・最近の状況最近の状況
・ノック事件は社会構造の問題である
・なぜ今、「ノック問題」 か
・私たちは、なにをめざしているのか
・ノック知事のセクハラ訴訟回避に怒る女たちの会のめざすもの
・「怒る女たち」の決意〜終わりの鐘はまだ鳴らない〜
2000年
| 3月21日 | 第一回公判 横山ノックは、わいせつ行為の一部を認め るが、計画性・継続性・犯行の態様については否認 | |
| 4月13日 | 第二回公判 A子さん、証言台に立つ。(被害者の女性が精神的な負担を受けないよう、種々の配慮・方策が取られる) | |
| 5月11日 | 第三回公判 被告側証人3人(最初A子さんの隣に座っていた選挙運動員、候補者カーの運転手、ワゴン車の運転手)の尋問が行われる | |
| 5月18日 | 第四回公判 ワゴン車に同乗していたSPと大阪府警警察官の尋問が行われる | |
| 6月6日 | 第五回公判 | |
| 6月20日 | 第六回公判 論告求刑 懲役1年6月求刑 | |
| 6月29日 | 第七回公判 最終弁論 | |
| 8月10日 | 強制わいせつ事件 判決 懲役1年6カ月執行猶予3年 | |
| 12月2日 | 落合恵子さんを招いて、女たちの「ノック事件を総括する!「私たちの『ノック事件』〜終わりの鐘はまだ鳴らない〜」開催 |
「女性の下腹部にまで指をのばしたのは事実ですが…」「女性が嫌がって
いると感じなかった…」 …証言台で陳述する前知事の姿が涙でにじんで
ゆがんできた。セクハラされたあげく、逆告訴までされ、汚い言葉でう
そつきよばわりされたA子さんの無念が胸をついてきた。
「なんなのさ!!今ごろ!」
その日の各紙夕刊トップの見出しはすべて、「わいせつ行為認める」と
なっているが、「認めた」のは「さわった」という事実だけ。計画性や継
続性は否認している。証拠だって、選挙運動期日などの客観的証拠以外
の核心部分の証拠は認めていない。「A子さんが嫌がっていたとわからな
かった」というくだりを聞いて、軽いめまいがした。「わからなかったこ
とは、おごりでございました」と後に続くわけだが、他人の下着の中に
指をつっこんでおいて、「嫌がっていたとわからなかった」といえる前知
事の自己保身の姿勢は、刑事の時も、基本的には変わっていない。
ある雑誌に「ノックがアホなだけなのに」とあった。前知事があほな
だけなのだから、「社会構造」云々を叫ぶなんて、「もっとあほだ」とい
うわけだ。
しかし、そうだろうか。その雑誌記事自体がいみじくも露呈している ように、わいせつ行為を行いながら自己保身に手段を選ばない前知事 を「あほ」という一片の言葉で片付け、75日で忘れたがるのが「社会」 なのだから、ノック事件は社会構造の問題である。
ノックの問題は、明らかに「社会問題」です。
かつ明らかに「フェミニズムの問題」なのです。
この事件によって象徴的に顕れた、今なお日本の社会に蔓延する「女性に対する性
差別」「女性蔑視」そして「性暴力」、、、この男社会の根底にある「ノック的なる
もの」の
土壌(森屋裕子「ノック知事のセクハラ訴訟回避に怒る女たちの会ニュース」より)
に
こそ、フェミニズムは立ち向かわねばならないのではないでしょうか。
その趣旨のもと、このたび、日本女性学研究会のなかに「ノック問題プロジェクト
チー
ム」をつくりました。
今後は、当研究会の会員も含んでこれまで積極的に活動を続けて
きている「ノック知事のセクハラ裁判回避に怒る女たちの会」の活動と、全面的にタイ
アップしながら活動を進めてゆくこととし、その一環として、ここにWebページを設けることとしました。
セクシュアルハラスメントが人権の問題だということがわかっているな ら、あんな訴訟テクニックは使えるはずがない。「セクハラごときより公 務」などと、言えるはずがない。人権感覚ゼロの知事には、辞めてもらっ た方がいい。
しかし、私たちのめざすところは、単なる「知事の辞職」ではない。
「セクハラごとき…」といえる政治家の無感覚…。私たちは、日本の根
幹を決める政治の世界が、まさしく「横山ノック的なるもの」であること
を問題にしている。
私たちは、権力と傲慢さと人間性の欠如に裏うちされた「横山ノック的 なるもの」を日本の社会から駆逐したい。それが、女性も男性も尊厳をも って生きていける社会の第一歩であると思っている。
あなたも「横山ノック知事のセクハラ裁判回避に怒る女たちの会」で一 緒に考え、行動して下きい。
組織にしばられる運動ではなく、一人ひとりがつながる運動へ。