『亜空間通信』126号(2001/12/15)

戦争屋の謀略を見破る努力を放棄し平和を騙る偽善系左翼小児病患者の深層心理

送信日時:2001年 12月 15日 土曜日 11:48 AM

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『亜空間通信』126号(2001/12/15)
【戦争屋の謀略を見破る努力を放棄し平和を騙る偽善系左翼小児病患者の深層心理】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 昨日、阿修羅の戦争掲示板でも、私の「モサド謀略説」に逆らう若者が出現した。すると、「ここにも出没か!」と叱る若者が出た。経過は面白いが、いちいち相手にする時間は使いたくない。まとめて論じる。

「ガス室の嘘」の場合が典型的だったが、なぜ、私が最近、あえて挑発的に「偽善系左翼小児病患者」と呼ぶ連中は、「謀略史論」を毛嫌いするのだろうか。これまでにも何度か論じてきたことだが、この際、以下のように、順序立てて説明する。

1. 謀略を見破らずに平和を実現できるか?

 私は今から10年前に、以下のように記した。

Web無料公開『湾岸報道に偽りあり』
隠された十数年来の米軍事計画に迫る

(1992.5.28、汐文社、p.23-26)
第一部:CIAプロパガンダを見破る

[中略]

 湾岸に派遣されたアメリカ兵士は、『孫子の兵法』のパンフレットを携帯していたそうだが、孫子は「故上兵伐謀」(最上の戦争は敵の謀略を破ること)と説いている。戦争の剣と平和のペンの戦いを目指すのなら、平和のペンの側には、この「上兵」以外の戦いの道はない。戦争屋の謀略を一刻でも早く見破り、「平和」だの「正義」だのを「守る」と称して彼らが武力行使に踏み切る前に、真の平和を求める世論形成をなしとげるしかないのだ。

[中略]

 日本だけのことではなかったが、「平和のペン」は「謀略」を完全に見破る力量を欠いていた。だから、湾岸戦争を防止できなかったのだが、今からでも遅くはない。この失敗の教訓を可能なかぎり早く整理し、現在の事態にも警告を発しつつ、今後に備えることが肝要であろう。

[後略]

 以上で引用終わり。

 戦争に謀略が付き物であることは、古今東西、常識中の常識である。

 東には孫子:「謀攻篇」「故上兵伐謀、其次伐交、其次伐兵、其下攻城」

 西にはアイスキュロス(?)「戦争の最初の犠牲者は真実」

「西」の方は 一応、上記のごとく訳すが、英語では、

 When war is decleared, Truth is the first casualty.

 となっている。

 かなり知られている格言のようであるが、出典が分からない。

 古代ギリシャの三大悲劇詩人の一人、アイスキュロス(Aischylos. BC525-456)の言葉だと言う人がいるが、その人も出典を知らない。私は英語の本で知ったまま、出典を確かめていない。その本は、初版が1929年、イギリスの国会議員、Arthur Ponsonbyt著、Falsehood in Wartime/Propaganda Lies Of the First World Warであるが、その復刻版の冒頭に、他のいくつかの関連名句と一緒に引用されている。

 他の名句には、"A lie never lives to be old." (SOPHOCLES) などと記されている場合もあるのに、ソフォクレスとは今から見れば同時代のアイスキュロスの名を記さないのは、なぜか。編集者が知らなかったのか、それともシャンソン「詩人の魂」の歌詞のように、作者の名前が忘れられた多くの格言のごときものなのか。もしも出典を知る方がいれば御教示を賜りたいものである。なお、英語の引用句事典を見れば分かるかもしれない。

 ともあれ、上記の拙著『湾岸報道に偽りあり』を一応評価した「左翼」(いわゆる)は、上記のごとき主張の延長線上の調査研究に基づき、その後に「ガス室の嘘」を主張した私を、自分では何の調査もせずに「ネオナチ」などと攻撃したり、避け始めたりした。右顧左眄でしかなく、呆れたことだが、これが水準だから仕方がない。

2.「謀略史論」を毛嫌いする諸党派の頭も尻尾も真相究明を目指さない

 私が最近、『偽善系』の著者、日垣隆さんの言葉に励まされて、「偽善系左翼小児病患者」と呼ぶことにした連中が、そういう反応を示す理由は、実のところ、非常に簡単なことなのである。これまた私の持論の一部は、日垣さんと一致した。

 第1に、日垣さんも言うように、いわゆる「左翼」は、日本の55年体制の時代に、ソ連型の思考停止教育を受け、自分の頭で考える習慣を失った。実は、「左翼」だけではなく、日本人全体が同様の傾向を辿っているので、各界で問題視しているのが現状である。

 第2は、以上の第1を敷衍する私の動物行動学的理論であるが、基本的な問題点は、「パブロフの犬」の実験で有名な「条件反射」の根深い影響にある。裸の猿は、言葉を操ったりするが、実は、深層心理では、犬と変わらぬ条件反射の長期にわたる教育を受けているのである。その条件反射の仕組みを脱却するのは、非常に難しいのである。

 第3は、その動物の当面の「目的」の違いにある。最近流行の言葉を使えば、「最初に結論ありき」でもある。いわゆる「左翼」諸党派が、「アフガン難民」などを主題に集会を開いたりする「目的」または「動機」は、それらの諸党派の「勢力拡張」にある。決して「歴史の真相究明」ではないのである。

「勢力拡張」が目的であってみれば、できるだけ多くの善男善女を集めることが当面の関心事であって、「世間常識」に逆らい、しかも実証し難い「謀略史論」などは、棚上げにして置く方が無事なのである。そして、その問題点を指摘する「真相究明」好きの私のような「謀略史家」を、避けたり、これまた「世間常識」に基づいて排撃したりするのである。

 こういう問題での歴史的な典型は、ガリレオの地動説である。

 拙訳『偽イスラエル政治神話』の中で著者、ガロディは、“周知の事柄”[ニュルンベルグ裁判所規約21条]の証明は不必要とする「猿芝居裁判」、フランクフルトで開かれた「アウシュヴィッツ裁判」を皮肉って、次のように記している。(同訳書p.171-172)

 魔女狩り裁判の時代と同様に、自分も火あぶりの目に会う危険を冒してまで、悪魔との“肉欲の交わり”に疑問を提出するものはいなかったのである。

 一七五七年までは、太陽が地球の回りを回転していることが、周知の事柄だった。それこそが明白な事実だった。

 以上で引用終わり。

 かくして、裸の猿の史上最悪破落戸CIA国家アメリカと、その思想を支配する極右人種差別侵略国家イスラエルによる地獄の業火は、いやましに燃え盛り、「偽善系左翼小児病患者」諸党派もまた、わずかながらの同情票を稼ぐ「勢力拡張」に成功し、21世紀にも、裸の猿の絶滅までは終わること無き輪廻が続くのである。ああ。


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