『亜空間通信』181号(2002/03/05) 阿修羅投稿を02.12再録

1時間半の議論なし東京都花粉飛散予測シャンシャン検討会対木村愛二電網状況

送信日時 : 2002 年 3 月 5 日

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『亜空間通信』181号(2002/03/05)
【1時間半の議論なし東京都花粉飛散予測シャンシャン検討会対木村愛二電網状況】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本日(2002/03/05)、東京都から緑の銀杏マーク入りの大型封筒が届いた。裏には衛生局生活環境部環境保健課調査係のゴム印が押されており、A4判14枚、印刷されたのが22頁の「東京都花粉症対策検討委員会」と題した資料が入っている。昨日請求したもので、記者会見で配付された資料のはずである。この種の官庁の資料は、会議の前に印刷され、そのまま通過するのが「決まり」である。

 表紙を見ただけで、会議の時間が14:00-15:30、たったの1時間半、90分であったことが判明する。A4判22頁の1頁当たりで平均が4分ちょっとである。

 案の定、花粉飛散の「平年値」を「過去10年」とした「仰天!」問題に関しては、何らの記載もない。関係者は異口同音、この「平年値」が増えていることとともに、発表の仕方を「前年との比較だけにしようかという意見も出た」と認めるのだが、文字記録には残っていない。

 最後の頁には、「ディーゼル車排出ガスが関連」説が載っている。この件はすでにわが電網宝庫で論じた。要点は、元運輸大臣の石原都知事が自動車工業界の手先となって、「排出ガス削減装置」開発への国庫補助金をせしめることにあった。

 資料の会議の「席次」図には「記者席」もあるから、会議の議論があれば、記事になり得たかもしれないのだが、その痕跡はない。

 会議の出席者の中には、財団法人日本気象協会気象情報部専任主任技師の肩書きの村山貢司もいる。彼とは3年前に電話で話したことがある。その時の記憶通りに、本日の電網検索でも、以下のような彼の位置付けと発言が記録されている。

http://www.joyo-net.com/honbun01117.htm
花粉の自動観測装置を開発
完成度高め実用化へ-つくばの興和総合科学研[中略]

 開発では、科学技術庁(現文部科学省)の生活者ニーズ対応研究「スギ花粉症克服に向けた総合研究」の支援を受けたほか、NHKのお天気キャスターを務める日本気象協会の村山貢司さんらの協力を得た。[後略]

http://homepage1.nifty.com/ojin/ryokuka.htm

■住民総出の花粉対策■ HomePage「とれたてNEWS丼」記事より抜粋
花粉なんか怖くない。「林の伐採・整理」で元を断つ[中略]

100年後、スギ・ヒノキの花粉は今の2倍に増える--。
こんな衝撃的な研究を、日本気象協会気象情報部の村山貢司・専任主任技師がまとめた。
元凶は、地球温暖化だ。
村山技師によれば、21世紀末の日本は、7月の気温が平均1・5~2度上がる。
雄花の生育が進み、1度の上昇は1平方センチ当たり900個の花粉増加につながるという。
さらに、花粉を多く出す高樹齢のスギ林が1・4倍に増え、花粉量は1・8倍になると結論。
二酸化炭素や降水量の増加が、植物の生育に有利な環境を生み、さらに花粉を増やす懸念さえあるという。
その結果、患者数も1・7倍に増えると予想。「青壮年の30%」とも言われる患者は、「2人に1人」まで増えることになる。
対策は、温暖化を防ぎ、森林の管理方法を変えるという“長期戦”しかない。
村山技師は「長い時間がかかるからこそ、早く手をつけないと」と注意を促している。

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne130502.htm
からだ/けあ

そもそも、スギ花粉が急増したのは、戦後の林業政策で天然林を切って、スギを大量に植えたからだ。林野庁は花粉を百分の一に抑える品種を開発し植え始めているが、効果を発揮するのは数十年先のことだ。

日本気象協会の村山貢司・専任主任技師は「地球温暖化で今後五十年間、花粉は増加傾向」との見方を示す。

 以上で引用終わり。

 これだけ「花粉は増加傾向」という事実を知っている専門家が加わる「検討会」で、私が迂闊にも最近気付いた「仰天!」問題、その計算の基礎としての「平年値」の激増状況が、なぜ、議論されないのか。ああ、言っても無駄か。

 で、結局は、私がメディア報道の間違いを指摘し続けてきた諸問題の場合と同様に、自力で疑惑を広げる以外にない。そのためには広げ方の研究もしなくてはならない。

 で、ともかく、電網グーグル検索をしてみた。「木村愛二」で検索すると、数百あって、「花粉」でしぼると、十数ぐらいに減る。その内、面白そうなのは、以下である。

http://f1.aaacafe.ne.jp/~anet/last/last200102net.html

76.木村氏:日記『原潜問題、杉花粉症問題も含めて、ついに、アメリカ大使館前での独自行動を決意!』(日記/木村愛二氏/新着)02/25日

174.木村氏:『杉花粉絶滅作戦』『(その23) またもや杉花粉が飛散する悲惨な季節になりました』(日記/木村愛二氏/新着)02/20火

http://www.hir-net.com/link/medical/ent.html
HIR-NET提供耳鼻咽喉科リンク集
耳鼻咽喉科情報
杉花粉症は"外交=行政=産業"公害病だ!〈木村 愛二氏運営〉
http://www.jca.apc.org/~altmedka/kahun-sakusen.html

 以上で引用終わり。

 次には、「花粉」と「政治犯罪」でしぼってみた。以下の二つだけが出てきた。つ
まり、この検索で引っ掛かるのは私だけ、他の人は「政治犯罪」と規定していないということになる。

花粉症 "政治犯罪"
http://www.jca.apc.org/~altmedka/loc-31.html
... 副題:借金火達磨・巨大政治犯罪都市. ... この春には、わが重度杉花粉症ゆえに、日本劣等列島からの期間脱出も夢見て、軽く調査しましたが、那覇市なら、ワンルームが3万円そこそこで借りられるようです。オース ...
www.jca.ax.apc.org/~altmedka/loc-31.html

http://www.jca.apc.org/~altmedka/turedure.html
... わが電網宝庫を御覧下さい。編集長推薦頁に杉花粉症連載を挙げてあります。. ... [中略]
www.jca.ax.apc.org/~altmedka/turedure-1-4.html

(2017.12.18追記:「編集長推薦頁」見当たらず。→杉花粉症連載

 以上で引用終わり。

 ということで、電網情報によって、昨年は「日本劣等列島からの期間脱出も夢見」ながら、逃げ切れずに悲惨体験を繰り返していることをも立証しつつ、皆さんの御協力を仰ぐ次第。

 ああ、飛散なり、悲惨なり、悲酸なり、砒酸なり、秘さんかな、いや、即座に銀行強盗に変身可能な醜き防塵眼鏡と4重濡れマスク姿を、秘さずに世界中に露悪したし。

 以上。


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