自治労音協通信

 5面  NO37号/00.1.1発行

☆まいふぇばりっとびーとるず(その1新連載☆UNCLE)

◇ エピローグ

また始まってしまいましたこの連載、自治労にはもっと良い事書く人が入るとは思うのですが…。
ビートルズと言うと余りにも有名で、数々文献が出ていますので歴史的なことはそちらを参照していただくとして、ここではあくまで主観で押し通そうと思います。ですから何年にどうしたとか、ディスコグラフィ等はあまり書きません。(どうしても出てきちゃいますけどね)

◇ 誕生ルーツ

まず、ビートルズの母体になったジョンとポールの出合いから(もう歴史が出てますね)簡単に言うと、私達と同じように学生時代にバンドを組んでいて他のバンドに「お!けっこう凄いやつが入るなア」ってなところで年号は一九五六年、ジョンは十六歳、ポールは十四歳でした。五十六年に十六歳と十四歳ということは幼い頃とは言え、共に戦争を経験していると言うことですが、このへんの影響はどうなんでしょうかね。日本のようにガラット社会がかわったと言うことはないでしょうが、同じく伝統の国イギリスでも戦後と言うことでなんらかの変化があったのかも知れません。
そして、レノン=マッカートニーのコンビが誕生しました。そのつぎはジョージですが、彼はポールよりもひとつ年下で、コンビ結成の一年後ビートルズに参加しました。ちなみにこの頃はまだビートルズとは名乗っていません。そしてリンゴ、こちらは大分おくれて六十二年の参加です。

◇ 音よりボーカル

その頃はみんなへたくそだったらしく、と言ってもその頃の音をじっくりと聞いたことはありませんが、一度だけデヴュー前のライブテープというのを聞いたことがあります。ライブなのでもちろん音はよくありませんでしたが、当時はやっていた曲をコピーというより「自分達で少しいじくった感じ」でやっていました。
注目したのは音が悪いにもか関わらずヴォーカルだけはよく聞こえていた、ということですね。このへんがロックバンドでありながら後々の歌を大切にするアレンジに表れていると思います。
うまくないといえば、とくにジョージとリンゴはたいした才能もなく、努力の人みたいでした。しいていえば、ジョージはアレンジの良さ、リンゴは人柄の良さ、といったところでしょうか。
ビートルズと名乗ったのは六十年で、その前はジョンの学校名をとってクオリーメンと名乗っていました。そのころのドラムはピートでジョンとの付き合いは一番長いメンバーです。つまりビートルズを結成後二年でピートは首になったのです。これにはいろいろな説があって、リズム感が悪かった、とか、素行が悪かったとか…。もちろんその頃はオリジナルなどなく、主にプレスリーなどのコピーをしてました。

◇ スタイルはロック

当然のごとくスタイルもリーゼントに代表されるロックスタイル、つまりつっぱりです。今、ヴィジュアル系なんて騒がれてますが、昔からロックは格好が大事で今更何を言っているかと言うところですね。ライブでよくやっていた曲の詳細は不明ですが、ファーストアルバムを見るとだいたいどんなものをやっていたかがわかります。「ANNA」はアーサー・アレキサンダー、「CHAINS」はキャロル・キング、「BOYS」はルーサー・ディクソン、「BABY IT'S YOU」はバート・バカラック、「A TASTE OFHONEY」は映画の主題歌、「TWIST ANDSHOUT」はバート・バーンズの作品で、ロックといってもいずれもメロディアスなものです。このアルバムはオリジナルとカバーが半々なんですが、通して聞いてみて、違和感がない、ということはオリジナルがそれらカバーの曲にかなり影響されていると言うことですね。オリジナルの中では「ASK ME WHY」が非常にメロディアスかつスリリングなコーラスで逸品だと思います、一度聞いてみてはいかがでしょう。
            (つづく)


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『オペラシアターこんにゃく座/二千年公演のごあんない

吉村安見子さんもピアノで出演します!

場所/シアタートラム/03-5432-1526
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