子どもに関する事件・事故 4 

【体育会部活動における事件等】
※他のリストとダブリあり


  



  いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件(1999年まで) 子どもに関する事件・事故 1
  いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件(2000年から) 子どもに関する事件・事故 1-2
  教師と生徒に関する事件 子どもに関する事件・事故 2
  熱中症・プール事故など学校災害 子どもに関する事件・事故 3
  体育会系部活動における事件等 子どもに関する事件・事故 4




学校・ほか 部活種類 日付 体育系部活動における事件等・概要 加害者
高校 野球部 2000/6/25 滋賀県大津市の私立比叡山高校の野球部で、練習後、上級生部員5人(高2)が、下級生部員2人(高1)を部屋に呼び出し、悪口を言ったとして、殴るけるの暴行を加えた。2人は翌日以降も練習に参加していた。
11/下旬 事件が発覚。
12/14 学校が滋賀県高野連に、事件と同部の無期限活動停止を届け出。活動を停止
上級生
高校 野球部 2000/7/29 青森県の県立五所川原高校の野球部の先輩(高3)らが、部員の対馬芳行くん(高2・16)を秋田県の十和田湖にふざけて投げ込んで水死させる。
野球部員らは、高校野球青森大会が終わったため、部員や教師、保護者ら60人余りで泊まりがけで訪れており、夕食後、対馬くんは部員ら約10人と宿泊先の保養所近くにある桟橋に出ていたという。
4人を過失致死で書類送検
上級生
中学 野球部 2000/8/21
(S000821)
神奈川県川崎市の市立中原中学校の野球部の練習で、森本桂多くん(中2・13)が熱中症で倒れて死亡。
が、熱中症による多臓器不全で死亡。
2002/9/30 顧問教師に業務上過失致死罪を適用 し、罰金40万円の有罪判決
顧問
高校 野球部 2001/4/8 山口県萩市の県立萩高校野球部員たちが、監督の退任を求めて試合をボイコット。
昨春に監督が就任以来、部員への体罰が日常化していることへの抗議
顧問
高校 野球部 2001/4/13 大阪府大東市の大阪桐蔭高校の野球部の寮で、男子生徒(高1・16)が、上級生4人(高2)に呼び出され、「なめている」などといわれ、殴る蹴るの暴行を受ける。男子生徒は自宅に逃げ帰り、一度は寮に戻ったが、上級生から「調子に乗ってるとしばくぞ」と脅され、登校できなくなった。 上級生
高校 剣道部 2001/6/ 大分県大分市の私立楊志館高校に4月、剣道部の特待生として入学した男子生徒(高1)が、指導方針をめぐって顧問の体育教師(36)と折り合いがあわず、6月に退部。
その直後、教師は生徒を体育用具室に呼びだして、「殺したる。頭を割るぞ」などと繰り返し脅迫。退学を余儀なくされた
顧問
中学 野球部 2001/8/7 埼玉県坂戸市の市立住吉中学校で、男性教師(37)が、野球部の指導中、指示通りのプレーができなかったと腹を立て、男子生徒(中1・12)の頭をヘルメットの上から金属バットで1回たたき、全治9日のけがを負わせる。
県教委は教師を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分。
顧問
高校 陸上部 2001/10/ 大分県の県立中津工高校の陸上部監督(62)が、合宿先で、女子部員と散歩中に相手の手をつかみ、服のうえから下腹部を触らせるなどの強制わいせつ容疑で逮捕。起訴。検察は他の女子部員も含めてわいせつ行為がひんぱんに行われていたと指摘。
同監督は、チームを3度全国高校駅伝に率いており、日本陸連が優れた指導者に贈る賞の受賞者でもあった。
顧問
高校 空手部 2001/10/9 滋賀県大津市の県立北大津高校の格技場で、空手部の男子部員(高1)が同じ部活生徒7人(15-17)から集団暴行を受ける。
硬膜下血腫で一時意識不明に陥る。その後意識は回復したものの右半身不随や高次脳機能障害・視力低下などの後遺症が残る。
以前から被害生徒に対して継続的ないじめがおこなわれており、両親が顧問教諭に相談していたが、顧問教諭が不在時に集団暴行事件が発生。
上級生
同級生
高校 野球部 2002/1/29 愛知県大府市の県立大府高校の野球部で練習後、校庭で男子部員(高1)が片付けをしていたところ、上級生部員(高2)が「道具が片付いていない」と言って、バットで男子部員の腹部を突いた。
男子部員は痛みを訴えて病院に行き、3週間ほど練習を休んだ。
3/末 痛みが再発。精管に異常が見つかり、約1週間の入院、手術。

高校は上級生部員を停学と練習禁止処分。県高野連に報告をしていなかった。4/9事件発覚。
上級生
高校 ラグビー部 2002/3/25
(020325)
群馬県高崎市の東京農業大学第二高等学校(東京農大二高)ラグビー部員金沢昌輝くん(高2・17)が、部活動でたびたび過呼吸の発作を起こしていたが、合宿当日に自殺。 顧問
高校 山岳部 2002/7/13 山形県の県立山形工業高校の山岳部員・深瀬和久くん(高1・15)が、鶴岡市の山中で行われた国体山岳競技に参加していた際、登山道から約5メートル下の林に滑落。
7/14 熱中症の症状で死亡。
同日、鶴岡市の最高気温は62.2度と平年より6.3度も高かった。
和久くんは、午後1時半頃から、10キロの荷物を背負って時間を競う縦走競技(5.4キロ)に出場していた。
 
中学 サッカー部 2002/8/ 北海道札幌市の市立中学校で、サッカー部顧問の男性教師(42)が、男子部員(中2)6人の腕や手にたばこの火を押し当て、軽いやけどを負わせた。
市教委への保護者からの訴えて発覚。
2003/3/末 教師に2週間の停職処分
顧問
中学 バレー部 2002/8/
(020800)
大阪府の公立中学校の女子バレー部で、顧問の男性事務職員(48)が、複数の部員を1人ずつ体育教官室に呼び、部屋の鍵をしめて下着などを外させたうえ、マッサージと称して軟膏を塗りながら腰や足などを触っていた。府教委の調べでは、体を触られたのは8人。セクハラ発言を含めると16人が被害を訴えた。
2003/1/28 事務職員を懲戒免職。
顧問
中学 サッカー部 2002/9/12 石川県高松町の町立高松中学校で、サッカー部の練習試合中、顧問の男性教師(40代)が、男子生徒(中1)の胸ぐらをつかみ、腹部をひざでける。男子生徒は小腸に穴が空き入院。全治1ヶ月の重傷。 顧問
高校 アメリカン
フットボール部
2002/11/19 東京都世田谷区の駒場学園高校のアメリカンフットボールの部員2人(高3・17)(高2・17)が、部活の練習帰りに、会社員(33)を金属バットで襲い、現金などを奪う。
10/末にも無職男性(66)を金属バットで襲い、右目が失明する大けがを負わせていた。
「遊ぶための金が欲しくて襲った」と供述。
事件を受けて、アメリカンフットボール部は2003年3月末まで活動を停止。同部から7人の部員が東京選抜に選ばれていたが、全員が辞退。顧問教諭も都高体連などの役職をすべて辞任。
部員
中学 ソフト
テニス部
2003/5/ 東京都小平市の市立第5中学校のソフトテニス部の男性顧問(47)が山梨県内の大会に参加した際、試合で負けたことに逆上し、「おれの金と時間を返せ」などと叫びながら、男子生徒を平手や拳で十数回殴る。また、同教師は後日生徒に「体罰はなかった」という念書に署名・捺印を強要。学校側の事情聴取に「体罰はでっち上げ」と強硬に主張した。しかし、大会に付き添いで参加していた部員の保護者が暴行現場を目撃していた。
2003/11/ 生徒側が警察に被害届を提出。
2004/11/ 教師は暴行と強要容疑で書類送検
部員
中学 バスケット部 2003/5/ 神奈川県横浜市の公立中学校で、バスケットボール部の男性顧問が、他校との練習試合中、男子部員の頬をたたいた。6月にも試合後のミーティングで別の男子部員をたたいた。
市教委に匿名の通報があり、発覚。
10/ 部員2人は「励まされただけで体罰ではない」と主張したが、市教委は体罰に当たるとして教師を減給2か月(10分の1)の懲戒処分。
高校 野球部 2003/8/22 鹿児島県いちき串木野市の神村学園の野球部で、地区大会で負けた罰として、グラウンド100周(1周約200メートル)を命じられ、厚ケ瀬翔斗(しょうと)くん(高1)が熱中症で倒れる。約5カ月間入院。出席日数不足による留年を経て卒業したが、脳障害で足を引きずり、突然後ろにひっくり返る発作が起きるなどの後遺症が残った。 顧問
高校 卓球部 2003/9/ 北海道札幌市の私立北海道尚志学園高校で、卓球部の顧問教師が、男子生徒(高1)が足のけがの治療を理由に退部を申し出たことに逆上し、「おまえが部活やめたら誰が責任取るんだ」「さっさと辞めちまえ」などと怒鳴りながら腹をけったり平手打ちをするなどの暴行。
職員室いた教師らは誰も暴行を止めなかった。生徒は口の中が切れる5日間のけが。
教頭と同教師が、生徒と保護者に直接謝罪し、文書でも謝罪。加害教師に始末書の提出と部活動の指導禁止2ヶ月の処分。
2004/3/ 男子生徒は担任教師から「4月に2週間猶予をやる。その間に学校を続けるか辞めるか決めろ」などと言われ心身症になって転校。
2004/9/ 教師に傷害罪で罰金刑の略式処分が確定。
2004/11/ 生徒側は学校法人「北海道尚志学園」と加害教師を提訴。
2005/12/8 札幌地裁で、学校法人と教諭に計80万円を支払うよう命じた。
顧問
中学 柔道部 2003/10/18
(031018)
福島県須賀川市の須賀川市立第一中学校女子生徒(中1)が、柔道部の練習中倒れ、意識不明の状態が2年以上も続く。
当初、練習中の事故と思われていた。3ヵ月後、両親から依頼を受けた弁護士による生徒への聞き取り調査から、主将である男子部員(中2・13)にリンチまがいの練習を強要されて重傷を負ったことが判明。
上級生
高校 陸上部 2003/12/17 秋田県の県立高校で、陸上競技部顧問の男性教師が、4月頃から部活動の指導や大会引率時に不特定の女子部員に「おれの愛人にならないか」「今夜おれとつきあわないか」などの言動を繰り返していたとして、同教師に停職1ヶ月、校長(54)を訓告処分。
男性教師は、陸上部の生徒や保護者に説明会を開いて謝罪したが「傷つけたことは言っていない。厳しい先生だと思われていたので、親しみを持ってもらいたかった」などと話した。
1年生の部員数人は9月頃から部活動を休んでいた
顧問
高校 野球部 2004/2/中旬 群馬県桐生市の私立桐生第一高校野球部の九州での4泊5日の合宿で、3日目の午後10時の消灯後、1部屋で部員約10人がトランプをしているのを監督(43)が見つけて怒り、部員らの顔を平手で殴ったり、腹を蹴ったりした。部長が気づいて止めた。
監督と部長は見回り前に酒を飲んでいた。

同校は春夏合わせて9度甲子園出場。1999年に全国制覇。
高野連に報告せず、翌3月開幕の選抜高校野球大会に出場。監督と部長を謹慎処分。
監督
大学 ラグビー部 2004/4/3 東京都世田谷区の明治大学ラグビー部の合宿所で夜、入部したばかりの1年生23人が、上級生にあいさつをするための「部屋回り」をした際、進められて酒を飲み、9人が急性アルコール中毒症状になり救急車で運ばれる。
同校はラグビーの強豪校で、部員は約100人。ほとんどが合宿所で生活している。
上級生
大学 サッカー 2004/6/2 東京都世田谷区の国士舘大学のサッカー部員が、5月下旬に声をかけて知り合った少女(高1・15)を呼びだして、15人が集団でわいせつ行為をした。主犯格の部員(大3・21)は、「女子高校生とエッチしたければ集合」と部員約20人にメールを送っていた。
15人全員を退学処分。
サッカー部部長を解任し、サッカー部を無期限の活動停止
部員
高校 野球 2004/7/17
(S040717)
福岡県椎田町の築上西高校で、野球部員(高1・15)が校庭で練習中に熱中症になり、翌日(7/18)死亡。
学校側は部員を直ちに日陰に移動させず、心肺停止状態になってから通報していた
大学 スキー部 2004/8/ 日本体育大学の体育会スキー部の男子部員2人(22・19)が、ローラースキーの全国大会があった秋田県大潟村のホテルに宿泊中、同部の女子部員にわいせつな行為をした。
女子部員が告訴して、婦女暴行未遂容疑で逮捕。
大学は事件発覚からスキー部の活動を約3カ月間自粛させる。
11/ 学生2人を退学処分
部員
中学 柔道部 2004/12/24
(041224)
神奈川県横浜市の市立奈良中学校で、柔道部の男性顧問(26)が練習中、男子部員(中3・15)に背負い投げや一本背負いなどの技を繰り返しかけ、急性硬膜下血腫や脳挫傷などのけがを負わせる。高次脳機能障がいなどの後遺症がのこる。 顧問
高校 柔道部 2005/6/ 徳島県南部の県立高校で、柔道部の上級生の男子部員ら4人(高2・高3)が、下級生男子部員(高1)の顔を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせる 上級生
高校 野球部 2005/6/ 岡山県鴨方町の私立おかやま山陽高校の野球部で、監督(35)が、メンタルトレーニングの一環として、部員45人を全裸でグラウンドを走らせた。平手で部員を殴るなどもしていた。全裸ランニングは前年夏にもあった。
2005/8/末 部員保護者から学校への連絡で、発覚。 
監督に執行猶予付き有罪判決。
顧問
中学 サッカー部 2005/夏 大阪府大阪市東住吉区の大阪市立田辺中学校のサッカー部顧問(48)が夏休みの練習で、ペナルティーキックの練習でゴールを外した部員に全裸ランニングを強要。5、6人の部員が全裸で走らされた。
事件翌日、保護者が学校に苦情を申し入れたが、校長は「サッカー部の顧問のなり手がいなくなる」などとして大阪市教委への報告を怠っていた。
2007/ 顧問に停職処分。
2008/1/17 顧問が踏切自殺。
顧問
高校 野球部 2005/7/15 高知県の私立中高一貫校・明徳義塾の野球部で、部員(高1)が、上級生から正座をさせられたり、腕や胸をたたかれたりするなどの暴力を受けたことが、保護者の抗議で発覚。学校は高野連に報告していなかったが、高知県高野連などへの外部からの投書で判明。
2005/8/4 2005年4月から7月にかけて、部員11人(高2×3人、高1×8人)が野球部の寮内で喫煙していたこととあわせて、出場辞退を申し出た。
監督は、部内で解決をはかろうとして、高野連に報告していなかった。高野連への匿名の手紙で事件が発覚。
上級生
中学 柔道部 2005/8/2 兵庫県神戸市の市立御影中学校の柔道部合宿に参加していた永原佑紀くん(中1・13)が熱中症による急性心不全で死亡。
柔道部顧問(29)は、体調不良となっていた佑紀くんの顔面を平手打ちにしたり、肩や腹をけるなどの体罰を加えていた。
また、顧問はふだんの練習中から竹刀を手にし、合宿にも持ち込んでいた。佑紀くんも竹刀でよく殴られていたらしいとの証言もある。合宿中に使用していたタオルは血で染まっていた。
顧問
その他 野球部 2005/8/ アジアAAA選手権の全日本選抜チームのコーチが練習試合中に部員(高2)に暴力を振るった。大会前、高野連には報告していなかった。
コーチ辞任。学校は当初、暴力行為は2回、平手で3〜4回と、スリッパで1回たたいたと話していたが、その後、10回程度たたいたと訂正。
日本高野連は、選手の不祥事ではなく監督個人の問題であることを理由に、2連覇を取り消さず、部長の有期謹慎処分、野球部への警告を行った。
コーチ
高校 野球部 2005/8/22 北海道苫小牧の駒大苫小牧高校の野球部長(27)が、部員に暴力を振るっていたことが発覚。学校は当初、暴力行為は2回、平手で3〜4回と、スリッパで1回たたいたと話していたが、その後、10回程度たたいたと訂正。 顧問
その他 野球チーム 2005/10/1 京都府京田辺市の運動公園で、少年野球チーム少年(中2・13)が、試合に負けた「ペナルティー」として科された練習中に倒れ、意識不明で病院に搬送される。
10/2 熱中症による多臓器不全で死亡。
総監督(63)は高校野球の名門校の監督を務めたこともあり、アマ野球界では知られた人物。また少年野球チームもプロ野球選手を輩出した名門で、練習は厳しかった。
顧問
中学 バレー部 2005/10/15 香川県さぬき市の市立長尾中学校のバーレー部顧問の男性教師(42)が部活動指導中、10/9と10/15、研修センター2階和室でマッサージを装って女子生徒3人の下半身に触れるなどわいせつ行為をした。
10/21 女子生徒の家族が警察に相談して発覚。
同教師は8年前にも別の学校で、指導していたバレー部の女子生徒2人を別々に呼び出し、下半身を触るなどしていた。保護者が学校に訴えたが、「ただのマッサージ」との釈明に処分されず、事故報告書もつくられていなかった。今度も「マッサージをした」と答えていた。懲戒免職処分。
2006/1/ 懲役4年の実刑判決
顧問
その他 野球 2005/11/25 日本高校野球連盟が、「中学生の勧誘の自粛について」の通達を出す。
高校 バレー 2005/12/6
(051206)
長野県小県郡丸子町の県立丸子実業高校高山裕太くん(高1・16)が、自宅で首吊り自殺。
裕太くんは所属するバレー部内でのいじめや暴力を訴えていたが、学校は対応策をとらず、校長が約束した加害生徒と校長の謝罪文ももらえなかった。学校は登校拒否を続ける裕太くんに「このままだと留年になる」と登校を促していた。
上級生
大学 アメリカン
フットボール部
2005/12/23 京都府京都市の京都大学アメリカンフットボール部の部員3人(22・22・23)が、内1人のマンションで鍋パーティーを開き、女性2人(19・20)に焼酎などを一気飲みさせるなどして泥酔させ、集団強姦。
2006/1/ 逮捕。3人のうち1人は「性行為はしていない」と否定。残る2人は「合意のうえだった」と犯意を否認
部員
高校 ソフト
テニス部
2006/3/13 兵庫県神戸市の県立神戸高校で、男子生徒(高3)が、所属するソフトテニス部の同級生と下級生部員ら8人から、体を粘着テープで縛られたり、殴るけるの暴行を受けていたことが発覚。男子生徒はいじめによる精神的ショックで歩行困難になり、授業中に突然意識を失うなどの症状が出るようになった。
2007/5/ 8人の内2人が保護観察処分。
同級生
高校 バレー部 2006/3/16 北海道江別市のとわの森三愛高校のバレーボール部の男子部員2人(高2・高1)が、チーム移動中のフェリーの船内で、乗船客のボストンバックを窃盗。
全国高校バレーボール選抜優勝大会への出場を辞退。
部員
中学 剣道部 2006/4/5 宮崎県小林市の市立東方中学校男子生徒(中2・13)が新学期の始業式のあと、自宅に隣接する牛小屋で首吊り自殺。4/4 男子生徒は家族に「(剣道部の)練習が厳しい。やめたい」と泣きながら訴えていた。部活の人間関係の悩みも話していたという。遺書には学校での悩みやいじめについて書かれていなかったが、家族は「いじめがあった」と学校に連絡。 生徒
高校 バスケット部 2006/4/ 熊本県熊本市の私立国府高校バスケットボール部のコーチ(56)が、大分県別府市で開かれた大会で逆転負けしたことに立腹。「おまえらのせいで負けた」などと言いながら 女子部員5人(高3)の顔を殴るなどし、うち1人に口の中を3針縫うけがを負わせた。
5/ 同コーチは無報酬で同校のコーチを22年間務めたが解任。
10/ 部員11人(高2・高3)の保護者が暴行や傷害・わいせつ行為など9件について告訴。同コーチは過去に木刀を使って30回以上殴ったり、女子部員を階段から突き落としたり、わいせつ行為を繰り返しては口止めをするなどしていたという。
2007/2/1 再逮捕
コーチ
高校 サッカー部 2006/7/5 徳島県の県立徳島商高校のサッカー部で、男子部員3人(高3)が下級生部員(高2)が7/4に行われた高校総体プログラム用の写真撮影に来なかったことに腹を立て、部室に呼び出し、正座させて腹や背中をけるなどした。男子部員は肝臓の静脈から出血し、1か月の重傷。
同部は8月の全国高校総体出場が決まっているが、辞退を検討
上級生
高校 バスケット部 2006/7/14 埼玉県熊谷市の県立熊谷農業高校のバスケット部部室で、男子生徒(高2・17)が、筋肉痛などに使うコールドスプレーをまいたあと、たばこを吸おうとしてライターで火をつけて爆発。生徒4人が顔や腕にやけどを負い、男子生徒も重傷。
男子生徒は退学処分。
2007/3/5 熊谷署は、他の生徒が「ガスが充満しているのにライターを使ったら危ない」と注意していたことから、男子生徒が危険を認識することはできたとして、重過失傷害容疑で書類送検
部員
高校 陸上部 2006/8/ 京都府京都市の京都光華高校陸上部合宿の宿泊先の民宿で、監督(57)が女子部員(高3・17)の胸や下半身を触るなどのわいせつ行為をした。監督は行為を認め、懲戒解雇が決まったが、同月中に死亡。高校は死亡の経緯を明らかにしていない。被害生徒は、精神的ショックから登校できなくなったが、周囲から「わがまま」などと言われて、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。
2007/12/7 生徒と両親が、「学校にセクハラを公表するよう求めたが応じないため、生徒が周囲に誤解されて2次被害を受けている」として、学校側に慰謝料など約690万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴。
監督
高校 野球部 2006/8/25 鹿児島県いちき串木野市の神村学園の野球部で、監督(53)が、練習試合に出かけた際、自分の意見と異なる走塁の指示を出した部員(17)の頬を部員がいすに倒れこむほどの力で平手でたたいた。
8/29 同監督が守備をめぐって暴言を吐いた際にも、顔を見た部員が「何だその目は」などと言われて腹をけられた。
同校は2005年の選抜高校野球大会に初出場して準優勝。
学校は部員らに口止めをし、県高校野球連盟にも報告をしていなかった。
学校側は暴力があったことを否認。
監督
大学 応援団
リーダー部
2006/9/上旬 立命館大学の応援団リーダー部の福井県で行われた合宿で、演舞の指導をめぐり腹を立てた上級生が下級生の顔を平手で1回たたいた。
同部では、2003年3月にも、上級生が下級生を壁に押し付け一時意識を失わせる暴行を働き、半年間の活動停止処分を受けた。その際、「再発すれば解散する」と大学側に約束していた。
2008/3/19 大学はリーダー部を解散処分。
上級生
中学 バスケット部 2006/10/23
(061023)
岐阜県瑞浪(みずなみ)市の市立瑞浪中学校女子生徒(中2・14)が、自宅で首吊り自殺。遺書に4人の生徒の名前があげられていた。
10/21 同じバスケット部の女子生徒(中1)が、部活内のいじめを学校側に相談し、部活を辞めていた。
自殺の6日前、母親が「クラブ活動の人間関係で悩んでいる」と学校に相談していたが、学校は何もしていなかった。「この子は強いから『大丈夫』という先入観があった」という。
同級生
その他 野球 2007/5/ 日本高校野球連盟(高野連)が、日本学生野球憲章で禁じられている「野球選手であることを理由にしたスポーツ特待生制度」について、軟式4167校、軟式511校のあわせて延べ4678校(内私立は784校)の加盟校すべてを対象に調査。
調査の結果、憲章に違反する特待生制度を実施していた学校は硬式376校(内8校は軟式でも採用)で、対象部員は7971人。私立硬式野球部の半数近くが特待生制度を設けていたことが判明。
高校 柔道部 2007/5/21 埼玉県の県立大宮工業高校の柔道部で、男子部員(高2)が下級生の男子部員(高1)を金属バットで殴ってけがを負わせる。
このとき以外にも、部員2人(高2)が、下級生部員(高1)に対して、鼻にからしを塗ったり、マヨネーズを飲ませる、裸にしてトイレットペーパーを巻きつけ互いにはがし合わせる、殴るなどしていた。
6/20 顧問が校長に報告。その間、2人の加害者は大会に出場していた。暴力を受けた部員1人が転校、もうひとりも転校を検討
上級生
高校 バスケット部 2007/1/ 高知県須崎市の明徳義塾高校のバスケットボール部の男性監督(50)が、うまくプレーができなかった部員の顔を殴るなどの暴行。7月に1か月の減給と訓戒処分。
12/7 その後も体罰を繰り返しているとして、保護者らが、学校側に対処を求めた。

2007/1/ 遠征先の愛知県内の別の高校の体育館の更衣室で生徒2人に暴行を加えたとして、刑事事件として立件。
2011/3/4 高知地裁は日常的な暴行があったことは認めたが、刑事事件として立件された事件については、遠征先の高校の監督が「事件現場とされた場所は女子更衣室として使用されていた」と証言したとして、発生状況に疑いが残るとして無罪判決。
元監督は日常的にたたくなどの「指導」をしていたことは認めたが、立件された事件については、被害生徒や保護者について「レギュラーになれなかったことなどへの腹いせ・逆恨みで事件をでっちあげた」などと主張していた。
監督
大学 応援団
リーダー部
2007/7/4
(070704)
明治大学の応援団リーダー部に所属していた理工学部の男子学生(大3・21)が茨城県内の実家で首吊り自殺を図る。7/15死亡。
2006/1/頃から、部の複数の幹部らが暴行するなどしていた。
自殺後、大学は調査委員会を設置し、「部の伝統的な体質に問題はあるが、いじめはなかった」としていたが、暴行現場を写したビデオが発見され、再調査に乗り出す。
2008/1/25 廃部。
幹部
高校 空手部 2007/7/10 熊本県熊本市の私立開新高校の空手部の練習中に、男子部員(高1・16)が組み手で相手の手があご付近に当たり脳震とうを起こして倒れ、その後も部長(39)に走りこみなどの練習をさせられた。
翌日(7/11)、吐き気などの症状があり、「病院に行きたい」と訴えたが、部長に部活に行くよう言われ、練習に向かおうと職員室を出ようとしたところで意識を失い、急性硬膜下血腫で意識不明の重体になる。その後、記憶障害などに陥った。

同校は全国でも上位に進出するから手の強豪校。男子生徒は滋賀県からスポーツ特待生で入学し、寮暮らしをしていた。6月にも練習中に倒れ救急搬送されていた。
その後、「空手部をやめたい」と実家に帰省。7/9に復帰したばかりだった。
顧問
高校 バスケット部 2007/7/ 名古屋経済大学付属市邨(いちむら)高校のバスケットボール部の嘱託コーチが、マッサージと称し女子生徒の下半身を触るなどのわいせつな行為をした。

2011/3/ 名古屋地裁で、元コーチに強制わいせつ罪を認めて、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決。(確定)

2012/1/24 被害にあった元女子生徒が、学校法人市邨学園と元コーチに300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁はわいせつ行為を認定し、200万円の支払いを命じた。
沢野芳夫裁判長は判決理由で「目撃した部員の供述は信用でき、女子生徒がうその証言をする動機がない」と認めた上で「生徒は退学に追い込まれ不利益を被った」とした。
コーチ
大学 ラグビー 2007/11/8 関東学院大学ラグビー部の部員2人が大麻吸引容疑麻薬取締法違反の現行犯で逮捕される。2人以外にもレギュラーを含む12人の部員(大2-大4)の大麻吸引が発覚。
2008/3/末まで、活動停止。監督(58)が、辞任。
常勝チームとして、部員は150人上っていた。
部員
高校 柔道部 2007/11/28 神奈川県の桐蔭学園高校の運動部の寮に住む柔道部員(高1・16)が、寮内で上級生3人と飲酒後に一人で外出。路上で女性を突き倒し、バックを奪った。また、生徒は女性の首に腕を回し住宅街を約10分間連れまわしており、わいせつ目的ではないかと追及する。男子生徒は、「遊ぶ金が欲しかった」と供述。 部員
高校 野球部 2008/4/9-10 神奈川県の県立商工高校の硬式野球部で、上級生部員17人(高2)が、下級生部員14人(高1)を並ばせて、あいさつを指導した際、態度が悪い部員に対し、足を蹴る、胸倉をつかむ、肩を押すなどした。けがをした部員はいなかった。
4/11 保護者から通報があり、発覚。同校は県と高野連に報告。
上級生
高校 テニス部 2008/5/22 福岡県柳川市の私立柳川高校の寮で、テニス部の男子部員(高1・15)が、上級生部員(高3)から、足で顔や背中を蹴られ、鼻の骨を折るなど1か月のけがを負った。
寮で男子生徒は同室の上級生部員とテニスボールを投げ合っていた際、ボールが私物にぶつかったとして、暴行を受けた。
同校男子テニス部は、全国選抜高校テニス大会で2連覇。優勝16回、準優勝9回の実績がある。
上級生
高校 野球部 2008/6/ 京都府京都市の龍谷大学付属平安高校の野球部で、2年生部員が一対一で計11回にわたり、男子部員(高1・15)に「態度が悪い」などと理由をつけ、腕や腹を殴ったり、バットで尻をたたくなどの暴行。内1人の部員(高2)は1年生の腰を蹴るなどして、3週間のけがをさせた。
3年生部員は暴行はしていなかったが、5月にこの男子部員がミーティング中に携帯電話を操作したことから、2年生部員1人に、「指導しておけ」と指示していた。
同校は高野連に2年生部員5人が1年生に暴力を振るっていたことを報告。3年生の発言についても説明したという。高野連は夏の大会に3年生14人だけの参加を認めた。書類送検された3年生は大会に出場していた。同校は京都大会準決勝で敗退。同校は夏の全国選手権大会で3度の優勝経験がある。
9/19 京都府警は2、3年生の男子部員計7人を暴行と傷害、暴力教唆などの疑いで書類送検。
上級生
高校 剣道部 2008/6/24 大阪府大阪市の市立汎愛高校の剣道部顧問の男性教師(54)が練習中、「やる気がないなら帰れ」と叱り、帰宅しようとした女子生徒(高3)の顔を約10回平手打ち。
女子生徒は首をねんざして全治1カ月と診断された。
同教師は、学級担任を務めていた2006年に1人(高1)、2007年には4人(高2)に体罰を加えたことも判明。うち女子生徒1人は鼓膜が破れるけがを負っていた
顧問
高校 野球部 2008/9/7 和歌山県の智弁和歌山高校の野球部の監督(62)が、練習試合の際、ベンチで部員2人を蹴った。学校に匿名の電話があり、発覚。学校は同監督を謹慎処分。監督は退任。
同監督は甲子園大会で、歴代2位の通算56勝をあげていた。
監督
高校 野球部 2008/9/13 宮城県仙台市の私立東北高校の野球部で、部員(高2)8人が、同級生部員(高2)3人の顔を殴るなどして、2人がけがをして入院。
同日、練習合間の昼休みに部員らが近くの池に釣りに出かけたことを別の部員が咎めて、ミーティング中に顔を平手で3回殴った。その後も別の部員が部屋に戻った被害部員の上半身を殴ったりけったりした。
部員8人を傷害と暴行容疑で書類送検。
部員
中学 野球部 2008/9/25 千葉県の町立中学校で、野球部の部活動中に、顧問の男性教師(48)が、ほかの野球部員をけってけがをさせたことなどを注意するために、男子生徒(中1・12)のほおや頭を平手でたたくなどし、「もう1回やったら学校にいられなくなるぞ」と脅し、約15分間グラウンドに正座させた。
生徒の母親から学校に連絡があり発覚。教師は当初、学校側に「顔をたたいてはいない」と否定したが、ほかの野球部員からの指摘で体罰を認めた。
男性教師を戒告の懲戒処分にした
顧問
大学 バレー部 2008/11/15 愛知学院大学の男子バレーボール部で、上級生2人(21・23)が、下級生の男子部員(大1・20)に、いじめを報告され、部活をやめなくてはならなくなったとして、「300万円を2年で払え」などと言って暴行し、現金150万円を脅し取ったとして逮捕。
また、「暴力団員の知人がいる」などとして、別の男子部員(21)に暴力団員の真似をさせるなどしていた。被害にあった男子部員はアルバイトなどで金を工面していた。
上級生
大学 陸上部 2008/12/1 東洋大学の陸上部部員で駅伝選手(大2)が、電車内での女子高校生に強制わいせつ行為を行って現行犯逮捕される。部員は退部処分。監督、部長が引責辞任。部は5日間の活動停止。
2009/1/ 箱根駅伝の出場は認められる。ただし、200万円ま駅伝補助金の支給停止、箱根駅伝の集団応援は禁止。
部員
中学 サッカー部 2009/1/ 新潟県上越市の県立の中高一貫教育校のサッカー部のコーチを務める教頭(47)が、県内中学生のフットサル大会で、1位で予選通過した場合、準決勝で、過去の対戦で苦手としていたチームと対戦する可能性が高かったことから、予選リーグ最終戦で、選手に負けるよう指示。同校は6連続で自らのゴールにシュートを入れ、0対7で敗れた。思惑通り2位になったが、決勝トーナメント初戦で別チームに敗れ、県大会出場を逃した。
2009/4/9 日本サッカー協会は、「フェアープレー精神から著しく外れている」として、教頭を12か月間のサッカー関連活動停止とする懲罰を科した。
コーチ
高校 剣道部 2009/2/19 神奈川県横須賀市内の県立高校の剣道部で、顧問の男性教諭(49)が、女子部員(高2・17)に対し、防具の面越しに顔付近や頭部を竹刀で複数回たたいたり、突いたりするなどの体罰を行った。2/5にも同様の体罰をしていた。
部員は耳鳴りや吐き気などの症状を感じ、耳や脳の検査を受けたが、いずれも異常はなかったという。
部員はその後、部活動には参加していない。県教委からの指摘を受け、同校は3月から教諭を顧問から外している。
顧問
大学 陸上部 2009/3/2 日本体育大学の陸上部の棒高跳び、三段跳びなどの選手が住む合宿所を関東信越厚生局麻薬取締部が捜索。大麻は発見されなかったが、学校側の調査に対して跳躍競技の部員1名が大麻の使用を認めたため、大麻取締法違反容疑で逮捕。陸上部員らの合宿所で大麻を栽培し、ネットで外部へ販売していたという。また、同じ部屋の部員の所持品から偽札が発見された。
大学は跳躍競技の部員を3月5日付けで退学処分。部長、監督、コーチ解任。
棒高跳び、走り幅跳びブロック(部門)の選手を無期限活動停止、それ以外の部員を3月3日から5日間の活動停止処分にしたほか、4月末まで部全体の活動自粛も決めていた。

2009/4/17 関東学生陸上競技連盟が同部に対し、箱根駅伝のシード権を剥奪、6月末までの活動停止。
日本体育大学の場合、体育会の活動は授業の一環であり、3か月の活動停止は、新入部員を含む400人にもおよぶ全部員の単位取得にも影響があるという。
部員
大学 野球部 2009/3/ 京都府京都市北区の佛教大学の硬式野球部の男子部員(大3・21)が、居酒屋の駐車場で後輩部員3人(大2)に車にわざとぶつかって示談金を搾取する「当たり屋」を強要。後輩らは協力しなかった。
4/-5/ 同男子部員は後輩部員1人から3回にわたって計20万円を借用して返さずにいた。深夜に呼び出して、マッサージをさせたり、授業のリポートの代筆をさせたりした。
2010/1/ 関係者から大学へ通報があり発覚。男子部員を無期停学処分。同部の活動を3/16まで自粛。
2010/2/20 監督、部長、相談役が引責辞任。
上級生
高校 野球部 2009/7/11 大分県日出町の大分自動車道で、野球部員を乗せた私立柳ケ浦高校のバスが横転。1人が死亡、37人が重軽傷を負う。
2010/6/18 大分地裁は、元同校教諭(27)に、自動車運転過失致死傷罪で禁固2年6月(求刑禁固3年6月)の実刑判決
顧問
中学 柔道部 2009/7/29 滋賀県愛荘町の町立秦荘中学校で、柔道部の練習中に、村川康嗣(こうじ)くん(中1・12)が、男性講師との乱取りで、2、3回投げられたあと、動かなくなり、「急性硬膜下血腫」で意識不明の重体になっていたが、8/24病院で死亡した。
康嗣くんにはぜんそくの病があり、母親は講師に激しい運動をさせないよう、再三にわたって訴えていたが、講師から「声が小さい」として、3人だけ残して練習を続けさせ、21本目からは康嗣くんだけを残して、講師自ら相手になったという。また、柔道部員が「落ちる(気絶する)まで絞め技を掛け続けるよう指示があった」と証言。
顧問
高校 バスケット部 2009/8/11 大阪府大阪市城東区の大阪信愛女学院高校のバスケットボール部で遠征中、男性顧問が、女子部員(高3)の態度に立腹し、左手を蹴って、全治246日間の骨折を負わせた。
2011/8/4 大阪地裁で、「行きすぎた指導で、罰金刑にとどまるものではない」として、懲役10月、執行猶予3年を言い渡す。
顧問
高校 野球部 2009/8/19 山形県の酒田南高校の野球部の寮の部屋で、部員7人(高3)が飲酒。
同校は夏の全国高校野球選手権大会で、山形代表として出場していた。
部員
高校 剣道部 2009/8/22 大分県竹田市の県立竹田高校で、剣道部員の部活動中に、キャプテンの工藤剣太くん(高2・17)が熱中症で倒れ死亡。
男子生徒は打ち込みで、合格が出るまでの間、他の生徒より多く行った。様子がおかしくなったが、「芝居じゃろうが」「演技じゃろうが」と顧問に言われ、腰を蹴られていた。倒れたあとも、「これは熱中症の症状じゃないことは俺は知っているから」と言って、10回程度往復で強く頬をたたいた。

2009年9月8日、学校は第三者による調査委員会を設置。
2009年10月30日、報告書を提出。顧問と部員とで意見に違いがあった場合には、双方の意見をそのまま記載。
今回の事故について、「熱中症について細やかな配慮がなされず練習メニューが.不適切であったこと、練習中の生徒の異常についての発見が遅れたことが要因」と結論。
顧問
高校 剣道部 2010/7/21 福岡県太宰府市の私立筑紫台高校の体育館3階の廊下で、剣道部の男子生徒(高1・15)がいじめを受けたと訴えるメールを残して自殺を図る。3日後に死亡。
男子生徒は数日前から、母親に「部活がつらい。辞めたい」とメールを送っていた。
3年生数人が「部活動の指導」として、自殺した生徒を含む下級生を平手打ちしたり、正座させるなどしていたことが判明。学校側が「部活動の上級生から“行きすぎた指導”があった」とする報告書をまとめた。しかし学校側は上級生の不適切行為を認めたものの、いじめとは断定せず、自殺との因果関係も不明とする。
上級生
高校 野球部 2010/7/24 岩手県一関市の一関学院高校の硬式野球部で、全国高校野球選手権岩手県準決勝の前日、ベンチ入りのメンバーとは別行動で同校練習場に残っていた部員5人(高1)が、練習に遅れてきた同級生部員(高1)を殴ったり、蹴ったりして、顔などにけがをさせた。
同校は暴行した部員を謹慎処分にし、加害者と被害者の間で和解したと判断し、県高野連に報告していなかった。
2011/2/28 保護者からの問い合わせを受け、半年以上たってから県高野連に報告。
部員
高校 野球部 2010/8/ 埼玉県の県立久喜工業高校の野球部で、県東部地区新人大会の前日、同校教諭の監督(39)が、1、2年生部員19人に対し、通知表を提出させ、1学期の成績や部活動への取り組みなとが優秀だった順に、1〜19番の背番号を渡していた。少なくとも4年前から新人大会で、同様の行為を続けていた。同教諭が監督に就任した7年前には、テストで落第点をとった部員に「赤点帽子」と名付けた赤い帽子をかぶらせ、練習させたこともあったという。
県教育局は「成績が類推されるような背番号は不適切」として改善を指導。
監督
高校 バスケット部 2011/7/12 東京都の都立高校の男子生徒(高2・17)ら計10人が、別の都立高校の生徒11人(15-17)を呼び出し、殴る蹴るなどの暴行を加え、7人に顔面打撲などのけがを負わせるなどした。
傷害容疑などで逮捕された10人のうち2人は都立高校のバスケットボール部に所属しており、昨年10月、被害者の高校と練習試合をして大敗していた。男子生徒らは、負けたことを根に持ち、仲間を誘って、「ラフプレー(通常のぶつかり合いを 超えた乱暴なプレーの意味)をした」などと因縁をつけ、対戦相手の生徒を電話で呼び出したという。
部員
高校 野球部 2011/7/ 静岡県の私立城南静岡高校野球部で練習中、監督がミスをした部員(高2)に近い距離からノックをしたところ、打球が部員の顔面に直撃し、部員は脳挫傷などの大けがを負う。
監督を無期謹慎の処分。
監督
大学 柔道部 2011/9/19 九州看護福祉大学の柔道部で、客員教授でコーチの内柴正人(33)が、合宿先の東京都内のホテルで、酒に酔って寝込んでいた女子部員(19)を暴行。
11/29 大学は懲戒解雇処分。
12/6 準強姦容疑で逮捕。合意と主張。
内柴は、アテネ、北京五輪の柔道男子66キロ級金メダリスト
コーチ
大学 アメリカン
フットボール部
2012/5/7 小樽商科大学のアメリカンフットボール部主催のバーベキューで、未成年者7人を含む部員9人が急性アルコール中毒で救急搬送された。
5/24 意識不明の重体となっていた木戸圭司さん(大1・19)が死亡。ほか8人は回復。
同部では、4年生から酒を注がれた1年生はその場で飲み干す慣習があった。
5/27 学内の調査委員会(委員長=副学長)は、亡くなった部員に対する「明確な飲酒強要はなかった」と結論。
7/12 アメリカンフットボール部は廃部。大学は、主将、副将を含む4年生の選手やマネジャーのリーダー、コーチ役の学生を無期停学。4年生のマネジャー3人は1カ月の停学。ほかに2〜3年生の選手23人を2週間の停学、マネジャー16人を訓告、1年生部員21人は厳重注意とした。全員、部のバーベキューに参加していた。また、学長は報酬の10分の1を3カ月、副学長ら理事3人が報酬の10分の1を1カ月返上する。
上級生
高校 野球部 2011/12/18 青森市の青森山田高校野球部の寮で消灯時間後、1年生部員らが空き部屋で焼肉をしていたのが見つかり、先輩部員(高2・17)から背中などを殴られて、翌日(12/19)男子部員(高1・16)が死亡。 上級生
高校 バスケット部 2012/12/23 大阪府大阪市の市立桜宮高校男子生徒(高2)が自殺。
男子生徒はバスケットボール部のキャプテンを務めていたが、顧問の体育教師にあてて「顧問の教師から顔を叩かれたなどの体罰を受けてつらい」などと書いた手紙と遺書が残されていた。
男子生徒は自殺する前日にも顧問教師から体罰を受けていた。
顧問
高校 陸上部 2013/1/11 愛知県の県立豊川工業高校の陸上部監督を務める教師(50)が、部員に対して平手で顔をたたくなどの体罰を繰り返していたことが発覚。県教委に、体罰があると複数の情報が寄せられたことから、学校が生徒にアンケートを行った結果、体罰が判明した。
2009/7/ 同教師は、デッキブラシで部員に体罰を加え、頭を縫うけがを負わせた。県教委は、教師を訓告処分にしたが、事実を公表しなかった。
同教師は、1993年に監督に就任し、同校陸上部を駅伝の強豪校に育て上げ、男子は全国駅伝に2011年まで14年連続出場。2004年には準優勝した。
監督
中学 バレー部 2013/1/29 長野県小布施(おぶせ)町立小布施中学校のバレーボール部顧問の男性教師(27)が部員2人に対し暴力を振るっていたことが、匿名の手紙により判明。
2012/9/ 同教師は、顧問を務める運動部の部員(中2)を殴るなどした。
2012/12/ 練習試合中に、部員(中1)を殴り、生徒は口の中を切るけがをした。
学校は町教委に報告したが、町教委は「教諭の将来を考えると処分されるのはしのびない」などと判断し、県教委に報告していなかった。
1/29付けで、教師は顧問を辞めた。 同校男子バレー部は全日本中学校バレーボール選手権大会に過去4回出場、95年に準優勝した強豪。
顧問





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