┃憎まれ愚痴入口木村書店戻る┃  第4章┃2┃

詳細目次
はしがき
序章
第1部:解放50年式典が分裂した背景
  第1章
  第2章
第2部/冷戦構造のはざまで〜米ソ賛成、アラブ総反対のパレスチナ分割決議の背景〜
  第3章
  第4章
第3部:隠れていた核心的争点
  第5章
  第6章
第4部:マスメディア報道の裏側〜無意識の誤解からテロによる言論封殺まで〜
  第7章
  第8章
終章:核心的真実〜または人類史の最後にしてほしい情報操作の本音の真相〜


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『アウシュヴィッツの争点』
ユダヤ民族3000年の悲劇の歴史を真に解決させるために
(32)
第2部 冷戦構造のはざまで
〜〜米ソ賛成、アラブ総反対のパレスチナ分割決議の背景〜〜
第4章:イスラエル・コネクションの歴史的構造 2/9

『週ポ』Bashing反撃)

ユダヤ系富豪に再選の運動資金をあおいだトルーマン大統領

 翌一九四八年五月、トルーマン大統領がイスラエル国家の承認にふみきるさいには、元ニューヨーク・タイムズ記者ジョージ・レストンの「回想録」(『朝日ジャーナル』92・2・7)によれば、もっとも重要な閣僚だった国務長官ジョージ・マーシャル元帥が、「すかさず」反対したという。しかも、……
「反対したのは彼だけではない。ディーン・アチソン、ロバート・ロベット国務次官、ソ連問題専門家のジョージ・ケナン、E・ボーレン、ジェームズ・V・フォレスタル国防次官、それに当時国務省国連担当室長だったディーン・ラスクがいた」
 レストンによると、マーシャル元帥は「トルーマンが『生あるアメリカ人で最も偉大な人物』とみなしていた」ほどの、当時のアメリカで最有力の人物だった。そしてこの元帥は、「イスラエル承認」問題について、トルーマンが「一九四八年の大統領選挙で勝利するため」に「『見えすいたごまかしをした』と考えていた」という。
 トルーマンは一九四八年秋に再選されるが、そのさいの政治資金をユダヤ系富豪のフェインバーグにあおいでいた。ユダヤ系アメリカ人のジャーナリスト、セイモア・M・ハーシュは、イスラエルの核兵器開発とアメリカ政府の「見て見ぬふり」のダブル・スタンダード政策を暴露した好著、『サムソン・オプション』の中で、フェインバーグをつぎのように紹介する。
「下着とアパレルで財をなしたニューヨークの実業家で、一九四八年の大統領選挙では敗色濃厚だったハリー・S・トルーマンに選挙運動資金を提供した。一九六〇年の大統領選挙では、民主党にとってユダヤ人支持者のなかでおそらくもっとも重要な人物になっていた。主張は明快だった。資金を提供しましょう。民主党のみなさま、今後もイスラエルを支援して下さい」

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