で、イスラエル建国支持のメッセージを世界に送っていることになる。

 ところがその一方、この映画の中でも当然の歴史的事実として扱われ、イスラエル建国の最大の理由とされた「ホロコースト」が、実はなかったのだという主張がある。この方はまだ日本ではほとんど知られていない。

「ホロコースト」は本来、獣を丸焼きにして神前にささげるユダヤ教の儀式の呼び名[ギリシャ語源]で、それがヒトラーによる「ユダヤ人大虐殺」の意味に転用されたものだ。犯行現場は強制収容所の「ガス室」ということになっている。

「ガス」といえば、奇しくもこの文章を準備している最中に、「サリン」が、日本の長野県松本市で七名の死者を出した惨事の原因物質、いわば「凶器」として報道された。

 サリンは、ナチス・ドイツが開発した毒ガスの一つだが、「ホロコースト」の「ガス室」で使われたのは「チクロンB」だとされている。野坂昭如がいちはやく『週刊文春』(94・7・14)の連載コラム「もういくつねると」で、「サリン」、「チクロンB」、「ガス室」に関する大手メディア報道を取り上げ、「ホロコースト」そのものへの疑問をも提出している。情報源は私の場合(後述)と同じだ。


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