『亜空間通信』712号(2003/12/25) 阿修羅投稿を再録

奥大使の左頭部5発の銃弾と公用パソコンが死後24日目に出現した意味は日本の国連外交思想抹殺

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『亜空間通信』712号(2003/12/25)
【奥大使の左頭部5発の銃弾と公用パソコンが死後24日目に出現した意味は日本の国連外交思想抹殺】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 私は、本日(2003/12/25)早朝、自宅で購読中の唯一の日刊紙、日経の朝刊を広げて、うむ、やはりか、と唸った。幸か不幸か、また当たってしまった。「当たった」予測を昨晩用意していたことは、本通信の後半を読めば、納得頂けるであろう。

 私は、奥大使らの惨殺事件の直後、日本担当の米国務副長官、アーミテージが、日本政府に「脅しを入れた」に違いないと推測していたのである。その「脅し」の文句、多分、「俺に相談せずに余計なことを、べらべらしゃべるな」の「釘差し」によって、外務省は「金縛り」状態に陥り、無様な正体を晒したのである。

 以下、2つのわが投稿を列挙する。最初は、本日早朝の投稿である。

1)・・・・・・・・・・・・・・・・

---------- 引用ここから ----------
日経【日本の安全保障、国連より日米安保重要・米国務副長官】奥大使殺しの本音が出た!
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/361.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 25 日 07:34:48:CjMHiEP28ibKM
日経【日本の安全保障、国連より日米安保重要・米国務副長官】

さあ、ついに、奥大使殺し悪党どもの本音が出た!

アーミテージは、統一協会ドップリ、最悪の破落戸、蛸坊主なり。

奥大使は、『外交フォーラム』11月号などで、イラク復興における国連の重要性を主張していた。

私は、別途、この点への注目を、何度も強調している。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20031225AT2M2401B24122003.html
主要(一面トップ記事)
日本の安全保障、国連より日米安保重要・米国務副長官

 【ワシントン=森安健】アーミテージ米国務副長官は23日、日本経済新聞社のインタビューに応じ、日本が自衛隊のイラク派遣を決定したことは日米同盟関係を強化すると高く評価した。日本国内には「国連重視」を求める声があるが、「日本の安全保障の第一に来るのは国連ではなく日米安保関係だ」と指摘し、日米関係を最優先するよう求めた。日本がイラクの大幅な債務削減に応じることにも強い期待を示した。

 副長官は自衛隊派遣について、日本が国際社会で役割を果たす意義の大きさを強調した。日本では国連のイラク関与が拡大しない限り派遣すべきではないとの意見もあるが、「日本が戦後に署名した最も重要な公文書は日米安保条約だ。国連憲章は2番目だと思う」と述べ、日米関係が時には国連との関係を超越するとの考えを示した。(07:06)
---------- 引用ここまで ----------

 次は昨晩、本通信の準備中の投稿である。

2)・・・・・・・・・・・・・・

---------- 引用ここから ----------
「奥大使の左頭部に5発の銃弾」(週刊ポスト)が本当なら走行中銃撃説はすべて不成立
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/345.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 24 日 22:52:43

「奥大使の左頭部に5発の銃弾」(週刊ポスト)が本当なら走行中に銃撃説はすべて不成立となる。

簡単すぎるようだが、過去の謀略事件の真相解明の決定的な契機は、ほとんどが、このような証拠の発見なのである。

---------- (この投稿の中での)引用ここから ----------
2004年1月1・9日号 <TWPレポート>小泉官邸がひた隠す[中略]殺害された奥大使の公用パソコンの行方
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/118.html
投稿者 ひろ 日時 2003 年 12 月 21 日 10:22:30:YfXbGWRKtGRPI
(回答先: 昨晩、電車の中吊り広告で週刊ポスト「奥大使の公用パソコン行方不明」の見出し。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 21 日 08:53:14)

[中略]

 奥大使と井ノ上書記官の遺体はいったん米軍が収容し、クウェート経由で12月4日に日本に帰国した。警視庁はその日のうちに検死を行ない、翌5日に奥大使は慶応大学、井ノ上書記官は東京大学で司法解剖が行なわれた。

 その後ただちに、首相官邸と外務省に奥大使の死因について驚くべき報告があげられた。事件の処理にあたった政府中枢筋の証言である。

「奥大使の遺体にはいくつもの銃創があり、病院で亡くなったのではなく、即死に近かったと判明した。問題は頭部の被弾箇所だ。奥大使は頭の左側に5発の銃弾を受けていた。走行中に並走する車からマシンガンなどで撃たれたのなら、急所に正確に5発も命中するとは考えられない」
[後略]
---------- (この投稿の中での)引用ここまで ----------

---------- 引用ここまで ----------

 この事件の情報は、非常に錯綜している。だから、以下、本通信の表題の内の「奥大使の左頭部5発の銃弾」、「公用パソコン」、「日本の国連外交思想」にかかわる既存情報だけを、抜粋して紹介する。そのそれぞれの全文は、URLを叩いて直接訪問し、確かめられたい。

1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・

---------- 引用ここから ----------
2004年1月1・9日号 <TWPレポート>小泉官邸がひた隠す[中略]殺害された奥大使の公用パソコンの行方[]
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/118.html
投稿者 ひろ 日時 2003 年 12 月 21 日 10:22:30:YfXbGWRKtGRPI
(回答先: 昨晩、電車の中吊り広告で週刊ポスト「奥大使の公用パソコン行方不明」の見出し。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 21 日 08:53:14)

[中略]

 奥大使と井ノ上書記官の遺体はいったん米軍が収容し、クウェート経由で12月4日に日本に帰国した。警視庁はその日のうちに検死を行ない、翌5日に奥大使は慶応大学、井ノ上書記官は東京大学で司法解剖が行なわれた。

 その後ただちに、首相官邸と外務省に奥大使の死因について驚くべき報告があげられた。事件の処理にあたった政府中枢筋の証言である。

「奥大使の遺体にはいくつもの銃創があり、病院で亡くなったのではなく、即死に近かったと判明した。問題は頭部の被弾箇所だ。奥大使は頭の左側に5発の銃弾を受けていた。走行中に並走する車からマシンガンなどで撃たれたのなら、急所に正確に5発も命中するとは考えられない」

[中略]

 事件発生翌々日、バグダッドの日本大使館から外務省に極秘公電が入った。その内容は官邸に伝えられたが、自衛隊派遣の閣議決定を目前にしていた小泉首相をはじめ関係閣僚は悚然とした。

[中略]

 極秘公電の内容とは、奥大使のパソコン紛失問題だったのである。

[後略]
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・・・・・・・・

---------- 引用ここから ---------- 
実行犯支援の男 特定 日本人2外交官殺害(東京新聞)
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/254.html
投稿者 エリヤ 日時 2003 年 12 月 23 日 13:12:28:bY4rr6bva7sJk

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20031223/mng_____kok_____003.shtml
[中略]
事件後に紛失していた日本人外交官の携帯パソコンについて、地元住民からイラク警察署へ届けられていたことが分かった。直後に通りかかった住民が車内から盗み出したという。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

3)・・・・・・・・・・・・・・・・

---------- 引用ここから ----------
「イラク派兵 外務省”偽りの美談”」『週刊現代』特集から一部抜粋
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/211.html
投稿者 縄文人 日時 2003 年 12 月 22 日 22:58:39:bfek92EqWeCqg
[中略]
外務省はアメリカの意向を官邸に伝え、そして官邸はその意向を忠実に行動してきた。
「今回の閣議決定前に外務省サイドは小泉首相に、『自衛隊を派遣しなければ米国側から、総理大臣、辞めてくれという話が出るだろう』という警告をしていました」(全国紙政治部記者)

アメリカという虎の威を借りて官邸を操る外務省、これでは誰のための外交なのか、分からない。さらに外務省は、襲撃された二人の外交官の死すら利用して、外務省批判を封じる動きを見せている。
(略)
しかし、二人の死を背景として自衛隊のイラク派兵が押し進められ、外務省批判が封殺されたとしたら、これは極めて危険な動きと言わざるをえない。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 私は、すでに何度か、奥大使が殺されたのは、彼が、外務省が「編集協力」の関係にある『外交フォーラム』2003年11月号の論文に見られるように、イラク復興における国連の役割を強調していたことにあると論じてきた。
 
 週刊ポスト記事が信頼できると仮定すれば、「奥大使は頭の左側に5発の銃弾を受けていた」ことになる。これは尋常ではない。この残虐な殺し方には、奥大使の「頭脳」を破壊し尽くしたい衝動が感じられる。

 その頭脳に入っていたに違いない「思想」は、敗戦国の日本人に特徴的な「国連中心の外交思想」である。

 しかも、本通信の冒頭に引いたアーミテージ発言が如実に示すのは、この「国連中心の外交思想」が、基本的には、日本の外務省の主流の思想だったことなのである。

 そのことは、以下のような、(外務省編集協力による)『外交フォーラム』2003年11月号そのもの、「特集:国連は必要とされているか」の目次が、明確に立証しているのである。

 ---------- 引用ここから ----------
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/pr/pub/forum/forum_03.html#2003_11
2003年
[中略]
[11月号]特集:国連は必要とされているか
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談話室 第67回 国際公共秩序の構築のため、国連の効用は大きいのです/原口幸市
座談会 21世紀の国連と日本外交/大島賢三、村田晃嗣、森本 敏、笹島雅彦
岐路に立つ国連 これからの安保理改革と日本の進む道/神余隆博
特別インタビュー だからアメリカも世界も、まだ国連を必要としている/シャシ・タルール
《コラム》世界平和のために命を賭した国連職員たち
両面神(ヤヌス)「米『国』連」の離れえぬ宿命/鈴木美勝
イラクの戦後復興における国連/奥 克彦
国連外交・国際協力の現場から
人クローンを規制するルール作りへの道のり/井内由美子
平和構築における国連PKO/池邉英雄
イラクでの国内避難民緊急支援事業/三好正規
世界に広がる日本人国連職員マップ
国連・国際機関職員になるためには/外務省国際機関人事センター
国連大使公邸を訪ねて
新連載第一回 東ティモール便り
デメロの「国づくり」の軌跡をみる/ 旭 英昭
日米交流150周年記念シリーズ その4
ヴィジュアライジング・カルチャーの試み
黒船祭り20周年を迎えて/西林万寿夫
新連載小説 デステニィ/麻生 幾
米国憲法で読むアメリカン・ストーリー 第24回
ニューディールと憲法革命 その1/阿川尚之
ルモンド物語 第5回 看板記者ロベール・ギラン/倉田保雄
カラー・グラビア 大学ゼミ訪問 第59回 専修大学 佐島直子ゼミ
第13回 カラー・グラビア&読み物 外交としてのワードローブ レースからカフリンクスへ/中島 渉
悲観・楽観・世界観/千野境子
巻頭随筆/伊奈久喜/春海二郎
書評フォーラム 選評 星野俊也
『沖縄問題の起源』
『冷戦史』
『静かなる戦争』
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 さてさて、このような状況を踏まえてこそ、以下のわが企画が設定されたのである。

 なお、元外務大臣が始めた勉強会の流れを汲むワールド・フォーラムでは、通常、会員以外は参加費5,000円のところ、今回の特殊な主題に鑑み、会場費・資料代2,000円とした。

 配布資料の中心として、私は、急遽、緊急出版、『奥大使ら殺人事件の背後に隠された米英イスラエルの必殺突撃隊クルド地帯「人道支援」の大嘘』(木村書店から来年1月末までに発行、定価700円)の準備を始めた。

---------- 引用ここから ----------
講師決定
天木 直人 氏
“勇気ある真の外交官”
(前駐レバノン日本国特命全権大使)

ワールド・フォーラム
来春・2004年
1月例会 特別講演 の御案内

テーマ:
小泉イラク外交徹底批判
犠牲 奥大使・井上一等書記官殺害事件
自衛隊のイラク派兵を前に
日本外交のあり方を問う

日時: 2004年1月30日(金)  18:30 - 21:30
場所: 代々木倶楽部(旧新日鉄新山谷寮) 大講堂(150人収容)
    渋谷区代々木3-59-9   TEL.(3370)3141
地図:http://www.jca.apc.org/~altmedka/yygiclub.jpg

会場費・資料代: 2,000円
ワールド・フォーラム1月例会に御出席いただける方は、下記宛御連絡下さい。
ワールド・フォーラム代表幹事 佐宗邦皇 FAX(3353)5947 E-mail:
sasokunio@hotmail.com
ワールド・フォーラム ホームページ:http://www.worldforum.jp
---------- 引用ここまで ----------

 以上。


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