杉花粉症は “外交 行政 産業” 環境公害だ!(その18)

編集長の毒針:緊急課題!

杉花粉被害放置政策に猛然反撃の独立反乱!
“杉林焼き払い放火作戦”開始宣言!

「杉花粉・公害」検索HP紹介3.Newsgroups議論2.

2000.5

 本シリーズ(その17)に引き続いて、「杉花粉」と「公害」の双方を含む指定の検索で発見したHPの内容紹介、第3弾である。今回も、あえて論評は加えない。


Newsgroups: fj.soc.politics,fj.life.health,fj.life.religion
Subject: Re:日本から杉花粉公害病を根絶するために
Message-ID: 335752cc.0@news.billyboard.com
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政治的なものはすべて変更可能である
Newsgroups: fj.soc.politics
Subject: Re:日本から杉花粉公害病を根絶するために
Tohma(tohma@st.rim.or.jp)さんの5i1v06$8b3@news.st.rim.or.jpについて、
33434AAB.3897@usa.netの記事においてrenp@usa.netさんは書きました。

日本から杉花粉公害病を根絶するために(その2)

すべての被害者は団結し、政府及び国会議員に対して「杉植林禁止及び杉林の他種林転換促進法」の制定を要求することが可能である。

 貴方が責任をとって団結させれば?

 勝手にメールを送れ、自分には言うだけだ。というふうにmail bombingをけしかけるだけでは無責任でしょう。

 私の記事が杉花粉公害を日本から撲滅することが必要であると考える人びとの団結のきっかけとなり、日本の将来にわたる損害が最小限にくいとめられることが日本国民全体にとっての利益です。

1,200万人以上の人が、日本から人工杉を根絶するように、という趣旨の手紙を政府及び国会議員に送付するならば実現不可能なことではない。

 mail bombingは無視されるだけでしょう。それに紛れて、もっと大事なメールまで無視されるのを怖れます。

「mailbombing」とは何かよくわかりませんが、より多くの人が公害の責任者や、その公害をなくすことができる法律を制定することが可能な人に対して汚染源根絶を訴えるためにメールを送ることを「mail bombing」というのでしょうか?

 無視されると考える人もいるかもしれませんが無視されないと考える人もいるかもしれません。

 ある人にとって「大事なメール」も他の人にとっては大事でないメールであるかもしれません。あるメールが大事であるか小事であるかは受取人の判断にゆだねられています。たとえ受取人によって大事でないとみなされたとしても、それは大事であると主張することも妨げられているわけではありません。1200万人以上の人が被害を蒙っている公害が日本にとって重要でないとは言えないのは、それより少数の公害である水俣病や四日市ゼンソク、エイズ殺人事件が重要ではないとは言えないのと同様です。公害とは不特定多数に対する害です。

 メールを書く:以下の文章をコピー&ペーストするか、同趣旨の文章を作成し、それぞれの宛先に送信可能です。

 mail bombingを他の人に依頼するより、貴方が主体的に署名を集めて請願するほうが民主主義にのっとっていると思いますが。

「依頼」しているわけではありません。日本から永遠に杉花粉公害による莫大な損害がなくならなくてもよいと考える人まで公害源根絶の必要性を訴えることはできないでしょう。あくまでも個人の判断が尊重されています。

「署名を集めて請願する」ことと「民主主義」とはあまり関係がないように思われます。個人がそれぞれの判断である政策の必要性を説き政府に要求することと「署名を集めて請願する」こととどちらがより「民主主義にのっとっている」かを考える必要性は感じられません。「民主主義」とは民が主の主義である以上の解釈は今のところできません。

 いろいろなやり方があります。Aがよいと考える人はAを選択し、Bがよいと考える人はBを選択し、Cがよいと考える人はCを選択することができる自由は誰にも妨げられていません。Cがよいと考える人も他人にCを押し付けることはできません。

 1000万人の手紙が必要な時に政策決定者に届けられることと、1000万人の署名が並んだ名簿が1度だけ誰かに手渡されることと、どちらがより多くその政策の必要性を認識させる効果があるか、状況によって異なるでしょうし、両方やることを妨げるわけではありません。ほかにも方法はないわけではありません。

 杉花粉の問題はシーズン的な問題です。署名を集めること頼っていればそのうち秋になり冬になるということも考慮されています。そのような暇があれば個人の判断がそれぞれ手紙を送ったほうが早いとも考えられます。3000万人の手紙は3000万人の署名簿と同様であるか、それに優るものがあるのではないでしょうか?

『杉花粉公害によって日本が蒙る莫大な損害』とは何かここで明らかにしておきます。

1.不特定多数の人が自己の責任ではない理由で毎年杉花粉病に苦しめられるのは、発病者のみではなく全国民の自然権の侵害である。自己の責任によらずに常に発病の危険にさらされて生きなければならないならばそのような国に生まれた人の愛国心は育たないであろう。杉花粉公害によってやむおえずマスク等を身につけたり、外出を控える等、私生活が制限されるのも発病者にとっては損害である。

2.1200万人以上の人の毎年の杉花粉病によって病院その他の人の不幸によって利益を得る事業者に流れる金の総額=日本の損失である。医師、製薬会社などの非生産的事業者は富んでも日本国家全体にとってはマイナスである。その総額はもっと生産的な事業に投資されることができたはずである。医者に利益を与えるために病人を増えるがままに放置するというようなことが国家の利益となりうるはずはない。

3.生産性の低下。1200万人以上の発病中の人が発病期間中になすことのできる生産活動は低下せざるをえない。杉花粉公害がなかったならばなされたであろう生産量と杉花粉公害によって低下した生産量の差=日本の損失である。

4.以上、1.2.3.の日本の損失は人工杉が伐採されなければ未来永遠に毎年繰り返されることが明らかである。しかも現在の1200万人が2400万人になり6000万人以上になることも否定できるわけではない。毎年の損害額の積算額=過去及び将来の日本の莫大な損害となる。

「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人もかかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」昭和21年日本憲法第16条

 どんな手段を使って訴えても許される、ということを主張しているわけではないですよ。普通、請願といえば、署名を集めて署名簿と共に書面で提出しますね。

 多数の人が個人として日本の国益を考え、手紙を書くということが誰かに許されない手段であるとは考えられません。少しも問題がある意思伝達手段であるとは考えられません。 「請願といえば、署名を集めて署名簿と共に書面で提出」するのが「普通」であるということが本当であるとしても、その「普通」のやり方に従わない自由が妨げられているわけではありません。

署名簿できました。

http://www.geocities.com/CapitolHill/8194/kahunkougaibyo.html"

 神よ、変えることのできるものを変える勇気と変えることのできないものを受け入れる冷静さと、その二つを識別できる知恵を人の手によって植えられた稲は人の手によって刈り取られることが不可能でしょうか?

 人の手によって植えられた麻薬植物は人の手によって刈り取られることが不可能でしょうか?

 人の手によって植えられた杉は人の手によって刈り取られることが不可能でしょうか?

 不可能であると断言できる方がありましたら「神」さんでもどなたでもその「知恵」を御教示願います。

政治的なものはすべて変更可能である

 なお、私自身は杉花粉公害による健康障害は現在のところほとんどない状態です。しかし将来発病しないとは誰にも断言できません。5人に1人の時代がやって来て、3人に1人の時代もやって来るであろうことも誰にも否定できません。そうなってから杉を伐採し始めますか?それともいつかやらなければならないことは今すぐにやって日本の損害を最小限におさえることを選択しますか?遅すぎる対応をとって将来の子供たちに非難されることになるのは今すぐに伐採することを選択しなかった人びとです。「遅すぎる対応」は日本の政治でしばしば問題にされることです。ゴミ焼却場からのダイオキシン汚染が放置されていることも遅すぎる政治のひとつであることが証明されるべき時にあります。

 次に、Saitoh(PBB10208@biglobe.ne.jp)さんの"970408132751.5497@pcvan.or.jp"について、

 アレルギー自体が他国よりも多いと言う話も聞きましたが…杉林の近くで花粉の量が多い場所に住んでいても、大丈夫な人も多いという話もありますね。

「他国」にもピンからキリまであります。「他国」の名前が特定されない限りその国よりいも多いか少ないか証明することはできません。

「アレルギー自体が他国よりも多い」という話が本当ならばそれだけ日本の空気が他国の空気に比べてアレルゲンが豊富であるのかもしれないということが示されているにすぎません。その豊富なアレルゲンのなかでも最も豊富な杉花粉アレルゲンに生まれた時から毎年大量に暴露されざるをえないのであればアレルギー発症する人も多くなるのが当然の帰結であるということです。

「杉林の近くで花粉の量が多い場所に住んでいても、大丈夫な人も多」いかもしれませんが大丈夫でない人も多いかもしれません。杉林の遠くで杉花粉の量が多い場所に住んでいても大丈夫でない人も多く大丈夫な人も多いそうです。確実なことは杉花粉が原因で大丈夫でない人の数が日本国民の約10%以上でありその数は年々増加しているということです。


以上で(その18)終わり。(その19)に続く。


(その19)「杉花粉・公害」検索HP紹介4.Newsgroups議論3.
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