『亜空間通信』485号(2003/02/19) 阿修羅投稿を再録

イラク反戦を超えて石油の「客は王様」の逆転発想で日本が国際世論を主導せよ

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『亜空間通信』485号(2003/02/19)
【イラク反戦を超えて石油の「客は王様」の逆転発想で日本が国際世論を主導せよ】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本日(2003/02/19)早朝、外務省に電話した。

 学生演劇の後輩の一人が、中東局長という現下の要職にあるのだが、最近は超多忙なのであろう、なかなか直接話す機会がなかった。本日も同様で、役にも立たないであろう会議中とのことだから、わが電網宝庫の以下を見よと伝言した。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/gaikouanpo.html
2002.12.24開設
外交安全保障戦略会議

 もっとも、ここの記事更新は、こちらも超多忙ゆえ、今年に入ってから、まったくしていない。そこで、急遽、簡単に主旨を記して掲載する。

 「イラク攻撃」云々で、日本は、うろうろしている。日本は、石油の85パーセントを中東に依存しているから、そのことを熟知するアングロ・アメリカが、中東を軍事的に押さえ込んでいるのである。この壁を破れないために、日本はいつまで経っても、かつての鬼畜米英の尻を嘗めさせられている。

 この情けなさの克服には、禍福を転ずる逆転の発想が不可欠である。そこらの商店に行けば、この私でさえも、「お客様は王様」の扱いである。痩せても枯れても、腐っても鯛、世界第2の経済大国ともあろうものが、アメ公の「牛後」に、いつまでも甘んじているべきではない。

 ここは、どーんと、居直って、石油資源国と対等の平和的な市場取引をしたい、と大声で言うべきである。

 さて、本日は、そう言ってやろうかと思って、外務省に電話をしたのだが、これまでとは違う面白いことが起きた。

「イラクのことで」と言った途端に、交換手が、「ご意見ですか」と聞き返してきたのである。先方が混んでいて、すぐにはつながらなかったが、「広聴室」というのが設置されていたのである。「広く意見を聴く」という意味だそうである。

 皆さんも、じゃんじゃん電話されたい。外務省の代表番号は、03-3580-3311

 なお、以下の集会の案内が転送されてきたので、本日夕刻、わが新編著:『9・11事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く)

のチラシを撒きに行くことにした。この集会の流れについては、本通信の前々号と前号で、短い論評をした。

----- 引用ここから ------------------------------
◆STOP THE WAR「わたしたちはイラク戦争に反対します」2.19集会
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/314.html
投稿者 x 日時 2003 年 2 月 19 日 05:22:27:

◆STOP THE WAR「わたしたちはイラク戦争に反対します」2.19集会

 国連安保理に対してイラクの大量破壊兵器に関する査察活動の正式報告が、1月27日行われました。これを受けて米ブッシュ大統領は1月28日の一般教書演説で、「イラク武装解除」のための武力攻撃を今まで以上に激しく主張し、「米国は強い国家だ。力の行使においては、名誉を重んずる」と、その単独行動主義を正当化しています。
 このブッシュ大統領の主張に対して、フランス、ロシア、中国といった国連安保理常任理事国やドイツ、中東諸国などは批判を強めており、欧州議会も30日、「イラク情勢で対応を決めるのは国連安全保障理事会であるべきで、一方的な軍事行動には反対する」という決議を賛成多数で採択しました。
 イラク攻撃に反対する全世界の市民も、昨年10月に引き続き、1月18日には100万人規模で反対の声をあげました。日本においても日比谷公園で開催された「WORLD PEACE NOW 1.18」には、約7,000名が参加し、この動きは翌日の国内各紙のみならず、全世界で報道されました。
 日本国内でも「イラク攻撃反対の声は」日々大きくなっています。各種世論調査でも「イラク攻撃反対」が70%~80%にもおよび、その数はますます増えつつあります。
 わたしたちは、2月15日の市民による世界一斉行動に賛同し、日本国内において「ブッシュ大統領に武力攻撃を断念させ、小泉内閣に戦争協力をやめさせる」ために行動します。世論の力で、武力行使ではない話し合いによる平和解決を訴えていきたいと思います。ご参加ください。

■日時:2月19日(水)18:20~集会 19:00~パレード〈銀座コース〉(予定)
■場所:日比谷野外大音楽堂(〒100-0012千代田区日比谷公園1-6 交通

●営団地下鉄丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」、営団地下鉄日比谷線「日比谷」下車 徒歩2分/
JR 「有楽町」下車、徒歩8分)

■内容:NGO、政党、労組からの発言(詳細未定)
◎非暴力ピースアクションです。ご参加ください。
◎プラカードや楽器・ペンライトなどを持ってみんなで一緒に銀座を歩きませんか。
◎思い思いのアピールグッズを持参してきてください。
《呼びかけ団体》フォーラム平和・人権・環境/戦争反対、有事法案を廃案へ! 
市民緊急行動/日本消費者連盟/原子力資料情報室/ATTAC Japan、ほか
《賛同団体》ソーラーネット/ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン/品川・生活者ネットワーク/NGO非戦ネット/労働組合東京ユニオン/広島県朝鮮人被爆者協議会/多治見を放射能から守ろう! 市民の会/学習グループコスモス/国際障害者インターナショナル(DPI)日本支部/日本チェルノブイリ連帯基金/たんぽぽ舎/アジア太平洋資料センター/江戸川・生活者ネットワーク/全石油昭和シェル労働組合/憲法を生かす会/原発・核燃とめようかい/日本山妙法寺/世田谷・生活者ネットワーク/大田・生活者ネットワーク/東京・生活者ネットワーク/反原子力茨城共同行動/ストップ・ザ・もんじゅ/在日韓国民主統一連合/西東京・生活者ネットワーク/全統一労働組合(1月30日現在)
■連絡先:TEL03-5289-8222 peace-forum@jca.apc.org

http://give-peace-a-chance.jp/118/215.html
----- 引用ここまで ------------------------------

 以上の内、「■連絡先:TEL03-5289-8222」は、「《呼びかけ団体》」の冒頭の「フォーラム平和」の逆の「平和フォーラム」である。

 旧総評・社会党系の「護憲」云々の流れであるが、一応、電話して、木村愛二と名乗ってみると、「お名前は存じています」と言った。

 今は「亡き」総評・社会党にはこだわらず、個人の集まりとして運営しているとのことなので、新しい流れとして評価できる。

 ただし、一応、「謀略を見抜かずに、暴露せずに、戦争屋の手を縛ることは、可能である」と言って置いた。

 以上。


『亜空間通信』2003年02月分へ