自治労音協通信

 6面  NO44号/2001.5.22発行

☆光州訪問記その2 あれから二十年…オモニの慟哭
第四話  歴史の事実を現実に写し出す光州市民たち

自治労音協事務局次長 小川典子

★5月のオモニたち

今年も、5・18がやってきた。光州市では、昨年はじめて、金大中を迎え追慕集会が開催された。これまでの民主化闘争への問いかけをあらたに投影した瞬間でもあった。
参加者の遺族たちの心境はいかばかりであったことだろう。
二度目の訪問となった昨年、5・18集会の式典を待つ静けさの中で一人のオモニが二十年前を思い出すかのように、列席していた軍人に向かって泣叫ぶ姿はわたしたちに過去の事実を思い出させた。
光州市営墓地から移された墓標が会場である、5・18光州民衆抗争追慕祈念公園内に二百五十墓ある。集会の後、多くの市民たちが、二十年前に家族であったものたちの好物を供え墓碑に語りかける光景は、二十年の年月を忘れはしない人々の思いを語っていた。

2000.5.18 民衆抗争追慕祈念公園墓地にて

★ねつ造された真相究明は

2000年5月18日 光州民衆抗争追慕祈念集会参加の金大統領夫妻
二十一年前の『光州事件』は今でも多くの韓国人には理解されていないことは前号でも述べたが、当時の軍事政権チョンドファンは、韓国全土に広がる民主化闘争の金大中という変革の中心人物の拘束で一気に広がる市民・学生の抗議のデモや集会をことごとく弾圧していた。そのターゲットにされた金氏の地盤であった光州市民に対し、計画的な弾圧を計画し実行した。それは悲劇的な結末で収束されたが、戒厳令化の韓国国内では、勇敢に自治権を求め守ろうとして闘った人々を、暴徒であるがごとく中傷し、国内の民族対立であるかのごとく宣伝した報道機関や政府から抹殺され続けてきた。
金大中政権に変わっても、その「ねつ造」の意味を多くの国民は理解できないでいる。南北の朝鮮半島が存在する限り、解決できない問題として…。      (つづく)

●光州広域市国際協力室日本担当
連絡先/光州広域市東區鶏林洞五◯五ノ九◯◯(大韓民国)
TEL 062-228-6017、FAX 062-226-4448

日音協近畿合宿IN京都を終えて

k1000@skyblue.ocn.ne.jp(日音協音協近畿事務局)庄司 敬三

近畿ブロック合宿参加のメンバー、前列真中が庄司さん

必死で計画し、立案し、やっとの思いで遂行し、終了したしました。当初の計画通り、二曲のオリジナルを作り上げました。
”笹舟”と”Honey ”です。
笹舟は、当日…と言っても初日は、みんな京都の山城にくるまでに必死だったし、マシン(こんぴゅーた)の修理も、あり〜いの、疲れた〜で、飯を準備して、食っただけで終わっしまいました。ははは。次の日やっと、横林さんの詩を少し改良し、曲付けに入りましたが、前回の合宿でできた、”SIMA”以上の曲を作ろうと、最初は、無理していたのかもしれません。とにかく、二日目の一時過ぎまでなにもできなかったのですから…。
とりあえず、ここにいるメンバー全員二〇分で、二行ぶんの歌詞に、各々メロをつけてみようぜい!ということで、メロ付けコンテストが始まり、ようやく、横林さんのメロに決定し、つけたし大改造がはじまりました。
それからは、大スピードの大やっつけが始まり、でもその割にはなかなか良い曲ができました。さすが近畿、「底力をみせたなあ!」って感じでしたまっ、自画自賛してもしょうがないですが、長野では十分力を発揮したいと思います。
今回の曲、笹舟は、”自然との共生”がテーマでした。
長野のイメージが少し欲しいということで、千曲川がイメージになっています。”しなやか”も入っています。(笑)長野で発表して、大喝采を浴びていい気になりたいと思います。
ところで、今回近畿は、ログハウスと鉄筋の大ログハウスを借り切りましたが、これはなかなか、大成功!ほかのログから離れていることもあるのですが、音を一晩中出せるという、願ってもない環境でした。まあ、酔っぱらっての大アドリブ大会の楽しいこと楽しいこと。僕のギターは全然合っていなかったようですが、そう言うことは、気にしない気にしない。楽しければいいんです。毎回苦情が来てたことを、考えると本当にパラダイスという感じでした。
しかし、携帯電話の電波が届かない場所というのも、苦しいものがありましたが…。まあとにかく無事終了し、みんな下界へ帰っていきました。
今回も、近畿以外からの参加者の方々わざわざありがとうございました。講師の、栃木の吉田さん、講師を講師ともおもわない近畿の態度に合わしていただいて毎年ありがとうございます。九州の山田さん、ビデオ編集、ありがとうございます。
東京から49(フォーティーナイン)さん、ライブありがとうございます。できるだけ早くCD化します。遊びに来てくれた京都のベースのにいちゃん、一緒に長野にいきましょう。
それではまた、みんなに感謝しつつ来年も合宿がんばりましょう。
追伸/5月26(土)日、尼崎のアルカイックホールでドランカーズや、地元、尼、のミュージシャンで、ジャムります。


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