杉花粉症は “外交 行政 産業” 環境公害だ!(その23)

編集長の毒針:緊急課題!

杉花粉被害放置政策に猛然反撃の独立反乱!
“杉林焼き払い放火作戦”開始宣言!

またもや杉花粉が飛散する悲惨な季節になりました

2001.2.10.mail再録。

 ああ、ついにまた、杉花粉が飛散する悲惨な季節になりました。あわれ、花に叛く鼻の痛みよ。

 で、私の昨年の杉花粉シリーズを継続発展、洗練することになります。ホーム頁の目次の上の方に、編集長推薦として、掲げてあります。優に単行本1冊分になりますが、出版社が飛びついてこないので、そのまま、電子情報のみ。

 東京都の予報、Web「いいはな」(悪い冗談!)によると、2月12~18日頃、大量飛散が始まるようなのですが、実は、昨年のわが徹底直撃調査によって、杉花粉をスライドにワセリンを塗って捕らえる機械の設置場所は、ほとんどが自治体の役所の屋上であることが判明しています。汚れた道路を走る私の生活環境とは違う位置での観測なのです。

 しかも、杉花粉という奴は、昨年の分も地面などに転がっていて、春の乾燥期に舞い上がるのです。このことは専門家でなくても、東京都の担当職員でも、知っていることなのですが、新聞などの報道では、実に立派な観測機械ができていて、御立派な予測が立つことになっているのです。

 私の場合、すでに、ここ一週間ほど、鼻水グジャグジャ、確かな予兆があったのですが、本日、ついに、喉まで痛くなり、関係各所への殺意を押さえに押さえつつ、耳鼻科医院に行きました。通常の治療を受け、うがい薬と抗ヒスタミン剤、1,660円也。国民健康保険で自己負担30%ですから、逆算すると、総額が4,980円也。

 が、1回ではすまないのでして、毎年、最低2回、昨年は発熱して、高い抗生物質まで投与しました。仮に1人の患者が毎年1万円とすると、人口の3割にまで達した患者の内、仮に1割にしぼっても、日本全体で、1,300万人、掛け算すると、年商1,300億円の大産業となります。

 だから、当然、杉花粉症は絶滅されないのです。杉花粉は重要な財源なのです。枝打ちをするだけで、花粉は付かず、飛ばずになるのですが、林野庁は赤字官庁、日本杉は、アメリカのツガより高く、アメリカ様には逆らえず、大手メディアは不勉強、御用学者は、計算もせずに、枝打ちは膨大な予算を必要として不可能、などと主張、実は、たったの一回、国家予算で約1,500億円、地方予算も含めて、全部、枝打ちができるのです。

 その費用は、林業関係者、枝打ち機械の製造者に回り、経済再生、万歳三唱なのですが、厚生省が仕える薬九層倍、医は算術業界にとっては、大事な飯の種の患者が無くなる、生かさず殺さず、毎年むしり取るには、昭和天皇お手植えもある杉のボウボウ荒れ放題は、絶対に必要な国家的環境なのです。

 手許に届いた朝日新聞(2001.2.5夕)「科学」欄記事「花粉の飛散量予測/技あり」は、紙面全体の4分の1程度の大きさですが、阿呆記事の典型で、関係官庁の宣伝に終始。

「花粉症の原因になるからといってスギ林をすべてなくなしてしまうわけにはいかない。そこで、林野庁は花粉の少ないスギを増やす研究に取り組んでいる」などと、あいも変わらぬ脳天気の発表垂れ流し。この件も、昨年、徹底直撃取材。育種などで、少なくとも20年は掛かる。しかも、杉の材木が売れない状態の改善は絶望的だから、育種しても、植える場所がないのである。そのころには、私は、本当の閻魔の庁の鬼籍に入っている可能性があるから、まだ這ってでも動ける状態の時に、厚生省の前で、ガソリンをかぶって焼身自殺をしてやる、と、空想しているだけである。この、この、阿呆ども、薬九層倍、医は算術、糞ったれども、地獄の道連れにしてやる。

以上で(その23)終わり。(その24)に続く。


(その24) 杉花粉で消費低迷と異変!
“杉花粉絶滅作戦”一括リンク
『憎まれ愚痴』63号の目次