『亜空間通信』2001.10.15:42号

テロと決めつけ議論に観客の「直感」の程度の掌握が手品師の基本条件と注意

送信日時 :2001年 10月 15日 月曜日 7:25 PM

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『亜空間通信』42号(2001/10/15)
【テロと決めつけ議論に観客の「直感」の程度の掌握が手品師の基本条件と注意】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本通信の会員から勧められて、オウム真理教問題で登場した評論家、有田芳生さんが主宰する「ほろ酔い掲示板」を覗き、投稿をしている。以下のURLである。

 http://www80.tcup.com/8008/yoshifuarita.html

 この掲示板への書き込みの内から、二つを個人名は「?」仮名にし、若干の校正改訂をして紹介する。

「い」さんと「ろ」さんへ、観客の「直感」の程度の掌握が手品師の基本条件

(ずずーっと探して誰か発見できず諦めました)「い」さん曰く: >あのシーンを見た時に僕は----自爆テロを直感し、恐怖感が先に来ました。 >「狂ってる。余りにも狂ってる。」と。

「ろ」さん曰く: > うん、まったく同意。

 以上のやり取りは、多分、日本人の大多数の反応でしょう。ところが、私は翌日、以下に入れた『亜空間通信』4号(2001/09/12)【アメリカへの同時多発「ゲリラ攻撃」をどう見るか】を発表しました。

 glo-65.html

 簡単に言うと、最近頻発する「ラディン」説事件についてはすべて証拠不十分なのですし、ずっと前にフランスの「中道右派」と分類される高級紙にすら、イスラエルが何か国際法蹂躙の暴虐行為を働く度に、その報道を隅に追いやるような「ユダヤ人への襲撃」事件が起きるから、これは「法則」と見なせるという主旨の寄稿が載っていたのです。

 私の「直感」もしくは主張は、まず、「偽」イスラエルの秘密情報機関、モサドの謀略を疑えです。特に「ラディン」説事件の数々は、規模と殺傷の程度が高いのですが、いずれも本来の敵の「偽」イスラエルへの攻撃になっていないことが特徴で、アメリカ人を怒らせることが目的と考えると、辻褄が合ってくるのです。

 湾岸戦争以来の付き合いの知る人ぞ知る某女性は、保母さんだったので、イラクの子供を助けたい一心で、必死にカンパを集めてイラクの子供に救援物資を送り、自分もミルク粉などと一緒に数十回現地に行ってますが、私の主張と同じ「直感」を覚えたと言ってます。アラブ・イスラム圏の多数派の人々も同様のようです。

「直感」とか「勘」とかは、それまでの人生の「学習」による即座の判断であって、育った環境が違うと違う反応になります。盲信してはなりません。手品師は立派な職業ですが、同じ技術に長けた詐欺師、多くの政治家、その他諸々の食わせ者たちは、普通の人の普通の「直感」的反応を知り尽くしていて、騙し続けるのです。

 3流国家の日本も、日露戦争の時には明石大佐に膨大な国家資金を使わせて、ロシアの社会主義革命家たちの暴動を組織しました。戦争に勝つためには手段を選ばないのです。満州某重大事件を筆頭とする謀略には、中国人を手下に使ったりしています。「い」さん「ろ」さんは、「恐怖」「狂ってる」と感じたようですが、アラブ・イスラム系の「確信犯」と思い込み、報復攻撃支持に回る人が非常に多いので、彼らは悪質な詐欺に引っ掛かったのではないかと、私は冷静に考えるのです。

 私の考えと資料調査分析は、以下に入ってます。

 conspiracy.html(911事件「イスラエル関与疑惑」総覧)

 もっとも、昨晩も、私の地元の武蔵野市の人から、武蔵野市の「反体制派」、特に日本共産党系は、私が「ガス室の嘘」を主張するような奴だから「信用するな」と迫られたと聞きました。

 私に言わせれば、都合の悪い言論への弾圧以外の何物でもない『マルコポーロ』廃刊事件以来、6年も経って、『週刊ポスト』謝罪事件もあり、しかも今の今、「偽」イスラエルの極右振りがここまで明らかになっているのに、悪質な手品の「ガス室の嘘」を理解しようとしないような「思い込み」人種に何が分かるか、というところなのですが、そう言うと刺激が強すぎますかね。

 次は、その「日本共産党」への批判を強めている「は」さんとのやり取りである。

 今時の若者から「字ばっかりのホームページ」などと言われて、かえって意地を張って、どうせ糞爺だと居直り、電網宝庫とか電子手紙広場だとか、亡国植民地根性片仮名語排撃運動を展開したりする可愛い名前の「愛二」です。読んで字のごとく封建的秩序の下で生まれた次男です。

 で、「は」さんから、以下の御言葉を頂きました。

「元日本共産党『二重秘密党員』の遺言」はだいぶ前にダウンロードして全部読ませていただきました。「カール・マルクス徹底批判序説」はまだ拝見していません。これはどのURLに行けば読めますか?

 いずれも、まとまりのない紆余曲折だらけの随想ですが、無料公開ということで、お許し下さい。後者は以下です。

 marx-hihan.html(カール・マルクスとその亜流の暴力革命思想への徹底批判序説)

 この二つの連載には、かなりの現役日本共産党員の読者がいまして、私個人宛の通信も頂いています。特に現在、日本共産党の中央が処分攻撃を始めている「さざ波通信」関係者が、早い時期から読んでいるようです。

「さざ波通信」編集部とは面識はありませんが、私が電網上でその一人と接触した時、すでに読んでいると答えました。「さざ波通信」は、このキーワードですぐ捜せます。

 しかし、日本共産党の中央は、私に対して「裏切り者」呼ばわりはしてきません。私も、特に現在の日本共産党の中央のみを批判するのではなく、諸流派をまとめて批判し、上記の「カール・マルクス徹底批判序説」を開始し、マルクスの若気の至りの過ちのプルードン批判に遡り、不良少年から不良老年まで全部まとめて面倒を見ようと志しているので、下手な真似はできないでしょう。

 日本共産党の中央には、実のところ、過去も現在も、労働現場の熾烈な戦いを経験した歴戦のつわものは、全くいないのです。頭でっかちの子供のままの集団でしかないのです。すこしはましな連中を、きたるべき日本共産党の崩壊後、すこしはましな連中を拾って鍛えてやろうかとも思いつつ、今年の夏に遅れ遅れの僅かばかりの年金が出始めたのを投入して、武蔵野市の中央部に砦を築きました。

 その砦への御案内は、地図付きで下記に入っています。

 kirabosi.html(2007年別場所へ移転)


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