木村愛二の生活と意見 2001年4月 から分離

わがマルクス徹底批判の開始も遅かりし由良之介か偽の友の変態注意「日本赤軍解散を表明」

2001.4.15.(日)(2019.8.7分離)

送信日時 : 2001年 4月 15日 日曜日 8:52 AM
件名 :偽の友の変態注意「日本赤軍解散を表明」

 ソ連崩壊以後、さらには日本の泡沫経済墜落以後、状況の変化が激しく、わがマルクス徹底批判の開始も、遅かりし由良之介、でしたかな、ともかく、次の時代への飛躍に間に合わないのではないかと、いささか焦りを覚えます。

 で、本日、杉花粉飛散中の日曜日の『日本経済新聞』(2001.4.15)の社会面に、はい、決して政治面ではなくて、犯罪一般と同様の扱いで、下記の記事が載りました。 まずは、正確にスキャナーにて読み込み、校正しました。

重信被告/日本赤軍解散を表明/「今後は合法的に活動」

 日本赤軍最高幹部、重信房子被告(55)=殺人未遂罪などで起訴=が十四日、都内で開かれた支援者集会にメッセージを寄せ、日本赤軍の解散を表明した。メッセージ で同被告は今後、国内を拠点に合法的な公然活動を開始する、としており、来春にも 新組織を立ち上げる方針という。

 メッセージの中で、重信被告は「日本社会の中に根付いた歴史を担えなかった以上、私たちの闘いは不十分で、間違っている」とこれまでの活動を総括。「日本を起点とする世直しを開始するにあたって日本赤軍の解散をもって新しい闘い方に挑戦する」と、解散の意思を明らかにした。

 今後は、「時代にふさわしい合法的で、公然とした国際連帯を出発点とし、日本発の闘いを開始する」としており、弁護士によると、イスラエル・テルアビブのロッド 空港乱射事件から三十年となる来年五月までに新組織を結成したい考えという。日本 赤軍は、前身の共産同赤軍派が掲げた、海外に拠点を確保して世界革命を目指す「国 際根拠地論」に基づき、一九七一年にレバノンヘ出国した同派幹部の重信被告らによって結成された。七○年代を通じてハイジャックや海外の大使館占拠事件などを繰り返した。

 その後、冷戦構造の崩壊と中東和平の進展や、九五年以降、メンバーが相次いで逮捕される中、国内志向を強めていた。

 以上で記事紹介は終わり。

 で、どこが「間違っている」のか、ちっとも分からないのですが、とりあえず、警戒警報を発します。

 彼らの元祖、「共産同」こと、「日本共産主義者同盟」とはいっても、第一次は、1960年安保闘争の冒険主義的挑発活動以後、「敗北」を宣言して四分五裂したので、以後は、南北朝の某家の正統争いにも負けず劣らずの醜さ、しかも、「反帝・反スタ」を掲げた挙げ句の果てに、スターリンの血の粛正の真似事をしてしまったのでした。

 スターリンとの中間の日本共産党の官僚支配に反発して結成された初代「日本共産主義者同盟」の連中とは、学生時代に接触していますから、どれほど良い加減だったかを、「騙された」立場から証言できます。その歴史の全体の経過の告白と反省のな いまま、偉そうに「日本を起点とする世直しを開始する」などと称する半分気違いの そのまた「支援者集会」を開く連中が、日本に、しかも、「都内」にいるわけなので、どの程度の「合法的で、公然とした」運動になるものやら、御用心、御用心!