電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年4月

殺人原潜事件の処理に関し腑抜け日本を嘗め切るアメリカに追随する大手報道に唖然

送信日時 : 2001年 4月 24日 火曜日 9:40 PM

件名 :[pmn 14502] 腑抜け日本を嘗め切る殺人原潜処理と報道に唖然

 午後8時に『日本経済新聞』(2001.4.24.夕刊)を見て、原潜事故の処理状況に唖然。誰でも受け取っている報道なのですから、一番肝心なことだけ書きます。

 端的に言えば、日本は、いや、亡国は、とことん、嘗められているのです。

 殺された子供の父親、寺田亮介さんが、「日本であれば、[中略]業務上過失致死罪で起訴されるはず」と言ったそうですが、これは、国際的にも当然の常識です。

 私は、偶々、つい最近、続けて、アメリカとイギリスの軍と警察が絡む事件の映画とテレヴィ番組を見ました。一方は、血気盛んな若手刑事、他方は、少し、しょぼくれたコロンボ風の中年の主任警部が、権柄づくの憲兵隊長と打々発止、どちらも、これは殺人だから俺の縄張りと頑張り通し、上司を通ずる圧力にも屈せず、軍の内部の責任者をも有罪に持ち込むのです。軍だけが特別扱いされるはずはありません

 ですから、念のために、早速、警視庁に電話をして、広報と指名し、かくかくしかじか、日本で自衛隊が同じような事故を起こして人が死んだら、警察は、指を加えて見てるか、と聞くと、当然、そんなことはありません、と、いささか憤然気味の返事でした。

 当然、日経にも、同主旨の記事を乗せている朝日(わが電網宝庫読者のファックス送信にて確認)にも電話をして、社会部の記者に、調べ直せと求めました。もちろん、身元を明かし、こちらも立派なメディアなんだから、本当は教えたくないのだが、と、少し凄みのある笑い声を聞かせながら、教えてしまったのでした。今後の報道状況に御注目下さい。

 朝日の場合は、「米国憲法に詳しい阿川尚之慶応大学教授」の談話で、「犯罪を構成するかどうかは別だ」との、意味不明確な解説を添えていますが、私は、憲法ではなくて刑法の問題、実情を調べよと、求めました。


電子手紙2001年4月分の目次へ
電子手紙文書館の目次に戻る
『憎まれ愚痴』総合案内へ
基地の出城の大手門高札に戻る

雑誌憎まれ愚痴 バックナンバー 目次一覧 連載記事一括 時事論評&投稿
憎まれ愚痴入口 テーマ別発言集 木村書店 亜空間通信 亜空間放送局