| 注 : 被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。 また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。 |
| S.TAKEDA |
| S020731 | 学校災害 | 2008.7.25新規 | ||||||||||
| 2002/7/31 | 埼玉県の県立越谷総合技術高校の柔道部夏季合同合宿で、女性顧問に投げられた斉野平(さいのひら)いずみさん(高1・16)が、背中から落ち、意識不明になる。 その後、急性硬膜下血腫による外傷性遷延(せんえん)性意識障害で、植物状態となる。 |
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| 合宿中の経緯 | 2002/7/27-31 柔道部の夏季合同合宿が、入間高校で行われる。
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| 背 景 | いずみさんは、柔道を高校に入学してから始めており、初心者だった。 練習中も受身をうまくとれず、しばしば後頭部を打っていた。 |
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| 顧 問 | 顧問、副顧問とも黒帯。 | |||||||||||
| 学校ほかの対応 | 学校から詳しい説明や謝罪は一切なかった。 | |||||||||||
| その後の 保護者の対応 |
2004/3/8 保護者は、学校が適正な指導を怠ったとして、学校を運営する埼玉県を相手どって、慰謝料など計約520万円を求める民事訴訟をさいたま地裁に起こす。 「頭痛を訴えているのに危険な練習に参加させられ、投げられた衝撃で硬膜下血腫が一気に悪化した。早く病院に連れて行けば、被害は防げた」などとして、学校側の注意義務違反を指摘。 |
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| 被告の言い分 | 学校側は、「頭が痛い」の訴えは、一度も聞いていない。「休みたい」という申し出は初日の足のけがと理解して、練習を休ませたと主張。 | |||||||||||
| 証 言 | 2007/ 事故から5年後に当時の部員2名を証人尋問。 いずれも、「頭が痛いと言ったのは記憶にあるが、泣いたのは覚えていない。顧問への頭痛の訴えも覚えていない」と証言。 ※この証言により、裁判所は、事故後4ヶ月に聞き取りを録音した内容の「頭痛」「泣き出した」という証言は信憑性がないとして、事実認定しなかった。 |
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| 裁 判 | 2008/3/26 さいたま地裁で、学校側に過失はないとして敗訴。原告控訴。 | |||||||||||
| 参考資料 | 2004/4/20埼玉新聞(サイト)、裁判の傍聴ほか | |||||||||||
| いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件 | 子どもに関する事件・事故 1 | ||||
| 教師と生徒に関する事件 | 子どもに関する事件・事故 2 | ||||
| 熱中症・プール事故など学校災害 | 子どもに関する事件・事故 3 |
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