『読売新聞・日本テレビ グループ研究』(0-02)

電網木村書店 Web無料公開 2008.4.25

原著目次

はしがき

序章―「体質」
  ―江川問題で表面化したオール読売タカ派路線―
   江川騒動とラジオ・ジャック
   元CIA工作員の証言
   戦後読売争議とGHQ
   Z旗あげて、血の汗流せ!
   「共同声明」で世論操作
   社長命令で「非常事態放送」

第一章―「現状」
  ―正力家と読売グループの支配体制はどうなっているか―
   赤字粉飾でボロモウケとは
   黒幕演出の株主総会
   正力タワーか読売新社屋か
   よみうりランドと九州進出
   正力家の御家騒動
   小林社長の無血クーデター
   日本テレビ版・国民精神総動員
   元内務・警察高級官僚の系譜
   亡霊復活の世話役

第二章―「背景」
  ―国会を愚弄するテレビ電波私的独占化競争の正体―
   ロッキード汚職以上の角栄犯罪
   反共十字軍のテレビ・ネットワーク
   昨日の友は今日の敵
   務台“専売”将軍、大阪秋の陣
   クルクル変る電波行政
   マイクロ・ウェーブで「怪文書」
   国会答弁のオリンピック競争
   隠然たる第四勢力“財界テレビ”

第三章―「過去」
  ―読売新聞のルーツは文学の香りに満ちて―
   日本最古の大衆向け新聞
   文学新聞としての定評
   本野子爵家の内紛
   陸軍による買収計画
   財閥による買収、全員解雇
   中興の夢やぶる関東大震災
   プロレタリア文学の突破口
   大正日日新聞の悲劇

第四章-「暗雲」
  ―内務省高級官僚たちの新聞界乗りこみ大作戦―
   正力の手に落つ、鳴呼
   “討入り”講談の真相
   四大財閥のバックアップ
   “蛮勇を揮った”警部
   機密費三〇〇〇円にハドンンつき
   “大風呂敷”の新聞政策
   維新の元勲たちの伝統

第五章―「疑惑」
  ―ラジオ五〇年史にうごめく電波独占支配の影武者たち―
   日本ラジオ前史の陰謀
   「東洋大放送局」の大風呂敷
   忍法ラジオ免許一本化の術
   出願合戦、史上初のフィクサー
   「民間」の元警察高級官僚
   後藤総裁かつぎ出しの「画策」
   統一NHK理事長は汚職王

終章―「競争」
  ―インベーダーの狙いをくじき、撃退する手段はどこに―
   戦争責任回避からの再出発
   ナチ党崇拝者の“抵抗”
   “自由主義”社会の防衛戦
   “販売の神様”の復活祭
   部数拡大競争の本音
   最後の“競争教”教祖
   企業意識の深層濁流
   バクチも右翼も総動員
   暗黒の彼方の怪獣たち
   黄金の魔槌をはねかえすもの

あとがき

文献リスト

資料


序章―「体質」