| ┃項目別案内┃ |
| 原子力汚染vs超々クリーン・マグマ発電 (その3)米・欧・日の3極研究が、なぜ大々的に報道されぬ? |
![]() |
1999.10.3.mail再録。
以下、まずは、 1999.10.3.pmn MLへのmailの一部再録・改訂増補です。 この際、常日頃と同様、急いで正義の味方の振りをして、中小企業のJCOとかの社長の土下座謝罪写真をデカデカと載せたり、ぐちゃぐちゃ言いながらも、実際には東京電力とかの大スポンサーには絶対に背けない大手メディアの実態を、徹底的に暴くべきだと思います。 核の「平和利用」の提灯持ちをした読売のワンマン、元警視庁特高課長、晩年に国務大臣科学技術庁長官の正力松太郎の正体に関しては、拙著『読売新聞・歴史検証』でも詳しく紹介した『巨怪伝』(佐野真一、文芸春秋、1994)を推薦します。 実は、土下座して詫びたJOCとかの中小企業よりも、つい最近でも、もっと残虐な結果を齎したばかりのユーゴ戦争、さらには湾岸戦争、さかのぼれば切りのない戦争煽動報道に、荷担し続けたというよりも、その「身の毛もよだつ」写真入り報道で発行部数を伸ばしてきた新聞などの大手メディアの正体の方が、もっと凶悪なのです。 もともと、それこそ大昔から、どの産業分野、どの公共機関にも、手抜き、ごまかし、ごますり、おべっか、賄賂、などなどが、横行しています。そういう性懲りもない自己中心の遺伝子に支配された裸の猿どもが、こともあろうに、「神をも恐れぬ」核開発などという所業に及んだのですから、むしろ、ノストラダムスの予言そこ退けの破滅的事故が起きない方が不思議なのです。 本日、1999.10.3.日経にも、「東海村臨界事故で注目度高まるが、〜〜〜新エネルギーに意外な弱点」と題する意味深の自称「スクープ」記事が出現しました。 この記事の目玉は、私が急遽送信中の「高温岩体発電」ではなくて、ドン・キホーテが巨人と間違えて突進しそうな巨大な風車、「風力発電施設」を写真入りで取り上げ、「コストも高く」とかとし、「発電量の4割を占める原子力は日本の総エネルギーの約10分の1」「新エネルギーはわずか1%」などとしています。「高温岩体発電」のコの文字もなく、わずかに「新エネルギーの種類」(新エネルギー財団まとめ)の表の中に「地熱」「地熱発電、等」と記すのみです。 結果として、「クーラー」(私は拒絶)と「暖房」(私は手製椅子式置火燵の「弱」のみ)がなければ生きていけない多数派の「ひ弱」堕落人種に、「我慢」を強いる世論誘導に荷担しています。 しかし、この記事の冒頭にも。電力事業連合会の会長の「原子力発電に対する大きなダメージは避けられない」との発言が載っています。もっと大きな、決定的なダメージに発展させましょう。上記「新エネルギー財団」の正体に関しては、次回に報告します。 ……………………………………………………………………………… [1999年7月5日発行]……[ ]内は本誌編集部の注記。『電中研ニュース』(320) [p.1] 地下の熱水貯留層を可視化する ……高温岩体発電の実現を確かなものにするために…… [目次] ■当研究所の高温岩体発電の研究 ■貯留層の広がりと流れを可視化する ■高温岩体発電の実現を目指して ●ひとこと 我孫子研究所 水理部 主任研究員 江口譲 [p.2] 1。当研究所の高温岩体発電の研究 二酸化炭素(CO2)[左の2の実物は小さい]の排出が少ないなど、環境に優しく、しかも安定した出力の得られるエネルギー源が求められています。地熱を熱源として使う高温岩体発電は、この条件を満たし、資源量が豊富で開発リスクの少ない新しい発電方式として、米国、ヨーロツパ、日本で、その実用化に向けた研究が進められています。 当研究所は地下の熱を効率よく取り出し発電に利用するため、熱水をためる貯留層を、複数造る方法を開発するとともに、水を地下に循環させて熱水と蒸気を安定して取り出すことに成功しています。しかし、実用化するためには、地下に造成したき裂がどのように広がっていて、水がどのように流れているかを、精度よく知る必要があります。このほど、岩盤が割れるときに発生する音(AE:アコースティックエミッション)の測定データから、き裂の造成状況や水の流れを視覚化する方法を開発しました。 ■高温岩体発電とは高温岩体発電は、地下深部の高温の岩盤まで井戸を掘り、この井戸を使って岩盤に高圧の水を注入する(注入井)と、水圧で岩盤にき裂が広がります。このき裂の中の水は岩盤の熱により高温の熱水になります。この岩盤のき裂が広がったところに、その熱水を取り出す井戸(生産井)を掘り、この熱水を地表に取り出して発電などに利用するというものです。そして、発電に使用した水は地下に戻します。この方法の利点は、地下に水を循環させ、岩盤の熱だけを取り出すため、温泉などへの影響がほとんど無いこと、CO2などの放出も無く環境に優しいこと、地下深部は高温の岩盤が多く在在し、資源量が豊富なこと、安定した出力が得られること……などがあります。 ■これまでの研究では当研究所では、1986年ころから、高温岩体発電が将来有望な発電方式と考え基礎的な研究を進め、1989年から秋田県に雄勝実験場を設けて研究を継続しています。1990年には深さ1,000メートルの注入井を掘り、1992年には水圧を利用して、貯留層を2段造成することに、世界で初めて成功しました。 1993年には深さ1,100メートルの熱水を取り出すための生産井を新たに掘り、この井戸の間で循環試験を行い、1995年には水を注入して165℃の熱水と蒸気を連続して取り出すことができました。 そして1996年からは、貯留層内のき裂の造成状況や、熱水の動きを解析する方法の研究を進めています。 [図:1]雄勝実験場の概念図と実験場の地点[省略] [p.3] 貯留層の広がりと流れを可視化する ■貯留層の広がりをとらえる 高温岩体発電に利用する熱水を安定して取り出すためには、造成した貯留層の広がりを把握する必要があります。そのため当研究所は、高圧の水を地下の岩盤に注入し、岩盤のき裂が広がるときに発生する音(AE)をとらえて、き裂の位置とその広がりぐあいを推定する方法を採用しています。雄勝実験場では、井戸周辺の半径1,200メートルの範囲にllヵ所の観測点を設け、AEセンサーを配置しています。 AEの観測結果を解析したところ、下段のき裂は注入井から北に1,000メートル伸び、上段のき裂は東に800メートル伸びていると推定できました。このき裂を3次元で表示する工夫により、地下での貯留層の造成状況が直感的に理解できるようになりました。 ■注入した水の流動解析手法を開発地下での水の動きを予測するためのモデル、すなわち注入した水の流れを解析する手法(GEOTH3D)を開発しました。この解析手法の最大の特徴は、井戸の周りの水の通りやすさを表わす透水係数の分布を、水圧で破砕した時のAEの測定結果を用いて決めていることです。これに着目したことにより、地下の水の動きなどを正確に表現できるようになりました。 そこで、このGEOTH3Dの妥当性を確認するために、1995年の雄勝実験場での30日間の循環試験のデータを使い、水の回収率を解析してみました。その結果、注入した水の量と、生産された熱水の量との時間的な変化は、実験結果と解析結果でほぼ一致しました。 [図:2]雄勝実験場で測定したAE発生点の分布[省略] (CGは、電中研、日立、DCCの共同制作) [グラフ]各井戸での流量変化[省略] (解析結果と実験結果の比較) [p.4] 3。高温岩体発電の実現を目指して ■GE0TH3Dで井戸の設計を支援する 地下の水の流れなどは、地上から直接測定したり、目視したりすることは現在のところ不可能です。そのため、GEOTH3Dで得られる計算結果は、地下の流れなどを知る唯一の方法となります。特に、新しく掘る井戸の位置や、その深さをどうしたらよいかなど、水の回収率の向上を図るための詳細な検討に役立ちます。 そこで、このGEOTH3Dを用いて、掘る位置や井戸に注入する水の圧刀など、さまざまな条件を与え、地下の流れや回収率の改善効果について試算してみました。その結果、新たに生産井を掘った場合の回収率は、水の圧力などの条件にもよりますが、現在の回収率にくらべて最大1.7倍の向上が期待できそうです。 [図:3]注入した水の流れ方(新生産井を掘削した条件で解析した結果[略] ■新たに生産井を1本追加掘削します 今後は、これらの成果をもとに、1999年8月から2000年5月までの予定で、深さ1300メートルの井戸を新たに掘り、これまでに推定している地下の熱水の流れの状況の確認を行います。 その後、この井戸を新しい生産井として利用し、水を実際に回収します。この結果をGEOTH3Dの予測結果と比較し、予測の妥当性を評価します。一方、汲み上げポンプなどを井戸に組み込むと回収率が現在の2倍程度に上がると予測されていますので、このような補助装置による回収率向上方策の具体化を検討します。これらの実験と検討により、多段貯留層・複数生産井方式による熱抽出の成立性の実証を進め、高温岩体発電の早期実現を目指します。 ●ひとこと 我孫子研究所 水理部 主任研究員 江口 譲 これまで私が携わってきた“地上の”熱流動現象に比べて、地下の熱流動現象は直接観測できないためとらえどころのない面もありました。しかし、所内外の地質の専門家や前任者などの協力を得て、回収率などの予測が可能となりました。 今後は貯留層から高温水を抽出できる寿命年数をこのGEOTH3Dを使って評価したいと考えています。 [中略……テーマが異なる既刊ニュースの案内] 1999年7月5日発行 〒100-8126(財)電力中央研究所 広報部 東京都干代田区大手町l-6-1(大手町ビル7階) TEL.(03)3201-6601 FAX.(03)3287-2863 http://criepi.denken.or.jp/index-j.html E-mail: www-pc-ml@criepi.denken.or.jp ……………………………………………………………………………… 以上で:3終り。:4に続く。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ┃憎まれ愚痴入口┃木村書店┃上に戻る┃ | ┃戻る┃亜空間通信┃メール┃ |