インターネット週刊誌 “I.eye.愛” (aiaiai!)

『憎まれ愚痴』

1999.2.5.発行:6号

目次


論説「1寸の虫の5分の毒針」

「買収競争」によるオリンピック改革案

 オリンピック汚職の報道で一番面白かったのは、アメリカのラディオ放送だった。どこの系列か聞き漏らしたが、スポーツ中継の真似事をやっていた。
 陽気な大声で叫んでいた。
「オリンピック買収競争!」(Olympic bribery competition!)
 場所は、ソートレイク・シティではなかった。長野でもなかった。「サッポロ、ジャパン」だった。⇒全文を読む

クリッテランか、クリットラーか

 『ワッグ・ザ・ドッグ』の筋書きを記すと、再選を控えて、女性スキャンダルで困った大統領が、ハリウッドの映画プロデューサーに、嘘の戦争のデッチ上げを頼むというのである。そこで、このところのイラク爆撃などの際には、またまたクリントンが「ワッグ・ザ・ドッグ」という冗談が出るのだ。
 ところが、この冗談を何度も聞いている内に、「これは逆様ではないのだろうか」と思うようになった。⇒全文を読む


投書「読者の鍼灸・漢方秘薬」


長篇連載記事

●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態 (その6)『ロイヒター報告』の評価と今後の議論の方向

 技師のロイヒターは、ミズーリ、カリフォルニア、ノースカロライナの各州で、コンサルタントを勤めていた。現在では、これらの各州の多くは、この処刑方法を廃止しているが、その理由は、費用が掛り過ぎるからである。青酸ガスの値段だけではなくて、それを使用する際の安全性が要求されるために、設備の建造と維持に要する費用が、この方法による処刑では非常にかさむのである。……⇒全文を読む

●連載:本多勝一"噂の真相"同時進行版 (その6)朝日新聞社と講談社は「高みの見物」か「洞が峠」か?

 「『言論には言論で応戦すべし』という議論もある。しかし、朝日新聞をバックにした著名な記者が声高に書き続ければ、フリーライターをジャーナリズムから追放することも可能だ。現に疋田氏と『連帯するつどい』には、岩見隆夫(毎日新聞元編集委員)、斉藤茂男(共同通信元編集委員)、下村満子(『朝日ジャーナル』元編集長)、筑紫哲也(TBSキャスター)、中江利忠(朝日新聞前社長)各氏らが『呼び掛け人』になっている。『言論の自由』とは何か。改めて考えさせられる裁判だ」⇒全文を読む

●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その6)8年越しスッタカモンダカ「左ギッチョンチョン」市長選

 1991年は、湾岸戦争勃発の年でもあるが、武蔵野市の田舎選挙では、戦争どこ吹く風だった。むしろ、この田舎都市の政治屋商売、特に「左」にとっては、1970年の、いわゆる全共闘による学生運動の火の粉がふりかかってきたことの方が、大きかった。具体的には、すでに紹介済みの市議会議員で、現市長の土屋正忠の彦の「天敵」の1人、山本ひとみの媛の夫の「あつし」「君」(通常は「くん」と発音し、時には「きみ!」ともなる。これは媛が彼を呼ぶ時の発音である)こと、山本あつしの彦が「大衆党」の最初の市議会議員になったことである。しかも、「左」の老舗、日本共産党の議席の方が1つ減って、大衆党が 1議席となったのだから、これはもう、餌場が同じ生物同士の生存競争のごとくで、犬も食わない何とかとやら、恨み骨髄、以後、熾烈な争いとなる。⇒全文を読む

●連載:元日本共産党『二重秘密党員』の遺言 (その6)マキャヴェッリが定式化した「裸の猿」組織統制の秘訣

 創価学会の場合と同様、日本共産党にも、「元」を「裏切り者」として憎み、「反党分子」のレッテルを貼り付けては、「左」の世界からの「追放」を図るという残忍な歴史がある。つい最近にも、すぐに「市民権を与えない」などと力む地区委員長もいた。現在は少し改善されてはいるようだが、未だに餓鬼の喧嘩のような、こういう癖は抜け切れていない。⇒全文を読む