鯨ジャンプ・ショーで日本の子供たちを殺した真珠湾原潜艦長

2001.2.10「えひめ丸」原潜グリーンビル事件(その05)

「潜水艦教本やーい!」からNスペ原潜CGの犯罪的映像詐欺告発まで

(メール再録)送信日時 :2001年 3月 7日 水曜日 1:34 PM

件名 :潜水艦訓練教本やーい!

  昼飯を食いながら、原潜記事の切り抜きをめくっていたら、突如、閃きました。潜水艦の訓練教本が、どこかにあるに違い無いのです。

 午後1時になるのを待ちかねて、防衛庁03-5366-3111に電話し、「海上の広報」とだけ言うと、すぐにつなぎます。名乗ると、もう4度目ですから、先方は私のことを知っています。潜水艦の訓練教本などと言うと、狂奔ですかなんて聞き返されると時間の無駄なので、対米従属亡国語でマニュアルと言うと、やはり、「あるけど外には出せない」。

 でしょう、でしょうで、週刊ポストに電話をして、江畑健介(字が違うかな)とか、軍事オタクに聞いてみたら、英語の方が出回っているかもしれないよ、などとチクっておきました。これがあれば、あの「信じられない」と言われることが多い、実は単純明快な「軍事興業」の実感溢れる記事になることでしょう。


送信日時 : 2001年 3月 10日 土曜日 12:00 PM

件名 : 諸事忙殺ゆえ原潜は中締め米軍産複合体を告発

 原潜「事故」に関しては、一応、様々な疑問点が明確になりました。

 本日、NHKスペシャルでも、「『原潜衝突の謎』査問会議で明かされた真相」を特集するようです。

 しかし、またぞろ、どこをどう調べたものか、いきなり、「明かされた真相」と息込んで題するところが、まるで子供の「真相発見!」ごっこのようで、情けなくなります。二度目、三度目の嘘の上塗りについても、米軍産複合体の露払いを自ら買って出る気なのかもしれません。いったい何が「真相」だと、NHKの連中は考えているのでしょうか。それとも、いつものように、自分の頭では考えずに、国際世論(実は、ニューヨーク・タイムズなどの極右政治的シオニスト・ロビー支配下の高級世論操作機関の術作)を、そのまま、なぞろうとしているのでしょうか。

 私自身は、月末から、それこそ、極右政治的シオニスト・ロビーと真正面から対決中の「歴史見直し論とシオニズム」(3.31^4.3)ベイルート会議に参加する準備など、諸事に忙殺される状況もあり、実のところ、原潜「事故」に関しては、一応の疑問点と私見を述べ終わっているので、今後は、じっくりと、査問会議から軍法会議に掛けての状況を見た上で論じても、遅れることはないと判断します。

 その後の新情報で一応指摘して置くべきなのは、査問会議への暫定報告のまとめ役こと、マフィア紛いの出入り紛争処理の汚れ役の手下、真相隠蔽役のグリフィス少将の仕事振りです。すでに、彼が、「艦内の人間関係」を素人の目くらましに発明したのに対して、副長、または副艦長の代理人が、それを否定するなど、マフィアの統制の乱れが露呈されました。

 艦長は、涙ながらに家族に謝罪し、家族会の会長は、怒りが消えたとか、艦長も気の毒とか語っているようです。軍法会議を控えた弁護士も同意の駆け引きの疑いもあり、微妙な問題ではありますが、「上司から止められていた」ことが本人の口から再度語られたわけです。これでまた、軍上層部による真相隠蔽工作の疑いが、NHKはともかく、一応の世間常識のある者の目には、ますます、濃厚になってきました。いずれは、これも、やはりマフィア型の弁護士の統制さえ崩壊し、艦長が泣き崩れて、本当の真相、急旋回、緊急浮上、海上での迎撃、などのごくごく通俗的な作戦の立案者が、実は、VIP接待役の上司の潜水艦軍総参謀長だったと檄白するのではないでしょう。その方が、艦長にとっても、艦長の家族にとっても、良いことなのです。

 基本的な問題点は、艦長個人よりも、潜水艦軍総参謀長よりも、米軍の秘められた反日感情よりも、危険が明白な軍事芝居のVIP向け興業によって、軍事予算の削減を食い止めようとした軍の上層部、さらにはその背後の軍産複合体の実態にあるでしょう。かつて元陸軍元帥の大統領、アイクは、退任演説で、軍産複合体の危険性を訴えました。アイクの仕事も矛盾だらけですが、この退任演説の一節は、命を賭ける戦いに明け暮れてきた職業軍人の本音の吐露でしょう。

 なお、民間機や民間船を敵に見立てる安上がり軍事演習の習慣については、確か、横田か立川か、米軍機の離着陸の騒音に関する住民訴訟でか、滑走路の近くの民家を航空母艦の司令塔などに見立てて、すれすれ着陸の練習をしていたことが発覚したことがあったと思います。電網検索はしてみたのですが、探し方が下手なものか、まだ事例の発見には至っていません。ご存じの方がいらっしゃったら、教えて下さい。


送信日時 : 2001年 3月 11日 日曜日 10:46 PM

件名 : [pmn 13834] N スペ原潜は売国的犯罪的映像詐欺だ!

 昨日、2001.3.10.21:00~22.50.NHKスペシャルを録画し、本日、昼飯の時間に食べ「ながら」視聴しました。もともと、あまり期待もしておらず、それだけに時間を使う気にはならないのしたが、やはり、これも、2.25.テレビ朝日のスクープ21と同様に、実物大の原潜司令室セットまで作った割には、大変に間抜けな論調で、最後には、スクープ21以下も以下、CGを贅沢に使った売国的かつ犯罪的な許し難い映像詐欺となり果てました。

 基本的な視点が、まず、狂っています。現在までの米側の発表を、最初の「民間人搭乗」に関する発表の遅れについての批判を別にすれば、ほとんど鵜のみにしているのです。

 私はすでに、この件に関しても、「一度嘘を付いた者を二度と信用してはならない」というドイツの諺を紹介しました。実質的な軟禁状態に置かれていたワドル元艦長が、本当に泣き崩れて、疑問を挟む余地のない真相を激白するまでは、すべてを疑うべきです。ワドルは、知られては困る真相を隠すための極秘の打ち合わせが済むまで、軟禁されていたと考えるべきです。こういう場合、刑事事件のデカ長部屋尋問では、共犯者の口裏合わせが出来ないように、別々の取り調べ室に隔離するのが常識です。そして、あいつがもう白状したぞ、お前もさっさと白状しないと、他の奴がやったことまで背負わされて不利になるぞ、などと脅して、共犯者全部を白状に追い込むのです。

 さらには、それぞれの白状が矛盾する点を突くのです。

 次は、いつもながらのことですが、軍事の常識を欠く阿呆解説者です。スクープ21でも、その点では同じだったのですが、原潜が軍艦だということを忘れて、観光船とでも思っているような阿呆丸出しの解説振りなのです。

 ソナーによる探知能力の開発は、もともと、軍事目的で、実際の戦闘のためです。破壊目標の航空母艦などの発見は簡単ですが、それを守る速度の早い敵の駆逐艦に居場所を探知され、いつでも爆雷を投下され得る状況下で、ジグザグや上下移動をしながら、自分の位置は誤魔化し、敵の位置を素早く探知し、場合によっては、衝突も覚悟の上で緊急浮上して海上で反撃、迎撃するのが目的です。海戦では昔から、船の衝突も決定的な戦法の一つです。

 自分がジグザグ中には探知が不可能でも、航路図で敵の位置を予測し続け、ジグザグ中断後、即座に正確に探知し直すのが当然です。乗組員は何度も、その訓練を受けています。それなのに、すでに真直ぐに進んでいたことが明らかになっている「えひめ丸」の位置を、「ジグザグ中に見失った」などという米軍発表を鵜のみにしたり、ソナー探知を、「浮上しても安全な場所を探すため」とか、「衝突を避けるため」とか、いかにも、交通安全協会の言い付けを守る良い子であるかのように語ったりするのですから、「視聴料返せ!」(実は一度も払ったことはない)と怒鳴り付けたくなります。

 最後に近くなって、衝突場面の一連のCG「再現」画面が出てきました。ここでさらに、唖然、呆然、愕然、寒心の至り。おそらくは、いわゆるブラックボックスの記録を消すことが出来なかったからなのでしょうが、後ろ向きに「急旋回」したと認めているのに、この「急旋回」について、何も言わず、CG映像でも、まったく「再現」しない[2001.3.16.追記。次に追加する映像の取込みの際、ついでに見直したら、台詞がなかったので、少し誤解していた。静かに曲がって動いていた]のです。実は、2.25.テレビ朝日のスクープ21が放映された時には、まだ、「急旋回」が発表されていなかったのでした。そこで、私は、NHKがこの「急旋回」を、どう扱うかに、ほとんど唯一といって良いくらいの期待を賭けていたのですが、この始末でした。

 さらには、衝突の最後の場面では、スクープ21も別の資料映像で補ったり、操作した民間人の証言や、スタジオの実物大模型を使って、鯨ジャンプの後に「ドカン!」と激しく揺れたとしているのに、何と、鯨ジャンプがないのです。私自身が直接、インターネットで取り込んだアメリカの記事でも、30メートルも飛び上がったと書いてているのに、なのです。

 次は、追加の映像で、衝突場面を3コマにした。これで十分、「制作意図」が理解できる。


送信日時 : 2001年 3月 13日 火曜日 3:11 PM

件名 : [pmn 13855] Nスペ原潜CGの売国的犯罪的映像詐欺2.

 先に、2001.3.10.土曜日のNスペ「原潜」CGでは、原潜が下から、そおっと浮上して、えひめ丸の底にさわったことになってしまうので、売国的犯罪的映像詐欺であると告発しましたが、本日、3.13.わがホーム頁読者が、私がまだ見る機会を得ていなかった『週刊新潮』(2001.3.1)特集「鯨ジャンプは『訓練』ではない」「米メディアが報じた『原潜衝突』の真相」のコピーを、届けてくれました。

 浮上レバーを引いた実業家、ホールは、案の定、テキサスの石油関係者でブッシュの支持者だそうですが、それはそれとして、彼のNBCテレビでの証言部分について、つぎのように要約しています。

「[前略]潜水艦は急激に上昇しはじめた。水面に出たことは感じられなかったが、船首が下がりはじめた時にとても大きな音がして、艦全体が振動した」

 2001.2.25.テレビ朝日「スクープ21」では、レバーを引いたホールの録画の証言の途中に、浮上場面に資料映像の鯨ジャンプを挿入して、つぎのような訳を付けています。

「座るやいなや潜水艦は急浮上を始めた。(鯨ジャンプの挿入映像)水面に出たことは実感できなかったが、まるで飛行機の急降下のように下り始めるのが実感できた。その時、非常に大きな音がして艦全体が震えた」

 文中、「実感」の原語はfeelです。潜水艦の中にいたのだから、「水面に出たこと」を自分の目で確かめることは不可能です。しかし、緊急浮上が「鯨ジャンプ」であることは、最早、誰も否定し得ない事実です。衝突は、その後です。ほんの1秒でも浮上が遅れていたら、『タイム』寄稿記事の表現を借りると、水面から30メートルも飛び上がる「6,900トンの黒い魚雷」(6,900-ton black torpedo)が、えひめ丸の甲板を直撃し、ほとんどの乗組員を、ズタズタの死体にしていたのかもしれないのです。

 ああ、それなのに、それなのに、なんでまた、なんでまた、いつものようにか、かつての侵略戦争の時のようにか、まるで同様な調子で、平気で、「皆様のNHk」は、「日本国民」を騙す映像を、巨大な資金をふんだんに使って、CGしてしまうのでしょうか。

 と、言いながらも、気の優しい私は、猫なで声で、NHKに電話をして、視聴者触れ合いセンターではなくNスペの担当者と直接話したいと求め、応じさせ(ただし、電話だから本当かどうかは確認不能)、色々と教えてしまったのでした。それでも、まだ駄目なら、どうしたら良いのでしょうか。

以上で(その05)終わり。(その06)に続く。


(その06)悲嘆は謝罪にあらず/腑抜け日本を嘗め切る殺人原潜処理と報道に唖然
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