『亜空間通信』2001.10.25:64号

NHK副会長に直接:イラン紙の解説者「殺害」報道への対応要請:疑問点列挙1.

送信日時 :2001年 10月 25日 木曜日 11:18 PM

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『亜空間通信』64号(2001/10/25)
【NHK副会長に直接:イラン紙の解説者「殺害」報道への対応要請:疑問点列挙1.】

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転送、転載、引用、大歓迎!

 今回は先に予告した独自取材、もしくは独自捜査の中間報告である。ところが、これが実に長たらしくなってしまう。困ったことだが、やはり、事態は複雑なのである。以下、疑問点列挙に関しては続編を予定し、その1.とする。

 まず最初に、『亜空間通信』61号(2001/10/24)【イラン紙がシオニストの朝日テレビ脅迫に加えてNHK解説主幹の「殺害」を批判】から『テヘラン・タイムズ』の問題箇所だけの拙訳を再録する。

「その他の展開としては、日本の共同通信が、日本のNHKのテレビの上級のコメテーター[解説主幹]で、米国の9月11日の攻撃を調査していた長谷川浩(55)が、東京において未知の攻撃者によって殺害されたと報道した」

 以上で引用終わり。

 つぎが、我が家の唯一の宅配日刊紙の1段2行見出しの「ベタ記事」である。ただし、ここでは「ベタ記事恐るべし」の原則に立って目一杯大きな見出しとする。

『日本経済新聞』(2001.10.17.夕)

NHK解説主幹
敷地で転落死?

 NHK解説主幹の長谷川浩さん(55)が十五日に死去していたことが十七日分った。

 NHKなどによると、長谷川さんは十五日午前、東京都渋谷区神南のNHK放送センターの敷地内で倒れているのが見つかった。転落死とみられ、代々木署は原因などを調べている。

 長谷川さんは一九七一年入局、政治部、バンコク支局長を経て九七年に外交安全保障担当の解説委員。九八年から解説主幹を務め、米同時テロの解説も担当していた。

 長谷川さんの告別式は十八日午後一時から東京都台東区谷中四ノ一ノ六の久成院で。連絡先は渋谷区神南ニノニノーのNHK。喪主は妻、祥子(さちこ)さん。

 以上で引用終わり。

 朝日と読売の記事も切り抜きを入手したが、続編で紹介する。

独自の「安楽椅子探偵」捜査の中間報告

 さて、私が座っているのは本当は安楽椅子ではなくて固い椅子なのだが、この方が健康には良い。しかし、シャーロック・ホームズのことを「アームチェア.ディテクティヴ」と呼ぶ人もいるので、わが自称名探偵は、漢語で「安楽椅子探偵」の別称をも用いる。

 で、以下、時系列では逆になるが、最新情報から報告する。

1: NHK副会長(学生時代のバンドの仲間)に直接電話し、誠実な対応を要請

 昨日の夜半、NHKへの電子手紙送付方法を調べ、「NHKのトップ頁云々」と聞き出せたので、本日早朝、それを探し出し、後述のように「800字の制限の範囲で投稿」し、「誠実な対応」を求めた。

 その後、阿修羅の韋駄天掲示板に、やはり最後に収録する「フォローアップ」とやらの書き込みをして送り先のURLを覗き見の皆に知らせた。続いて、NHKに電話し、「菅野が今も副会長か」と尋ねて確かめた上、「学生時代のバンドの仲間」と名乗りを上げ、再び秘書を通してから電話がやっと通じた。

 学生時代以来すでに40年以上も会ったことはないのだが、挨拶代わりに共通の友人の「康芳夫から副会長になったと聞いた」と述べ、かくかくしかじか、私の電子手紙を見て誠実に対応しないと国際問題になるぞ、と忠告した。

 立場が立場だから、返事は慎重で鈍かったが、「これから会議なので失礼するが、そのメールは私宛か」と聞くので、「ふれあい何とか宛て」と教えておいた。やはり、気にはなっているようだ。

 以下、この「事件」の疑問点を列挙する。菅野は私が「事件」という言葉を使ったら、「えっ、事件」と軽く反発してきたので、私は以後、一応、その表現は使わずに話したが、やはり「事件」なのである。警視庁の広報は「事案」と言ったが、同じ意味である。自殺か事故か殺人か、まったく解決に至っていないのである。むしろ、「怪死事件」と呼ぶべきであろう。

2: 疑問点の列挙

a: 「局内では自殺になっている」?

 上記の菅野副会長の「事件」「えっ」の前には、私が情報源を秘匿して「しかるべきNHK局員」と記す人物から、「局内では自殺になっている」といわれた。この発言への恐怖を、「皆さんのNHK」と称されている実質国営放送の犠牲者である「皆さん」にも共有して頂きたい。

 この「しかるべきNHK局員」という表現は当然、「情報源の秘匿」という原則に立つものである。ところが、私がこの発言を聞いた直後に、3度目の取材電話をした「経営広報」(普通の広報よりも格が上)の担当者に対して、この言葉を使ったら、どうしても名前を明かさないこの先方の男性は、かなり興奮した口調で「誰ですか!」ときた。そこで私が、「お宅もメディアでしょ。情報源を秘匿しなけりゃ本当のことが探り出せないのは常識でしょ」と軽くいなしたら、素直に「分かりました」と大人しくなった。子供相手じゃあるまいし、疲れる。疲れる。

 しかし、「局内では自殺になっている」の方の具合の悪さは、すぐに認めた。警察の捜査以前に関係者が死因を決めるなんてことは、今や、どこかの王家でさえも許されない。でも、それなのに、なぜ気軽に「局内」で「なっている」というのだろうか。「大」NHKは、警察権力よりも上の組織であるかのような錯覚が蔓延しているのであろう。私の古巣の日本テレビはNHKより格が低いが、似たような雰囲気である。

b: 新聞記事の扱いが小さすぎた

(1): 死体の本人の人物:

 私も事件の直後、上記の『日本経済新聞』(2001.10.18)の非常に小さな記事を見て、はてな、と思った。死者は55歳の働き盛りで「解説主幹」という枢要の地位にある著名人である。

 以下、その後に、キーワード「長谷川浩」の検索で入手したNHKそのものの宣伝網宝庫記事と、「NHKファン」らしき方々の電網宝庫記事の一部を紹介する。

http://www.nhk.or.jp/radiodir/shou/yukan/yu.html
「NHKラジオ夕刊」
月~金曜後6・00~6・50

[キャスター]松尾正洋,園田矢,長谷川浩,南直樹,新井伸子,岩井理江

 NHKがその日入手した膨大なニュースを担当の編集長がスタジオで整理し、解説も加えながら進行するニュース番組。また、編集長が自ら企画するコーナーでは新鮮な生活・文化情報も盛り込まれた総合編集の「ラジオ夕刊」。

[後略] 


[木村愛二註:各氏の写真があるが、長谷川さんは一番優しい顔付きで、理性的に見える]
http://salad.2ch.net/nhk/kako/982/982763066.html

長谷川 浩

[中略]
[以後も書き込みはほとんど省略]

解説委員の選考基準

高嶋 あつ久 NHK放送総局特別主幹
 高島肇久・特別主幹理事待遇ですね。もう定年退職しました。解説委員とは違います。

【放送総局解説委員室】
解説委員長 五十嵐公利
解説主幹  小出 五郎  神志名泰裕  斎藤 宏保  長谷川 浩
      若林 誠一  岡部  徹
解説委員  南  直樹  毛利 和雄  山田 伸二  谷田部雅嗣
      影山日出夫  嶋津 八生  小池  保  藤原 正信
      早川 信夫  田村 孝子  山崎  登  板垣 信幸
      徳永 俊介  迫田 朋子  合瀬 宏毅  中谷 日出
      秋元 千明  飯野奈津子   担当部長  永島 啓一
      伊藤 直隆  高柳 雄一

上記のメンバー以外で解説番組に出演してる職員は契約職員(専門委員)。いわゆるOBさんです。

 以上で引用終わり。

 しかも、長谷川さんは、上記の日経記事にもあるように、「九七年に外交安全保障担当の解説委員。九八年から解説主幹を務め、米同時テロの解説も担当」していたのであるから、現在の日本ばかりか世界でも一番重要な問題に関するNHKの第一任者だったのである。このことの持つ意味は、後に詳しく指摘する。

(2): 死体発見場所?

 死体発見場所は、渋谷の宏大な敷地に巨大な城郭を巡らし、周囲を威圧する高層ビル群の中の「どこか」の下で、落ちて死んだと思われるのだが、そのビルの名称、高さなどが、まったく報道されていない。死者の仕事場だったのか否かなどは、もっとも重要な事件解決への鍵であり、NHKでもしきりと放映するサスペンスものなら、この現場検証自体が大騒ぎの場面となるところなのに、である。

(3): 死体の第一発見者?

 当然、NHK関係者と思われるが、それも定かではない。

(4): 「十五日に死去していたことが十七日分った」という経過?

 これまたよくある報道の仕方なのであるが、即日、管轄の代々木署に届けているはずなのに、2日も遅れているのは、なぜか。

 さてさて、やはり、予想以上に長くなり過ぎたので、ここらで次回に繰り越すが、先に指摘した長谷川さんの位置付けの「意味」に関する最新情報の概略だけを、簡単に記す。

 NHKは、他のいくつかのメディアと同様に、これまでに確立してきた犯罪報道の原則に従って、容疑者として「確定できない」から、「ラディン氏」と「氏」を付けて報道していたのである。この判断には、当然、「九七年に外交安全保障担当の解説委員。九八年から解説主幹を務め、米同時テロの解説も担当」していた長谷川さんの意見が反映されていたに違いないのである。

 この扱い方は、「ラディン主犯」説をゴリ押しするアメリカの阿呆大統領とその尻に従う日本の馬鹿首相、さらには「偽」イスラエルの極悪大量殺人鬼首相などにとっては、困ったことだったに違いないのである。

 最後に、予告していた投稿を、参考のために再録する。

Re: イラン紙NHK解説主幹「殺害」報道に関しNHKに投稿可能
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投稿者 木村愛二
日時 2001 年 10 月 25 日 10:38:40:
回答先: イラン紙がシオニストの朝日テレビ脅迫に加えてNHK解説主幹の「殺害」を批判 木村愛二 日時 2001 年 10 月 24 日23:35:31:

 表記に関してNHKの下記URLへ800字の制限の範囲で投稿。直接の電話取材結果は、後刻送信予定。
https://www.nhk.or.jp/fureai/


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