インターネット週刊誌 “I.eye.愛” (aiaiai!)

『憎まれ愚痴』

1999.11.19.(金)発行:「原発に死を!」特集4・47号

目次


「原発に死を!」特集4

「原発に死を!」9.科学者ら科技庁批判・反原発意見沸騰

 質問と討論の経過の中で、連鎖的な証言が続き、最後に原子力研究所の若手所員が発言して明らかになったことは、JCO臨界事故の直接の契機が、「動燃」の注文にあったらしいという驚愕の事実でした。業界用語の「動燃」は現在、「核燃料サイクル機構」と改称されていますが、科学技術庁所管の特殊法人です。つまり、国家機関の一部です。そこと契約する業者は、江戸時代からの用語では、御用商人です。
 核燃料サイクル機構は、JCOと、臨界事故発生の月、9月22日に、濃縮硝酸ウラニウム製品を51キログラム、2000万円で納入させる契約を結んでいたのでした。時期についてはスピードアップ、値段についてはコストダウン、というのが関係者の証言です。しかも、細部は後に詳報しますが、JCOの作業工程が、上記の注文に合わせて変更されてから、2日後に、臨界事故が発生しているのです。⇒全文を読む

「原発に死を!」10.原発は軍需偽装:A級戦犯『巨怪伝』抜粋

 読売新聞でも日本テレビでも、「原子力の父」こと、自由民主党衆議院議員、原発族議員の大ボス、正力松太郎の政治行動は、「お召し列車」の異名の特別報道の扱いとなってました。私は、入社当初に配置された編成局と、正力松太郎のガラス張りの居室、通称「金魚鉢」とが同じ2階のフロアにあったので、何度か廊下で、あの怪老人、生きている戦前、元A級戦犯の姿を見掛けました。この元警視庁特高課長、正力松太郎と相呼応して、原子力「平和利用」の政治詐欺を仕組んだ希代の破廉恥漢は、内務官僚としても正力の後輩の中曽根康弘でした。
 テレヴィ創設でも原子力「平和利用」でも、正力松太郎の懐刀として「影武者」の下働きをした柴田秀利は、元読売新聞社員で、戦争中は特務将校(スパイ)でしたが、当時は、日本テレビの専務で、私は、団交で会ったこともあります。柴田は晩年の正力と袂別し、暴露出版をします。⇒全文を読む

「原発に死を!」11.朝日の奇怪記事「中性子は屋内で数分の一」

 再度、電話で、「放射能の専門家とは誰か、出典の資料名は……」と、何度聞いても、教えてくれません。なぜ、教えてくれないのでしょうか。朝日新聞は、小学生が論文を書くために質問したりすると、とてもとても親切に教えてくれるとの噂ですが、この噂は間違いなのでしょうか。
 私が、原子力資料情報室に聞いたところでは、中性子を有効に吸収するのは水素で、原子力関係施設では、水が大量に使われている。普通の民家の壁では、ほとんど吸収されないはずだが、そういうデータはないとのことでした。科学技術庁も、かなり調べて、つまり、私のNTTへの支払いが心配になるほど待たされて、やはり、建物の中性子吸収に関するデータはないと答えました。
 もしも、朝日がいう「過去の核実験の際のデータやコンクリートの遮蔽効果を調べる実験などに基づく値」を、ご存じの方が、いらっしゃったら、ぜひ教えて下さい。⇒全文を読む


ユーゴ戦争特集

KLAから米政界に流れた『黒い金』(Playboy9)

週刊プレイボーイ』(1999.11.2) 《迷走のアメリカ》 「ユーゴ空爆編」第9回 KLAマフィアから米政界に流れた《黒い金》 バルカン半島とアメリカの間に結ばれた“闇の同盟”。そこには誰もが知る大物政治家の名も…
エスカレートするKLAの暴走 アルバニア人・マフィアの血の結束 欧米の有力政治家を買収するKLA
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長編連載記事

●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その24) 土地政治犯罪監査請求:2Hの証拠提出・陳述へ

 きたる11月17日(水)9:00~11:00,下記のごとく、武蔵野市長、土屋正忠の「政治犯罪」「実質違法行為」の判定と「300億円の賠償」を求める監査請求が受理され、2時間の陳述と証拠提出の時間が設定されました。傍聴あり、一回こっきりの限定なしの条件となっています。
 以下、まずは、監査委員からの「通知」全文です。⇒全文を読む