『亜空間通信』1048号(2005/07/08) 阿修羅投稿を再録

創価学会・公明党批判で訴えられた平野貞夫議員には小泉レイプ事件質問の恩義あり当然加勢する

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『亜空間通信』1048号(2005/07/08)
【創価学会・公明党批判で訴えられた平野貞夫議員には小泉レイプ事件質問の恩義あり当然加勢する】
(長文・投稿は抜粋)

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 平野貞夫議員にはの国会質問の恩義があるのだが、その件は末尾に記す。平野貞夫議員に関する事件で、一昨日(2005/07/06)、以下のフォロー投稿をした。

略称「神崎セクハラ事件」とする。「小泉レイプ事件」原告・木村愛二
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/399.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 7 月 06 日 23:22:58: CjMHiEP28ibKM
(回答先: 神崎代表 名誉毀損で平野氏ら告訴 事実無根の「セクハラ」記事で/公明に対する選挙妨害 訂正と謝罪も要求 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 7 月 06 日 22:03:55)

 こちらは、略称「神崎セクハラ事件」

「小泉レイプ事件」原告・木村愛二

 公明党・創価学会の背後には「池田大作レイプ事件」あり。これは略称「池田レイプ事件」とする。

 わがフォローの元の投稿は以下である。

神崎代表 名誉毀損で平野氏ら告訴 事実無根の「セクハラ」記事で/公明に対する選挙妨害 訂正と謝罪も要求
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/396.html
投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 7 月 06 日 22:03:55: Lif1sDmyA6Ww.

公明党 http://www.komei.or.jp/ から
http://www.komei.or.jp/news/daily/2005/0628_02.html より引用

神崎代表 名誉毀損で平野氏ら告訴
事実無根の「セクハラ」記事で
公明に対する選挙妨害 訂正と謝罪も要求

公明新聞:2005年6月28日付
 公明党の神崎武法代表は27日、講談社発行の「週刊現代」が「神崎武法『向島醜聞』告発の行方」との表題で、神崎代表が向島の天ぷら料理店で女性にセクハラ行為を行ったとの平野貞夫氏による虚偽の発言を一方的に掲載したことに対し、「全く虚構の事実をあたかも真実であるかのように記載して名誉を著しく棄損した」として、名誉棄損罪で「週刊現代」発行人・渡瀬昌彦氏らと、同記事で虚偽の事実を述べた平野氏について、東京地方検察庁に告訴状を提出した。

 また、同記事のもととなった平野氏の著書である「公明党・創価学会の真実」については24日に、同じく名誉棄損罪で、著者の平野氏と発行人である講談社・野間佐和子氏について東京地方検察庁に告訴状を提出した。

 さらに公明党の漆原良夫広報委員長は27日午後、講談社「週刊現代」の編集部を訪れ、抗議文を渡した。

 抗議文では、神崎代表に関する記述に関して、22日の同編集部からの質問に対し、23日に神崎代表に確認のうえ「全く事実無根であり、怒りを禁じえない。直ちに刑事告訴する」と文書で回答したにもかかわらず、神崎代表の名誉を著しく棄損する平野氏の主張をそのまま一方的に掲載しており、「余りにも偏った無責任な編集態度」と糾弾。

 また、同記事が公明党について、「公明党執行部は過激なサービスを行う新宿の韓国料理店が大のお気に入りだった」「当時の公明党議員はマドリッドで買春行為に耽った」などと、公明党に何らの取材要請もないまま、平野氏の一方的な主張を記載したことに対しても、「公明党として調査した結果、全く事実に反する」と指摘。

 そのうえで、都議選の期間中に神崎代表と公明党関係者の事実無根のスキャンダル記事を掲載し、新聞広告、中吊り広告で喧伝することは、「公明党に対する重大な選挙妨害であり、断じて許されることではない」と厳重抗議し、該当記事の訂正と謝罪を求めた。


平野氏が名誉毀損なら、第三文明は何罪ですか?
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/400.html
投稿者 貧乏ひま人 日時 2005 年 7 月 06 日 23:23:43: kl.TY7VGYtwLI

(回答先: 神崎代表 名誉毀損で平野氏ら告訴 事実無根の「セクハラ」記事で/公明に対する選挙妨害 訂正と謝罪も要求 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 7 月 06 日 22:03:55)

 それにしても「自分のことは棚に上げてよく言うよ」・・・

としか言いようがないですね。

 都議選投票前に「第三文明」の電車の吊り広告を見た人は「あきれてものも言えない」と思いますよ。「不祥事がとまらない民主党」でしたっけ?自分のところが刑事告訴されたら、「法難」だの「宗教弾圧」といって逃げるのは見え見えなんですけど。

 不祥事がとまらない民主党と言うのなら、その前に「刑事事件が絶えない創価学会員」という記事を掲載しないのはなぜ?学柏で女性を殺害して水田に遺棄した男も、板橋区で両親を殺害した少年も、ともに創価学会員だったという事実は伝えないんですか?

 殺人以外でもここ何ヶ月かで、現職区議の収賄、犯行当時現役だった学会員の巨額詐欺事件。そのうち都議選で選挙違反が何件出るか見ものなんですけど。会員の皆さんよ、よーく社会勉強しなきゃだめですよ。

 以下は、別人のフォロー投稿である。平野貞夫議員の創価学会・公明党批判の言動を、高く評価している。

まさに「平成の言論出版妨害事件」 -古川利明の同時代ウオッチング
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/398.html
投稿者 レイ 日時 2005 年 7 月 06 日 23:07:42: mRt2rX4ca0PnA

(回答先: 神崎代表 名誉毀損で平野氏ら告訴 事実無根の「セクハラ」記事で/公明に対する選挙妨害 訂正と謝罪も要求 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 7 月 06 日 22:03:55)

http://toshiaki.exblog.jp/m2005-06-01/

2005年 06月 29日

神崎武法(=池田大作)の取った平野貞夫氏&講談社に対する名誉毀損刑事告訴は まさに「平成の言論出版妨害事件」である

 さて、気がつくと、今年も6月が終わろうとして、早いもので、1年の折返点にさしかかろうとしています。

 巷では、どうでもいいサル芝居である、例の「郵政民営化法案」のゴタゴタに、大バカな大新聞は相変わらず、踊りまくっていますが、世の中、もっと重要で深刻な出来事(事件!)が起こっています。今回もそれを書きたいと思います。

 いよいよイケダモン大先生が、その総力を挙げて「絶対に勝て!」とアジを飛ばしまくっている東京都議選の告示日に、ぬあんと、小沢一郎の懐刀だった平野貞夫氏の著となる本が2冊、講談社より上梓されました。タイトルは「公明党・創価学会の真実」と「公明党・創価学会と日本」です。

 んで、この月曜日(6月27日)に発売となった週現では、その「~真実」の中でも平野氏が記している通り、細川連立政権から新進党時代に行動を共にした神崎武法の、向島での天麩羅屋Kにおける、女性コンパニオンに対する「大セクハラ行為」をスクープ告発しました(#記事を読む限りでは、相当、エグいことをやっとるって感じやな)。

 ところが、「そんなセクハラはイカンザキ」こと、公明党代表の神崎武法が、即刻、刑法の名誉毀損罪で東京地検に刑事告訴するという、「大暴挙」に出ました。

 ちなみに、単行本については、店頭に並んだ6月24日の時点で、週現の記事については、発売当日の27日に、それぞれ平野氏と講談社を相手取り、即、スコーンと刑事告訴したとのことです。

 私もさっそく、この2冊を手にとってざーっとですか、目を通してみました。

 非常に、緻密に、丁寧に書かれている本だと思います。相当、ディープな情報も盛り込まれており、PKO法案から細川連立政権時代、さらには新進党時代のマルハム&イケダモン大先生のウラが、かなり明るみになっています。

 「学会おたく度」でいうと、これはあまり知識のない素人がカンタンに読める初級レベルではなく、やはり、信濃町について、ある程度の基礎知識があった方が、そのまだ本には書いていないウラの部分までをも読み込むことができます(宣伝がてらに言いますと、私の創価学会3部作のうち、「システムとしての創価学会=公明党」「シンジケートとしての創価学会=公明党」の2冊を読んでから、さらにこの平野氏の2冊を読むと、理解度が断然アップします)。

 その意味では、「中級以上」というか、どちらかというと、玄人向きの本ではあると思います。

 私が読んだかぎり、いちばんインパクトがあったのは、例の「藤井富雄―後藤忠政」の「密会ビデオ」の件でした。

 これにはやはりオモテに出せないかなりディープなウラがあって、これに対する脅しも、イケダモン大名誉博士を自民党との連立に引っ張り込む大きなファクターの一つにはなっていたんだろうなあ、ということがわかります(魚住昭氏の例の「野中広務本」よりも具体的なディティールが記されている)。

 ただ、当時の自民党が「大作殺し」として用意していたのは、この密会ビデオだけではないんですよね。

 当時、与謝野馨が座長として動いていたワーキングチームがまとめていた「宗教基本法」(=創価学会対策法)の存在も、かなり大きいんですよね(これについては詳述しているヒマがないので、興味のある方は拙著『カルトとしての創価学会=池田大作』の108ページ以降の記述をお読み下さい。#その与謝野馨が今や信濃町の票乞食となって、政調会長として古賀誠と二人三脚で「イケダモン大擁護法」制定に血道を上げとるんやから、もはやギャグやで)。

 こうやって、1本だけでなく、2重、3重にも(あと、イケダモン大先生の国怪証人喚問)ミサイルを用意していて、「こいつらとケンカするぐらいなら、組んだ方がマシ」と、イケダモン大先生も自民党にスリ寄っていったわけですから(笑)、まあ、それと同じように何重にも罠を仕掛けていく手法で、99年の与党入り以降は「言論出版妨害システム作り」をやっているわけです。

 それが、池田大作情報保護法(=個人情報保護法)の制定であり、名誉毀損訴訟の賠償金高額化、さらには、都議選後に国怪に上程されるであろう、池田大作擁護法案(=人権抑圧法案)であるわけです。

 ちなみに、個人情報保護法については、国怪審議などの一連のストラグルにおいて、旧法案にあった、名誉毀損訴訟で、裁判長に勝訴判決を書きやすくさせるのが目的の「基本原則」を撤廃させています。

 さらに、法律の「適用除外」の中に、確かに「出版社」と明記されなかったとはいえ、「新聞社」「放送局」「通信社」とともに、出版社も含む形で「その他の報道機関(報道を業として行う個人を含む)」もハッキリと明記されています。

 こうした法案修正のプロセスで、牙をへし折っているわけですから、少なくとも、私のような「報道を業として行う個人や組織」(この場合、「業」とは反復継続して行っているという意味であって、金儲けのための「商売」としてやっているかどうかは関係がない)が、「志」を持ってジャーナリズム活動を行っている限りにおいては、この個人情報保護法をそう勝手に「池田大作情報保護法化」させることは、できないのです(#だから、これを「言論出版妨害法」として発動させるには、よっぽど連中がハラを据えて本気でかからんとアカンわけや)

 さて、これから本題のイカンザキ君の「刑事告訴」に行きますが、まず、私がビックリしたのは、連立与党の党首が出版社というジャーナリズム活動を行っている報道機関(それも講談社という大メジャー出版社)と、さらには平野氏という参院議員を2期も務めた著名人を相手に刑事告訴しているのも関わらず、大新聞が1行が報じていないというのは、どういうことか、です(もしかしたら、私の目が悪くて、見落としている可能性もあります。万が一、朝、毎、読等の大新聞で、「神崎、刑事告訴」の記事を見た人は、ご一報下さい。私は丹念に見たツモリですが、どこにも発見することはできませんでしたので)。

 似たようなケースとして、タフと山田かな子との情事を、W文春がスッパ抜いたときは、タフは「事実無根」だとして(笑)、民事での名誉毀損訴訟を起こしましたが、そのとき、大新聞はこのことを一斉に大々的に報道しました。

 ところが、今回は大新聞はなぜか、1行も報じておらず、私はある学会おたくからの指摘で初めて気がついたのですが、やっとこさ公明党のホームページ(&28日付け公明新聞)でそれを知りました。

 確かに、公明党のホームページは、一般の人でもアクセスできますが、公明新聞は学会員の中でも、とりわけ、現在、都議選のF票取りにはいずり回っている、いわゆるAランクの「活動家」と呼ばれるような層しか、取っていません。

 ひとつに、大新聞が「書かない」理由として、神崎や党が記者会見して公表していない可能性があると思います(記者会見して公表すれば、さすがに政治部の記者も原稿にするでしょうから)。

 ここのあたりに、私は「だいぶ、腰が引けてるなあー」というものを感じます。

 さらには、平野氏の著書は公明党だけでなく、創価学会、さらには池田大作に関する記述もたくさん出てきますが、そのおととい発売の週現の記事でも(もっとも記事自体は神崎のセクハラに的を絞っていることもありますが)、信濃町はチョー逃げ腰で「マルハムのことは全く知らないし、関知していないので、そっちで聞いてくれ」と、こんなときはちゃっかりと“政教分離”のフリをしています(笑)(#ってことは、今度のイカンザキの刑事告訴も内部向けのポーズってことか?)。

 とはいえ、私は民事でなく、刑事告訴したところに、「宗教の仮面を被った全体主義者」であられる、イケダモン大博士率いる政党のブキミさを感じます。

 というのは、こういうやりとりとは筋道というものがあって、最初は配達証明、内容証明つきの抗議文を郵送して、それでとりあえずは相手の対応を見るものです。

 そこで、謝罪なり、訂正なりの誠意ある姿勢があれば、それで矛を収めればいいわけですが、それがなくて交渉が決裂した時点で、刑事告訴なり、民事提訴でもやればいいですが、それもなく、今回はいきなり、「刑事告訴」ですから(それも民事ではない)。要するに、手続きそのものが、まったく「民主的」ではないのです。私などは、北朝鮮を彷彿とさせる独裁組織の臭いがプンプンとします。

 去年でしたか、日歯連から献金を受け取っていたという東京新聞の報道で、厚労大臣だった坂口力も、民事で名誉毀損の訴訟を起こすとともに、刑事告訴もしています。 「報道、表現、出版、言論の自由」というのは、「思想、信条、宗教、良心の自由」とともに、「人間の自由」の中でも、最も優先して守るべき「価値」だと思います。なぜなら、そうした自由が保障されて、初めて人間はきちんとモノを考え、批判して、よいよき社会を構築していくことができるからです。

 私は100歩譲って、報道に限らず、もろもろの場面において、民事訴訟という形で、「毀損された名誉の、事後の救済」を確保する手段は必要だと思っています。

 ところが、同じ「毀損された名誉の回復」をするために、そうした事前の「交渉」もなく、いきなりイカンザキ君は検察庁に「刑事告訴」ですから、これはアメリカが何の予告もなく、いきなりイラクやアフガンを空爆するのと同じわけです。

 っていうか、「戦争」をやるにしても、いちおう最後まで交渉を尽くすというのが、これまで「新進党」という同じカマのメシを食ってきた元同志に対する最低限の「礼儀」ではないでしょうか(その意味で、田中真紀子がW文春に取った事前の出版さし止め仮処分申請は論外もいいところです。あの武富士だって、民事での名誉毀損訴訟のみで、刑事では告訴してないでしょう)。

 これは、「言論、出版、報道、表現の自由」という観点から見た場合、神崎の今度の刑事告訴は、極めて由々しき問題を孕んでいます。

 つまり、ある著者が書いた本に関して、捜査当局に「処罰」を求めるわけですから、民事における「事後救済」とは、かなり色合いが違います。「言論、出版、報道、表現の自由」ということに、ダイレクトに公権力が介入してくる。ここにいちばんのモンダイがあるのです。

 敢えて言うなら、今度の「神崎刑事告訴」は、ジャーナリズム全体の危機であり、私が「刑事告訴」されているのと、同じ意味を持つからです。

 それは乙骨正生氏とフォーラム21が信濃町に名誉毀損訴訟を起こされていたり、幸いにも、先日、最高裁で勝訴が確定しましたが、桜井よしこ氏が薬害エイズ事件の単行本で、名誉毀損訴訟を起こされているのと同じで、彼らと同じ地平に立っている以上、私も「被告人」なのです(#だから、この問題にどういう言動を取るかで、「文化人」だとか、「言論人」と称されている連中のレベルがわかるで。この問題にシカトしているヤツらは、ただの「売文奴隷」や)

 なぜ、イカンザキがこういういきなりの刑事告訴という「大暴挙」に出てくるのかというと、それは、あの「チョーありえない脱線事故」を起こしたJR西日本と同じ、「創価学会=公明党」というより、「池田大作」の体質なのです。

 とりわけ、イカンザキは学生部の頃から、そして、法学委員会の時代から、山崎正友とかと一緒に、イケダモン大先生に「法曹界で出世して、何があっても私を守れ!」と、特別の薫陶を受けてきた「一番弟子」なのです。「朱に染まれば赤くなる」の諺どおり、「大親分(=イケダモン大先生)の体臭」を最も強く受け継いでいる直弟子の一人が、この神崎なのです。

 んで、「まっとうな批判」を封殺するというのは、もうこれは「池田大作の病」といってもいいのです。

 1969年に藤原弘達の「創価学会を斬る」に対して行った「言論出版妨害事件」、さらには、1976年、イケダモン大先生の女性モンダイをスッパ抜いた「月刊ペン」に対して、都議会公明党を使って、編集長だった隈部大蔵を警視庁に刑法の名誉毀損罪で逮捕に持っていかせた「月刊ペン事件」を出すまでもなく、「ああ、また、イケダモン大博士、やっちゃったかーー」というのが、私の正直な感想です(笑)。

 なぜなら、今度の神崎の「刑事告訴」は、彼本人の意志だけでは絶対にできないからです。すなわち、池田大作の「指示・決裁・了承」なしには、こういうイカンザキの行動は出てこない(#要するにロボットは、ソフトウェアが指示を与えないと、何も動かんわけや)。

 もちろん、表向きは、神崎が平野氏を刑事告訴したことになっていますが、今度の「真の刑事告訴人」は、池田大作です。そして、ぬあんとも驚くべきことに、既にイケダモン大先生は、かつてのスターリン下のヒミツケーサツも真っ青になるくらい、ぬあんと、ゲラを入手し、平野氏の本に書かれてある内容は、事前にすべて知っておられたのですが、都議選の告示日に本が店頭に並んだことに、腰を抜かされたのだそうです。 んで、おそらく、今度のバックグラウンドとして、5月16日発売の週現の、例の「元創価大教授と親密な関係」のスッパ抜き記事があると思います。

 本来だったら、イケダモン大博士が週現を名誉毀損で堂々と刑事告訴すればいいのですが、それをやると、月刊ペン事件のときと同様、法廷に出て「御本尊様」がいろいろと証言しないハメに追いやられます。

 ですから、「富士宮のカタキはシアトルで討て」とばかりに、もちろん、都議選対策もあったにせよ、「神崎、オマエは最近、私を守っていないではないか。人間の楯となって私を守れ! 守らないときは、代表を更迭して、代わりに太田昭宏を持ってくるぞ」と怒鳴りつけなのかもしれませんね(笑)。

 そして、ここから先は「サルでもわかる刑法教室」ですが、名誉毀損罪は刑法の第230条にあり、法定刑は「3年以下の懲役、禁固、もしくは50万円以下の罰金」です。

 ただ、この「名誉毀損罪」も、キビシイ適用条件の縛りをかけていて、その「第230条の2」において、「公然と指摘された事実」が、「公共の利害に関する事実」について書かれたもので、かつ、その「目的が専ら公益を図るもの」で、その「事実が真実に足るに相当の理由」がある場合は、罰することができません。

 そもそも、政治家、とりわけタフやイカンザキのような政権与党の現職国怪議員に、「秘匿すべきプライバシー」など存在しませんし、我々読者は、そうした政権中枢にふんぞり返って、日々、大きな公権力を行使している連中が、いったいどんな人格で、人間性を持っているのかを、「知る権利」があります。

 その意味では、今度の平野氏の手記公表は、「公共の利害に関する事実」で、その目的が「専ら公益を図るもの」であることは言うまでもなく、争う余地があるとすれば、公表された事実が「真実に足るに相当の理由があるか」です。

 政権与党のトップである神崎はもちろんですが、じつは「ウラの総理大臣」であられる、イケダモン大博士のような「大公人」は、それが男女間の「情事」であっても、「公共の利害に関わる事実」であることは、1、2審判決を破棄して、審理を東京地裁に差し戻した月刊ペン事件の最高裁判決(1981年4月16日、団藤重光裁判長)で、こう指摘しています。

 「池田大作は創価学会において、その教義を身を持って実践すべき、信仰上のほぼ絶対的な指導者であって、宗教上の地位を背景とした直接、間接の政治的活動等を通じ、社会一般に対しても少なからぬ影響を及ぼしており、池田の醜聞の相手とされる2人の女性も婦人部の幹部で元国会議員という有力の会員であったゆえ、隈部被告が報じた内容は『公共の利害にあたる事実』にあたり、それを『一宗教団体内部における単なる私的な出来事である』ということはできない」

 まあ、イケダモン大先生は、そこに「愛情」のあった「情事」であったようですが(笑)、イカンザキの場合は、ただのセクハラなんでしょう。まあ、イケダモン大センセイとはちょっと、レベルが違うと私は思いますが。

 私としては、この際、平野氏は神崎武法を、刑事でなく、民事の名誉毀損で訴えたらオモロイと思います。

 なぜなら、全エネルギーを振り絞って、「真実」を本で公表したことに対して、イカンザキが公明新聞で「事実無根」だと言ったことを大名誉毀損と捉えることができるからです。

 んで、刑事告訴にすると、「密室での取り調べ」になりますので、そこは、ヒマ人なら誰でも傍聴できるオープンな民事の法廷だと、週現の記者も取材できますので、毎回、そのレポートをガンガンやって、そのセクハラを受けたとされる女性や、向島の天麩羅屋Kの関係者に、その場に同席したという山岡賢次らも次々に法廷に立って、イカンザキを吊るしあげなけれなりません(#そうすれば、本の宣伝にもなるしな。まさに藤原弘達の「創価学会を斬る」が100万部を越えるベストセラーになったのと、同じ手口や。ホンネをいえば、ワシの書いた本にこそ、言論出版妨害をやって欲しかったで。悔しい!)

 あと、これは民主党が「政局」として突っ込まないとでしょう。

 こんなミゴトな「言論出版妨害事件」(これぞ、まさに「第2の月刊ペン事件」や)というのは、なかなかめったに起こるものではありません(笑)。これを「政局化」して突っ込まなかったら、いつ、突っ込むんだという気がします。

 4月の補選では大惨敗したのですから、それから態勢を建て直すためには、まず、都議選でガンガンとマルハムを叩いて、20議席以下に落とし、続く国怪審議で「大言論出版妨害者・神崎武法(&池田大作)」の徹底責任追及をして、この風向きを変えないとだと思います(岡田以下、あまりにも危機感がなさすぎる)。

 じつは昨年12月に平野氏に取材で会った際、この「公明党・創価学会の真実」を執筆中だということを聞かされていました。

 私も本の書き下ろしは何度もやっていますが、これだけの大作を2冊も書き下ろすのはすごいエネルギーだったと思います。

 その根底にあるのは、細川連立内閣で一緒に与党に入って、「カネのかからない政治をやっていこう」と手を組んで、政治改革をやろうとしたのに、公明党・創価学会(=池田大作)が寝返って自民党に付いたことに憤りが、まず、あったように思います。

 「政治改革の志を実現させるために、本当に市川雄一、権藤恒夫、二見伸明はよくやってくれた」

 平野氏はこうしみじみと述懐していました。

 それともう一つは、自衛隊のイラク派兵を公明党があそこまで推進したことで、「いわゆる弁護士みたいに政教分離がおかしいというよりも、そもそも宗教者としてあれはおかしいんじゃないか」(平野氏)という素朴な疑問です。

 しかし、この「素朴な疑問」というのは、実は非常に大事だと思っています。というのは、末端の「善男善女」の方々は結構、純粋な人が多いので、そこから今度のイラク派兵の問題を突かれたら、純粋であればあるほど、「もし、万が一の事態」が起きた場合、深刻なアイディンティティ・クライシスを引き起こすのは、間違いないからです。

 まあ、考えてみると、最終的に「イラクに自衛隊派兵はGO」を出すのに、神崎がわずか半日足らずのサマワの“視察”で、「ここは非戦闘地域で、安全」ということを報告して、決定にOKを出しているわけですから、もし、サマワで死者が出て、世論が「責任追及」へと沸騰した場合、小泉ももちろんですが、それを強く推進した「神崎―冬柴コンビ」の更迭も、イケダモン大博士として考えなくてはならないわけで、そのあたり、“大宗教者”としてもアタマの痛いところですね(笑)。

 その平野氏との取材を終えての雑談で、詳しいことは忘れましたが、政権与党当時、小沢一郎の失言でマスコミに叩かれましたね、という話になったとき(詳しい具体的なフレーズは失念してしまいました)、「それは小沢さんが言ったんではなく、私が言ったことが、小沢さんの言葉として広まっていったんだ」ということを言いました。

 それは平野氏が小沢一郎を庇ってそう言っているのか、それとも本当だったのかはわかりませんが、平野氏は小沢一郎から袂を分かっていった中で、最後まで側に付いて彼を守り続けた人です。

 ここで小沢一郎が平野氏を守らなければ、私は彼を人間として軽蔑したいと思います。(#ちょうど、都議選が終わると、池田大作擁護法案(=人権抑圧法案)が国怪に上程される雲行きやし、小沢一郎は民主党を焚きつけて、ここは都議選をバネに本気で信濃町とケンカせえや。そろそろ寝た子も起きなアカンで)

 #ここでコッソリ信濃町内部の超極秘ディープ情報を教えてやるけど、かつての山友を中心とした例の「法学委員会グループ」の根絶が始まったらしいで。つまり、「神崎はひょっとしたら、今でも山友とつながってるんではないか」っていう、オッサンのギシンアンキや。んで、「矢野攻撃」の原因も、一連の情報漏洩ルートが「秋谷栄之助→矢野絢也→山崎正友」と思い込んでいるからや。それゆえ、矢野攻撃はイカンザキへの牽制でもあるし、創価大出身者で固める現・法学委員会の連中による、「内ゲバ」の様相も呈してきているんや。それを考えると、今度の刑事告訴も、いつでも神崎を切れるよう、テンパイ状態に持っていくための、オッサンの深謀遠慮かもしれんな(笑)

 ついでに言うと、板橋の例の社員寮の両親殺害事件で、少年ともども一家全員が学会員だったことも明るみになったことで、オッサンの指示で、犯罪歴のある者に対しては脱会を勧めるとともに、犯罪が発生した場合は、すみやかに除名処分をするように体制を整えとるらしいで。でも、そんなことしたら、オッサン自身が脱会せなアカン羽目になるやないか。オッサンも相当、アタマがテンパッておるで(笑)。


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C01078.HTML
2005.6.28
2005年森田実政治日誌[174]

平野貞夫著『公明党・創価学会の真実』『公明党・創価学会と日本』(講談社、05.6.25刊)の2部作を読む

「断じて行えば鬼神も之を避く」(『史記』)
[強い決意で思い切って行えば、鬼神のような恐ろしいものでも、それを妨げることはできない]

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 著者・平野貞夫さんのこと
 前参議院議員の平野貞夫さんが講談社から『公明党・創価学会の真実』『公明党・創価学会と日本』という2冊の本を出版することは、『月刊現代』7月号の平野貞夫氏と魚住昭氏(ジャーナリスト)の対談「宗教に権力が屈するとき・創価学会と公明党・『談合と癒着』のウラ政治史」を読んで知っていた。

 6月24日に都内の書店に出たので早速読んでみた。

 読んでの感想は、まず、著者の平野貞夫氏の決意がひしひしと伝わってくるほど迫力ある著書である、ということである。大げさに聞こえるかもしれないが、「平野氏は命がけでやっているな」と感じた。

 平野氏とは2、3度会ったことがある。最初は、同郷の国会議員の紹介だった。こちらを真っ直ぐに睨むような鋭い目、言葉の端々ににじみ出るカミソリのごとき鋭さ、天才的な頭の回転の速さ……ただ者ではない、と感じた。油断のならない、すごい人物がいる、と感じた。

 平野氏は小沢一郎氏の側近・参謀といわれている。長い間、小沢一郎氏の側近の地位にあるのも、並大抵の人物にはできないことではないかと思う。異常なほど強い忍耐力の持ち主ではないかと思う。

 平野氏の郷里は高知県土佐清水町とのことである。これは、2004年夏、家内と二人で四万十川と足摺岬(高知県土佐清水町)を観光したとき、地元の案内人(郷土史家で大変立派な老学者)の話で知った。「この地の出身者に明治維新の時代に活躍したジョン万次郎がいます。参議院議員だった平野貞夫さんも当地の出身者です」。平野氏は地元が誇りとする人物の一人なのである。平野氏は偉大な人物なのだと思った。

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  『公明党・創価学会と日本』に示された著者の“強い決意”

 平野氏は『公明党・創価学会と日本』の「終章」で次のように述べている。

 《日本の民主主義は、きわめて危険な状態にある。それは、こういった問題(創価学会のマスコミ支配と言論弾圧)を国会で提起しても、全国規模の新聞やテレビはまったく取り上げないからである。さらに深刻なのは、ほとんどの国会議員ですらこの問題に関心が薄いことである。日本には「社会の木鐸」も存在しないのか。議会制民主主義も形だけとなってしまった。

 その大半の原因をつくったのは、創価学会の巧妙な国家支配戦略といえよう。衆院事務局職員と参議院議員として、長い期間、創価学会の中で踊らされていた私は、国民に伏してお詫びしたい。

 公明党・創価学会の浸透は、日本人に政治的な生活習慣病を患わせることになった。このままでは、確実に日本は破滅する。……》

 平野氏の「国民への謝罪」は潔い。普通の人は自らの過去を曖昧にし、ごまかす。平野氏はしかし、ごまかさない。真面目である。

 全国民が、平野氏が命がけで書いた本書を購読することを切に希望したい。これから平野氏をめぐって何かが起こりそうな感じのする迫力ある「闘争の書」である。天才・平野氏の身の安全を祈りたい。 

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  「宗教ファシズム国家・日本」(平野氏)への強い危機感

 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」(空也上人)――おそらく平野氏はこの心境で巨大組織に立ち向かっているのであろう。

 この2部作を読んで、平野氏は身を捨てているような感じを受けている。

 『公明党・創価学会と日本』の表紙1の「帯」に、《政・官・司法・マスコミを牛耳る暗黒集団が作る地獄とは!?》とある。「暗黒集団」が何を意味するか、説明は不要だろう。

 表紙4の「帯」には、こう書かれている。《現在の「小泉純一郎―青木幹雄」自民党体制は、岸信介の右翼的流れと、金権政治という悪い部分だけで成り立っている。それと、ソフトに「国立戒壇建立」を衣替えしようとする創価学会が融合して一体化すれば、日本が新しい宗教ファシズム国家となることは目に見えている。――「あとがき」より》。

 公明党・創価学会はいまや巨大な政治権力である。小泉政権の主導権はもはや自民党にはなく、公明党にあると私は見ている。中核というべきか、主体というべきか、小泉政権を動かしているのは公明党・創価学会である。公明党・創価学会は中央官庁も握った。司法も握った。マスコミも抑えた。公明党・創価学会はいまや権力の中の権力である。

 平野氏は、この権力そのものに向かって真正面から戦いを挑んだ。身を捨てなければできないことである。

 『公明党・創価学会と日本』の「序章」の末尾に次のように記述がある。

 《序章の終わりに重大な問題を訴えておきたい。

 本書の校正中、平成一七年五月二〇日午前一一時五〇分頃、衆院第一議員会館の地下二階のエレベーター前で、私は突然、神崎武法公明党代表に呼び止められた。本書のテーマなどは報道で知っていたらしく、『最近、貴方はウチを強く批判しているが……」と、厳しい態度で迫られた。「公明党・創価学会批判の執筆活動を止めよ」といわんばかりの強い圧力と脅威を感じた。それは、公明党の代表としての言論妨害ではないかと感じるほどの威圧行為だった。私は「批判すべきことがあれば、これからも厳しく批判する」と神崎公明党代表に宣言しておいた。

 それにしても、私が半生を捧げたといっても過言ではない政党、公明党の代表に、このような哀しい言葉を吐かなければならないとは情けない。私の人生を返してくれ、といいたいくらいだった。》

 ひしひしと緊迫感が伝わってくる。“事件”が起こらぬことを重ねて祈りたい。

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  「小泉内閣・行政権力」「公明党・創価学会」にとってのテスト

 かつて政治学者・藤原弘達氏の『創価学会を斬る』が出版されたとき、出版妨害弾圧事件が起きた。この事件は人々の記憶にまだ強く残っていて、「平野さんの場合は無事に済むか。何か起こるのではないか」との声が耳に入る。「ある意味では、小泉政権と公明党・創価学会にとってはテストを受けるようなものだね」と友人は言った。

 民主主義は言論の自由の保障の上に成り立つ。政治権力が、言論の自由を認めず、批判者を弾圧したり、種々の嫌がらせをするようであれば、民主主義国とは言えない。平野氏は、『公明党・創価学会と日本』『公明党・創価学会の真実』を出版することによって、日本が民主主義国であるか、小泉政権と公明党・創価学会が「言論の自由」を守る政党であるかをテストしているのである。

 全国民とともに注視したい。これを機に創価学会が政治から身を引き、非政治的宗教団体として生きるようになることを望みたい。

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  創価学会はどうする?

 平野氏は『公明党・創価学会と日本』の「まえがき」の最後にこう書いている。

 《「公明党・創価学会」に、かつて「民衆の救済」を叫んでいたころの輝きを取り戻してほしい――私はこの一念で本書を書いた。実は、多くの創価学会員からの後押しもあった。もし、「公明党・創価学会」が変わらなければどうするか。そのときは、私の手元にある堕落を裏づける決定的な証拠を、時をおかずして公開するしかないと思っている。》

 創価学会が政治権力から離れ、小泉自公連立政権から身を引き、政治と訣別して穏やかで謙虚で純粋な宗教団体に徹することを望みたい。

 以下は、平野貞夫議員の国会質問の抜粋である。議事録の全文を、特集 大手メディアが報じない重要な国会議事録抜粋(その2)として、木村書店発行の季刊『真相の深層』04夏5号に転載した。

 季刊『真相の深層』は、以下で注文できる。

 http://www.jca.apc.org/~altmedka/shoten-sinsou-0407.html
 季刊『真相の深層』
 0407-夏第2号の内容紹介
 2004年7月1日発行

特集 大手メディアが報じない重要な国会議事録抜粋(その2)

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0205/main.html
第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会
第18号 平成16年6月14日(月曜日)

○平野貞夫君 日本国有事の際、そのときの基本問題は、私は、そのとき、あるいはその仕組みを作った国家を代表する内閣総理大臣の見識や人格、そして内閣総理大臣が国民から信頼できるという、こういうことが一番大事だと思います。

[中略]

 要するに、一国の総理、現在でございましたら小泉総理の見識が日本国の見識なんです。そして、小泉総理の名誉が日本国の名誉になることは、これは総理自身よく御自覚されていることだと思います。残念ですが、来年の第31回サミットも、多分小泉総理が出席することになると思いますが、その点からも私、あなたの名誉と人格にかかわる問題についてこれから取り上げたいと思います。

 国会最後の質問でこういうことを取り上げることは自分は不本意でございますが、しかし、日本国の名誉、総理大臣の名誉、国会の名誉からいって取り上げる、そういう決意をしたわけでございます。

 ちょっと御説明いたしますと、6月に入って、インターネットのヤフーというところの掲示板に、小泉首相レイプ裁判として、東京地裁で民事裁判として損害賠償事件が審理されている様子が載りました。これは全世界に発信されているインターネットの情報でございます。

 掲示板の要点は、小泉純一郎は、ちょっとこれ呼び捨てにして恐縮でございます、1967年4月、慶応大学の4年生であったときに、婦女暴行事件を起こして神奈川県警に逮捕されたことがある。場所は湘南であり、相手は慶応大学の女学生であった。当時、防衛庁長官であった父親の小泉純也氏が政治的圧力を使い、この事件をもみ消したが、学内でうわさの広まるのを恐れ、小泉純一郎氏を急遽1967年の5月にロンドンに留学という口実で日本から出した。これは慶応大学には休学扱いとした云々と、こういう掲示でございます。

 私は、このヤフー掲示板は日本国総理の人格と名誉を著しく冒涜するものと思います。G8サミットの開催と重なることを私、気にしまして、最高裁判所に、本当かどうか、こういう裁判が行われているかどうかということを確認しました。最高裁からは、原告名木村愛二、被告名小泉純一郎、これ、住所が官邸になっております。東京地裁では、事件番号平成16年(ワ)第7045号、損害賠償請求事件として3月30日に受け付けたと。そして、第1回口頭弁論が5月6日に東京地裁の609号法廷で開かれ、第2回口頭弁論が6月15日10時20分、第609号法廷で開くと、こういう回答がございました。

 訴状が手に入りましたので点検しますと、ヤフーの掲示板と同趣旨のことが書かれていました。驚きました。異なる部分は一点、某紙がかつて報道したことなんですが、小泉首相の暗い影を英米の諜報機関が握っているという部分でした。非常に特殊な訴状内容なので法律の専門家でない私は訴状の論評は避けますが、しかし次の事柄については国会の責任においてただしておくべきだと思っております。

 まず、小泉総理は国会の首班指名によってその権限が機能するものであります。小泉総理の名誉は、何度も申しますが、国会の名誉です。万が一訴状の内容に事実があるなら国会に責任が生じます。直ちに辞職すべきでございます。事実でないなら、小泉総理だけでなく国会自体の名誉と権威が汚されたことになります。法的措置が必要だと思います。

 したがって、小泉総理は、この訴状が事実かどうか、国会と国民に対して説明責任があると思います。この場で真実を語っていただきたい。40年前のことなどとやかく言われる筋合いではないということでは済まされない問題であります。お願いします。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君) よくもこうもまったくでたらめな問題が提起されるなと。また、こういう場でまったくでたらめな問題を提起されるというのも、私はいかがなものかと思うんですよね。

 このお尋ねの訴訟というのは、私個人に対して提起された損害賠償請求訴訟であるということを、こういう質問が民主党議員からされるということを聞いて承知いたしました。最初から、お話もありましたように、私がそもそもレイプするなんて信じられないことですよ。よくもでたらめの裁判を起こす人がいるなとあきれているんですよ。

 お尋ねの訴訟の第1回口頭弁論において、当方からは原告の請求を棄却するよう答弁したと訴訟代理人から報告を受けています。棄却したそうです。当たり前ですよね、でたらめそのものなんだから。

 この訴訟が提起された理由については、まったく私は心当たりはありません。よくもこうも人を傷付けることを平気で、何か掲示板ですか、ヤフーですか、何だか分かりませんけれども、そういうことを載せられているということも知りませんでした、民主党が質問するという通告があるまでは。

 裁判所が原告の主張を退ける判断が速やかに下されるよう、訴訟においても適切に対応しているところでございます。

 まったくでたらめであります。

○平野貞夫君 小泉総理は私の指摘に対して事実を否定されたと。それで、裁判は却下するようにという手続を取ったということは分かりました。

 そこで、私もそれはそれで安心しましたよ、安心しましたんですが、やはり一国の総理に対するこういう名誉を汚すようなこと、それを、5月の6日の第1回口頭弁論が行われ、これは私も最近知ったことなんですが、そして第2回があしたあるということに、どうして放置していたんですかね。早く手を打って、これ、やっぱりサミットなんて主要国の首脳と会うときなんかのやっぱり一つの私は汚点になると思いますよ、日本人として。いや、総理がというんじゃないですよ、日本人がそういう情報を出すことについて。やっぱり的確にこういうことは総理側から手を打って、そういうことはないということを世間に、世界に発信すべきであったと、こう思っております。

 そこで、事実でないという御主張ですので、少なくとも、民事訴訟中のものについて名誉毀損とかなんということは言えないと思いますが、ヤフー掲示板に対して何とか、取りやめとか名誉毀損など、法的措置は取れないですかね。

 それと、ヤフーの中には訴状にない中傷としか思えない内容もあるんですよ。それは、小泉純一郎氏は代議士2年目、これは三福不動産に勤めていたころじゃないかと思いますが、このときも同様の事件を起こし、このときも逮捕されている。こんなばかなことはないでしょう。これは相手に諸事情があるため秘すが、結局示談で処理したという驚くべきものがあると、こういう掲示板あるんですよ。これなんか当然訴訟の対象になると思うんですよ。

 それから、私がゴシップ的スキャンダルをここを利用して暴こうなんということじゃありませんよ、やっぱり一国の総理大臣の人格というものは完璧でなきゃ駄目なんですよ。そういうことがこの情報時代に流されているということについて、私、残念でなりません。

 やっぱり、私は野党でございますが、総理大臣の権威、国会の権威、国家の権威は守るべきだと思います。どうですか、ヤフーのその部分だけでも名誉毀損で訴える、法的措置を取ると。裁判に訴え、被告になって却下なんということを言わずに、積極的に打って出てください。いかがでございますか。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私は、もし過去に逮捕されていたら、いかなる事案についてもですよ、連続当選なんかできるはずがありません。名誉毀損といいますか、非難中傷は今でもしょっちゅうですよ。これに一々対応しようといったって無理です。これはもう有名税と思ってあきらめるしかない、耐えていくしかないと思うんです。どちらを信じるかであります。そういうでたらめな言う方のことを信じるか、私の日ごろの行動を信じてくれるか、それにまつしかないと思っております。

○平野貞夫君 それも一つの方法ですけれども、裁判所という一国の公的司法権、司法機関で議論されて、ここは公開された席ですよ。この報道がなされないというのもちょっと不思議に思うんですが、まあそれはそれでいいでしょう。したがって、これはほかの週刊誌とかそういうところに書かれたということと質が違うと思うんですよ、この問題は。そういう意味で、私は、この部分については、我慢されずに堂々と、官邸の掲示板、ホームページの掲示板もあるようなんですが、それだけじゃなくて、法的措置を取ることを強く要望しておきます。そうでないと、やっぱり日本の人はともかくとして外国の人は分かりませんからね、どういう疑いを持つか。その点を申し上げておきます。

 上記の平野貞夫議員の国会質問、小泉不純一郎が「有名税」と惚け通したNHK実況中継ヴィデオもある。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai-vtr.html
木村書店(映像部)
国会中継ヴィデオ04/06/14国会中継「小泉レイプ事件」抜粋(20分)
実費+カンパ2,000円

 以上。


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