鯨ジャンプ・ショーで日本の子供たちを殺した真珠湾原潜艦長

2001.2.10「えひめ丸」原潜グリーンビル事件(その06)

悲嘆は謝罪にあらず/腑抜け日本を嘗め切る殺人原潜処理と報道に唖然

(メール再録)送信日時 :2001年 4月 7日 火曜日 7:02 PM

件名 :馬鹿殿総理に告ぐ悲嘆は謝罪にあらず

 米軍機と中国機の接触事故に関しては、傍観を決め込んでいたのですが、米軍放送傍受による情報収集を続けている関係上、毎日、毎日、冒頭の重大事件報道の項目だったので、毎日、毎日、僕らは鉄板の上で、焼かれて、みたいに、やんなっちゃうのですが、名前を見ただけで完全削除ができる電子手紙とは違って、どうしても聞こえてしまいます。

 実に面白いのは、あの、馬鹿殿、亡国アイム総理に聞かせたい用語解説でした。この件では、双方ともに、突っ張り合っていますが、ブッシュがsorryと言って、乗組員が帰ってきたら、またもや、公海上を飛んでいたのだから中国が悪いのだと言い、解説者は、中国ではsorryにapologyを意味する訳語を使っているから誤解が生じていると言うのです。ブッシュはsorryで死者に対して哀悼の意を表明したのであって、アメリカが悪かったと認めたのではないのだと言うのです。

 どうでしょう、殺人原潜の場合、殺された子供の父親が、元艦長のvery sorryを聞いて、謝罪と受け取り、やれやれ、これで幕が引けると、チョコレート総理は、安心したのではないでしょうか。

 ああ、ああ、やんなっちゃうな、ああ、ああ、驚いた!

 牧伸次でしたかな、字が正確ではないかもしれせんが、発音記号として発明された片仮名では、間違いなしに「マキ・シンジ」だったウクレレの弾き語り、戦後の一世を風靡したあの名調子、ああ、懐かしいですね。私より1歳若い馬鹿殿総理へ。


送信日時 : 2001年 4月 24日 火曜日 9:40 PM

件名 : 腑抜け日本を嘗め切る殺人原潜処理と報道に唖然

 午後8時に『日本経済新聞』(2001.4.24.夕刊)を見て、原潜事故の処理状況に唖然。誰でも受け取っている報道なのですから、一番肝心なことだけ書きます。端的に言えば、日本は、いや、亡国は、とことん、嘗められているのです。

 殺された子供の父親、寺田亮介さんが、「日本であれば、[中略]業務上過失致死罪で起訴されるはず」と言ったそうですが、これは、国際的にも当然の常識です。

 私は、偶々、つい最近、続けて、アメリカとイギリスの軍と警察が絡む事件の映画とテレヴィ番組を見ました。一方は、血気盛んな若手刑事、他方は、少し、しょぼくれたコロンボ風の中年の主任警部が、権柄づくの憲兵隊長と打々発止、どちらも、これは殺人だから俺の縄張りと頑張り通し、上司を通ずる圧力にも屈せず、軍の内部の責任者をも有罪に持ち込むのです。軍だけが特別扱いされるはずはありません。

 ですから、念のために、早速、警視庁に電話をして、広報と指名し、かくかくしかじか、日本で自衛隊が同じような事故を起こして人が死んだら、警察は、指を加えて見てるか、と聞くと、当然、そんなことはありません、と、いささか憤然気味の返事でした。

 当然、日経にも、同主旨の記事を乗せている朝日(わが電網宝庫読者のフックス送信にて確認)にも電話をして、社会部の記者に、調べ直せと求めました。もちろん、身元を明かし、こちらも立派なメディアなんだから、本当は教えたくなにのだが、と、少し凄みのある笑い声を聞かせながら、教えてしまったのでした。今後の報道状況に御注目下さい。

 朝日の場合は、「米国憲法に詳しい阿川尚之慶応大学教授」の談話で、「犯罪を構成するかどうかは別だ」との、意味不明確な解説を添えていますが、私は、憲法ではなくて刑法の問題、実情を調べよと、求めました。

以上で(その06)終わり。


鯨ジャンプ・ショーで日本の子供たちを殺した真珠湾原潜艦長の目次