編集長の辛口時評 2006年9月 から分離

ホロコースト否定政党がドイツ地方選で議席獲得の画期

2006.09.21(2019.9.2分離)

http://asyura2.com/0601/holocaust3/msg/469.html
ホロコースト否定政党がドイツ地方選で議席獲得の画期

 ホロコーストを否定する政党は、欧米では「極右」と表現される。さる9月17日に行われたドイツの地方選で、その「極右」の議席獲得が報じられた。

 折から発行間近の新著『ヒトラー・ホロコースト神話検証』の追い風になれば幸いである。

 以下、その新聞報道の投稿とフォローである。


ホロコースト否定政党がドイツ首相の地元で新たに議会進出
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/460.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 9 月 18 日 13:14:38: CjMHiEP28ibKM

ホロコースト否定政党がドイツ首相の地元で新たに議会進出

首相の地元州で極右伸長=メルケル政権に打撃-独地方選(時事通信)
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/698.html
投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 18 日 12:33:25: Lif1sDmyA6Ww.

http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2006091800016

2006/09/18-09:32 首相の地元州で極右伸長=メルケル政権に打撃-独地方選
【ベルリン18日時事】旧東独北部のドイツ最貧地帯メクレンブルク・フォアポンメルン州と首都ベルリン市(州と同格)の両議会選挙が17日、同時に行われた。即日開票の結果、メルケル首相の地元であるメクレンブルク州で極右ネオナチ政党が議会進出を果たすなど、中央政府で大連立を組む左派の社会民主党(SPD)と保守・キリスト教民主同盟(CDU)への批判票が目立つ形になった。
 暫定公式結果によれば、州与党のSPDが改選時より10議席減らし、71議席中23議席と大幅に後退。CDUも3議席減の22議席にとどまった。代わって極右・国家民主党(NPD)が若年失業者らの支持を集め、一気に6議席を獲得し、2004年のザクセン州議会選に続き、旧東独州で新たに議会進出を果たした。


産経【ドイツで地方議会選 極右政党が議席獲得へ】
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/465.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 9 月 18 日 22:48:00: CjMHiEP28ibKM

産経【ドイツで地方議会選 極右政党が議席獲得へ】

ホロコースト否定を極右と決め付ける欧米で国家民主党が議席獲得へ。

http://www.sankei.co.jp/news/060918/kok008.htm
ドイツで地方議会選 極右政党が議席獲得へ

 旧東ドイツ北部メクレンブルク・フォアポンメルン州と首都ベルリン特別市(州と同格)で17日、任期満了に伴う議会選挙が行われ、即日開票された。メクレンブルク州選挙管理委員会による暫定開票結果によると、極右政党、ドイツ国家民主党(NPD)が議席獲得に必要な5%を上回る7.3%を得票し、初めて議席を獲得する見通しとなった。

 ネオナチの支持を得たNPDの議席獲得で、旧東ドイツ6州のうち半数の3州で極右政党の議員が誕生することになる。(共同)


「極右政党」という表現はシオニストの脅迫に屈した情報操作
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/700.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 9 月 18 日 13:05:13: CjMHiEP28ibKM
(回答先: 首相の地元州で極右伸長=メルケル政権に打撃-独地方選(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 18 日 12:33:25)

「極右政党」という表現はシオニストの脅迫に屈した情報操作である。

 ドイツ国家民主党はホロコーストを否定している。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus-30.html
『アウシュヴィッツの争点』
 [中略]
裁判官の解任までおきた「ホロコースト」否定の「民衆扇動罪」

 さて、すでに「年金の保留」「青少年保護法」「民主主義侮辱罪」などがでてきたが、このあとにも「民衆扇動罪」がでてくる。それらの法律または法的措置がすでに発動されていながら、さらにあたらしく、「発言しただけで処罰する法律」を制定しようとするのは、いったいなぜなのだろうか。

 民主主義後進国の日本でさえ不敬罪を廃止した現在、まことに異例である。だからこそニュースになっている。発言内容のいかんにかかわらず言論の自由にふれるはずだが、日本の大手新聞の簡単な報道では、その裏側どころか経過さえほとんどわからない。

 表面的な大手報道だけを追うと、同改正案の上程にさきだって四月にドイツ連邦基本法裁判所が、「ユダヤ人虐殺はなかった」などと主張するのは「基本法(日本の憲法に相当)が保障する言論の自由にはあたらず公共の場では禁止できる」との判断をくだしている。「ネオナチ」とよばれるウルトラ民族派の極右政党、ドイツ国家民主党がおこした裁判への最終判決だ。同党は、一九九一年にひらこうとした集会の許可にあたってミュンヘン市当局がつけた「ユダヤ人を侮辱しない」という条件を、「言論の自由に反する」としてうったえていた。

 朝日新聞(94・5・2)の記事では、集会の講師に予定されていたイギリスの歴史家、デイヴィッド・アーヴィングの主張を、「ヒトラーはユダヤ人虐殺に関与してこなかった」というカッコいりの要約で紹介している。

 ただし連邦基本法裁判所の判断は、同じ事件について連邦通常裁判所が三月に「虐殺の否定自体は犯罪とはならない」とした判決を、さらにくつがえしたものである。つまり、発言の禁止は、ドイツ国内でも法律家の一致した見解ではなかったわけだ。

 さらに二ヵ月後には、「ユダヤ人虐殺否定説に理解示した裁判官二人を解任/独の地裁」(朝日94・8・16夕)という記事があらわれた。同時発行で、ほぼおなじ分量の毎日新聞(94・8・16夕)の記事と一長一短、微妙にことなる部分があるので、両者を比較しながら実情を判読してみる。

「解任」された「裁判官二人」とは、ミュラー判事とオルレット判事のことで、原因となった事件は、さきの訴訟をおこしたとおなじドイツ国家民主党のデュッケル党首が一九九一年末におこなった発言にたいする「民衆扇動罪」の刑事訴訟である。つまり、ドイツ国家民主党はみずから行政をうったえるのと並行して、受け身で刑事事件をも争っていたのである。

 ドイツ・マンハイム地裁の刑事部で六月下旬に判決がでた同事件の「差し戻し審」で、ミュラー判事は裁判長となり、オルレット判事は判決文の起草を担当した。六月下旬の判決の主旨は朝日記事によると、「執行猶予付き禁固一年の原判決を維持した」である。毎日記事では「差し戻し審」と「原判決維持」がぬけている。これでは、すでに一度、地裁判決がでていて、それが上級審で「差し戻し」となったという経過を読みとりようがない。事実は、逆転につぐ逆転なのであり、またまた上級審で争いがつづくのだ。

 朝日記事の「民衆扇動」発言要約は、「『アウシュヴィッツのガス室でユダヤ人を大量に虐殺したというのは技術的に不可能なことだった』として、ホロコーストの事実を否定した」となっている。毎日記事では、「『アウシュヴィッツのユダヤ人収容所にガス室はなかった』と公言」である。文法的にこだわると朝日記事では、「アウシュヴィッツのガス室」の存在を肯定しつつ、しかし、「技術的に不可能」と主張しているかのようにも読みとれる。こちらは毎日記事の「ガス室はなかった」という要約のほうがあたっており、朝日記事のほうが長いわりには不正確である。

 二人の裁判官の「解任」理由は朝日記事によれば、「ネオナチ指導者への判決でその動機に理解を示していた」からである。どういう「理解」かというと、毎日記事によれば、つぎのようである。

「戦後半世紀たつ今もなお、ドイツはホロコーストを理由に、ユダヤ人の政治的、道徳的、金銭的要求にさらされており、被告はこれに対するドイツ民族の抵抗力を強化しようとした」

[後略]


 新著『ヒトラー・ホロコースト神話検証』の表紙には、以下のドイツ誌シュピーゲルの表紙を縮小して入れる。
 http://www.jca.apc.org/~altmedka/060609-derspiegel.jpg
 Der Spiegel/Nr.22/29.6.06

 横帯には、以下の文章を入れる。


 ドイツ誌シュピーゲルは「ホロコースト神話」発言で話題騒然のイラン大統領、アフマディネジャドの顔写真を「世界が畏敬する男」の説明で表紙に飾り、長文のインタビュー記事を掲載。元ドイツ首相コールはアフマディネジャドの発言に感謝し、「われわれにはこれを言う勇気がなかった」と告白した。


 このシュピーゲルの表紙とインタビュー記事が、ホロコースト否定政党の議席獲得に、影響したと考えられる。ドイツの世論の変化に大いに期待する。