Мир и права человека Чечене!
ロシアによる対チェチェン軍事侵攻と占領が続いています。
このサイトは、侵攻に反対し、平和的解決を求める立場から情報を収集しています。
Japanese information site for peace and human rights on Chechnya.
ウクライナに対する侵略戦争は続いていますが、世界からの支援は決して十分とは言えません。それどころか、侵略を行っているロシアへの批判はほとんどせず、逆にウクライナに抵抗をやめて停戦に応じるように促すという、偽善的な声明を発行する人々がおり、大きな問題だと思います。
(朝日新聞)ウクライナ侵攻、政府に仲裁求め学者ら声明 報道陣から批判的質問も 2023年4月5日
こうした風潮に抗って、次のシンポジウムが開かれます。ウクライナの人々のために、私たちは市民の立場から何ができるのか、ともに考える場になるでしょう。ぜひ、ご参加ください。(大富亮)
7月16日(日) 午後1時 30 分開場
●渋谷区勤労福祉会館2F 第 1 洋室
(渋谷区神南1-19-8 渋谷駅 7 分)
地図:https://goo.gl/maps/73arQ5tt1hmRfJcj7
<パネリスト>
●青山 正 (チェチェン連絡会議代表)
●加藤直樹 (ウクライナ社会運動への連帯基金の呼びかけ人)
●杉原浩司 (武器取引反対ネットワーク〔NAJAT〕)
●原 隆 (ウクライナ連帯ネットワーク)
<コーディネーター> 林 克明 (ジャーナリスト)
ロシアによるウクライナ侵略から 1 年半が経とうとしています。しかし、今もなお町の破壊や人々の殺戮が続いています。また最近、ロシア軍によると思われる爆発によりドニプロ川に築かれたカホフカダムが破壊され、多くの町が水没し多くの死者が出ています。
ウクライナの人々の抵抗によりロシアの侵攻はプーチンの思い通りには進んでいませんが、戦火が止む見通しは立っていません。
私たちはこの間、ウクライナ社会運動への連帯基金の呼びかけに応え、ささやかな支援の活動を続けてきました。
様々な問題提起を受けて、今後のウクライナ連帯の方策を共に考えていきたいと思います。
主催 ウクライナ連帯ネットワーク
(090-1429-9485)
<拡散希望>
チェチェンにおける平和の回復と支援を行ってきたチェチェン連絡会議は、ロシア軍のウクライナ軍事侵攻に関してこれまで2度に渡り声明を発表し、問題点を明らかにしてきました。
侵攻開始から1年となりウクライナでは、ロシア軍の動員兵と正規軍、及び民間軍事会社ワグネルの部隊による大攻勢が続いており、各地で激戦となっています。ロシア軍は損害をいとわずにわずかばかりの前進のため、人海戦術でのがむしゃらな突撃攻撃を続行しています。
戦争の終結はとても見通すことはできません。プーチン大統領という一人の独裁者の無慈悲な命令により、多くのウクライナ市民とウクライナ・ロシアの兵士たちの命が奪われ続けています。チェチェン戦争での悲惨な殺戮が、ウクライナでも同様に繰り返されています。ロシア軍による戦争犯罪の数々を私たちは許してはなりません。
この間、国内では侵略したロシア側を批判するのではなく、プーチン大統領のプロパガンダに踊らされて事実を顧みることなく、蹂躙され続けるウクライナ側を非難するような主張が一部の識者などから出されてきました。あるいは、一時的な停戦を求める動きもありました。しかし、それはロシアの脅威を取り除くことに何の役にも立たず、ウクライナの人々の求めるものでもありません。またウクライナ問題を利用して、日本政府は「敵基地攻撃能力」保有を目指し大幅な軍拡を目論んでいますが、それは日本が目指すべきことではありません。小さな島国である日本が取り組むべきは、戦争を起こさせない努力です。
ウクライナの人々はあくまでロシア軍の完全な撤退を求めて、徹底抗戦の姿勢を明らかにしています。私たちはその決意を尊重したいと思います。もしウクライナが勝利し、ロシア軍を追い出すことができれば、プーチン政権の崩壊につながります。そうなれば、旧ソ連圏やロシア連邦内での大きな変動に結び付く可能性もあります。ロシアの民主化やロシアに抑圧されてきたチェチェン共和国などが解放される契機になるかもしれません。
ウクライナでの戦闘の状況はますます厳しさを増しています。今後プーチン大統領は様々な通常兵器のみならず、核兵器や化学兵器の使用すら命令する危険性もあります。これ以上の猶予はなりません。プーチン大統領の戦争犯罪を止めることは私たちの責任です。
私たちはこの1年にウクライナで犠牲となった人々に、謹んで哀悼の意を表明するとともに、国際社会の責任で一刻も早くロシア軍のウクライナからの完全撤退の実現、そしてロシア国家による数々の戦争犯罪の徹底的な追及を呼びかけます。今こそウクライナに平和を!
2023年2月24日
チェチェン連絡会議
代表:青山 正
(メールアドレス peacenet@jca.apc.org)
ウクライナ問題を理解するためのチェチェン連絡会議のサイト(note)
https://note.com/chechenkaigi
ロイター特別レポート
「エージェント・オブ・インフルーエンス」
親プーチン工作員が、ドイツ政府をウクライナに敵対させようとしている
日時:2月4日(土)午後2時~5時
会場:千代田区富士見区民館3階和室
(東京都千代田区富士見1丁目6-7、飯田橋駅西口徒歩4分)
パネラー:青山正(チェチェン連絡会議代表)、岡田一男(映像作家)、 林克明(ジャーナリスト)、常岡浩介(ジャーナリスト)
参加費:500円
チェチェン連絡会議代表の青山正が昨年『非暴力という希望――いのちを 最優先する社会へ』(同時代社刊)を出版しました。それを記念してチェ チェン連絡会議主催のパネルディスカッションを行います。メインテーマ はロシア軍のウクライナ侵攻です。
チェチェン連絡会議は昨年ウクライナ侵攻について2つの声明を発表しま した。それは国内外で出されているウクライナ問題への誤った情報や意見 をただすためでした。
長年チェチェン戦争の平和解決と人権の回復を願ってきたチェチェン連絡 会議は、プーチン大統領による対外的な軍事的恫喝とロシア国内での人権 及び言論への弾圧に向き合ってきました。ウクライナ侵攻の原型とも言う べきチェチェン戦争を通して、ロシア軍の侵攻が何をもたらしているのか、 そして日本の私たちに何が問われているのかを、一緒に考えたいと思いま す。
あけましておめでとうございます。
つい先日、12月31日に発行された群像社のニュースレター「ロシア文化通信 群 GUN」に、記事が掲載されました。題して「チェチェンからウクライナを考える 27年前のドゥダーエフ発言が示すもの」。
群像社からはロシアの作家プリスターフキンの「コーカサスの金色の雲」という、チェチェンについての小説が1990年代に刊行されました。残念ながら今は品切れですが、その本がご縁で、今回原稿を書かせていただきました。
私の記事は、昨年2月24日のロシア軍の侵攻開始からの情勢を、チェチェンの視点で読むものです。新しい情報としては、大ニュースであった、ウクライナ議会によるチェチェンの主権承認について整理しました。最近ウクライナ、チェチェン、ロシアに関心を持たれた方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
また、他のロシア関係記事も充実しています。私は映画が好きなので、「ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路」という樫本真奈美さんの原稿が実に興味深かったです! 入手ご希望の方は、群像社にお問い合わせください。
http://gunzosha.com/gun.html
メール:info@gunzosha.com
ところで、弊チェチェンニュース編集室と、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)が、昨年6月に開催した集会の講演録PDF「ウクライナで何が起きているのか 最新現地報告とチェチェンから見たプーチンの侵略」を、ネット公開しました。わずか16ページに3万文字以上をつめこんだ力作です。PDFも、冊子版も無料配布中です。
ウクライナについて、降伏すべきとか、プーチンにも一理あるとか、あれだけひどいことを言っていた人々はどこへやら、関心も下がる一方。思うところはありますが、やはり現地で何が起こっているのかを知るところから始めましょう。ジャーナリストの志葉玲さん、林克明さん、NAJAT代表の杉原浩司さんによる充実の報告会でした。
入手についてのご案内をします。
まず、PDF版のダウンロードはこちらからどうぞ:
https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/s/E45sLi4LfLFz4eY
(約1.5MB)
冊子は、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)が無料配布しています。 anti.arms.export@gmail.com まで、必要な部数を明記して送付先をお知らせください。送料のみ、到着後に同封の郵便振替用紙で送金ください。カンパも歓迎です。
ウクライナ侵略とチェチェン戦争がつながっているということが、よくわかる冊子だと思います。10部、20部とまとまった部数を取り寄せて、お知り合いに配布するのも有意義です!
本年もよろしくおねがいします。
大富亮です。11月19日に開催されました講演会の動画が公開されていますので、紹介します。
大勢の方の前でお話するのは久しぶりだったので、つっかえたりしていますが、参考になる部分もあるかと思いますので、どうぞお時間のあるときにお聞き下さい。
ウクライナ議会によるチェチェン主権承認について、日本で最初のレクチャーだったかも知れません。重要な話なので、今後、よりわかりやすく説明したいと思います。
チェチェンと並行して、個人的にも右往左往してきたこの20年間についてお話しました。主催者の林さんはじめ、チェチェン関係のなつかしい方々にお会いできたのも良かったし、最近情報発信を始めている方々との新しい出会いがあったことも嬉しい機会でした。今後ともよろしくおねがいします。
また、「ウクライナ関係のフェイクニュースにどう対抗するか」という部分で、質問者の方との間で、興味深い質疑応答ができたと思います。これにインスパイアされる形で、図書館学を応用したフェイクニュース対策というものを考えましたので、今後少しまとめて、紹介したいと思います。ざっくりした内容は、この動画でご覧ください。
林克明チャンネル:チェチェン戦争を知るとウクライナ戦争がよく見えてくる
https://youtu.be/nmG4mpdrIbc
チェチェンでは、2007年以降、ラムザン・カディロフによって多くの人権活動家が弾圧されてきたが、言論の自由と人権がなく、チェチェン独立を求める人だけでなく、その家族も容赦なく弾圧されている状況には、やはり水面下で反発が大きいようだ。
ここ2、3年の間、そういった不満を吸収してきたのが、「ワンアダート(1ADAT)」というテレグラム(ロシアを中心に活用されているSNS)上の匿名コミュニティで、チェチェン当局による犯罪と虐待についての深刻な報告や、カディロフツィを風刺する面白い動画が混在している。両方のコンテンツのために、このチャンネルは北コーカサスの若者の間で非常に人気があり、投稿者も自然に増えている。
また、2006年にロシアに殺害された野戦司令官シャミール・バサーエフや、他のチェチェンのイスラム主義者への支持を表明するものなど、急進的な投稿も多い。ワンアダートはチェチェンの独立も呼びかけている。
チェチェンニュースが500号超えということで、講演会を開いていただくことになりました。 ぜひご参加ください。会場でお待ちしております。(大富亮)
先日チェチェンニュースでご案内した、オクサーナ・ピスクノーワさんによるウクライナ報告の内容が、youtubeの「林克明チャンネル」で公開されました。どうぞご覧ください。
ロシア・チェチェン戦争の628日(カフカスの小さな国 チェチェン独立運動始末の増補版)
林克明 著/清談社Publico/2022/06/15
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#285 北方領土、チェチェン、歴史認識ーー3冊の本を通じて
チェチェンに50箇所以上の大量遺体遺棄現場がある親ロシア派政府当局者が認める
ハサブユルト合意
ロシア・チェチェン平和条約
ハズブラートフ「チェチェンは主権国家」
ロシア連邦-チェチェンにおける強制失踪と正義の実現[2007/5 amnesty](PDF 568KB)
チェチェン難民報告書[2003/2 UNHCR](PDF310KB)
チェチェン難民報告書(PDF470KB)[2005/5 NRC]