編集長の辛口時評 2006年8月 から分離

イスラエルの軍事力による威嚇が不可能となったことの歴史的評価

2006.08.06(2018.3.28分離)

http://asyura2.com/0601/war83/msg/1038.html
イスラエルの軍事力による威嚇が不可能となったことの歴史的評価

 日経2006年8月23日夕刊「フリートーク」欄、共同配信記事、

「軍事力での威嚇もう不可能」、
「イスラエルは軍事力でアラブ諸国を従わせてきたつもりかもしれないが、レバノンでの戦闘で、それは不可能になった」
「カタールのハマド首長がベイルートで二十一日、イスラエル軍が民兵組織ヒズボラに苦戦したことで、同国の軍事的威嚇はもう効かないと強調」。

 以下は、この間の関連投稿である。


▲■●2006 年08月23日▲■●
イスラエル軍首脳はヒズボラとの戦いの早期再開を予告
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/397.html

▲■●2006 年08月21日▲■●
日経【イスラエル、イスラム国家の国連部隊派兵を拒否】
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/966.html

▲■●2006 年08月19日▲■●
日経【ヒズボラ、家失った住民に現金支給・1世帯1万2000ドル】
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/897.html

なぜアメリカは憎まれるか(ロサンゼルス・タイムズ)
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/886.html

▲■●2006 年08月18日▲■●
アメリカが憎まれる原因のシオニズムからの心理的脱却を!
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/395.html

イスラエルは荷造りして立ち去るべきである。
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/876.html

▲■●2006 年08月17日▲■●
ノックアウトを認めるイスラエル有力紙ハアレツ
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/844.html

産経:レバノン停戦決議の舞台裏 イスラエル苦戦に米国は動いた
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/836.html

イスラエルの評決:我々は負け、ヒズボラ:歴史的な勝利
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/834.html

▲■●2006 年08月16日▲■●
イスラエルの軍隊に何が起きたのか?
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/823.html


 この事態の歴史的な評価には、ベトナム戦争との比較が不可欠である。

 小国ベトナムは、ソ連、中国から武器の援助を受け、超大国のアメリカに勝った。

 ヒズボラは、イランの開発した射程距離の長い、より強力なロケット弾やミサイルを入手している。

 イスラエルは、自慢のメルカバ戦車を、次々と破壊され、戦意を喪失し、イスラエル国内でも、首相と軍首脳への批判が高まった。

 アメリカでも、イスラエル支援から腰を引く論調が主流になってきた。

 結局は、軍事的な勝利が、国際的な世論形成にも不可欠となるのが、歴史の教訓である。