インターネット週刊誌 “I.eye.愛” (aiaiai!)

『憎まれ愚痴』

1999.1.15.発行:3号

目次


イラク特集

2号掲載の伊藤政子報告英訳版


論説「1寸の虫の5分の毒針」

Web週刊誌に至ったミニコミ言論の私的軌跡

 1999年元旦払暁、 Web週刊誌『憎まれ愚痴』創刊号の入力を終えた。日本テレビ相手の不当解雇撤回闘争中にも、それ以前の労組役員時代にも、当時の組合用語で「情宣地獄」の半徹を経験したが、今は時折でもあり、ちっとも辛くない。まるで懲りない「道楽三昧境」の夜更かしである。予定より仕上げ時間が押した理由も格好が良い。イラク査察団長バトラー批判のフランス報道を友人が訳して、その要約版をE-mailで送ってきたのだ。
 特種という程ではないが、日本の大手メディアがまともに報道しない情報を、日本全国ばかりか世界中のWebに撒き散らすのだから、これまた堪らない快感である・・・⇒全文を読む

湾岸平和訴訟『未来』への寄稿

 平和訴訟参加のきっかけは、「東京地裁が湾岸平和訴訟に3兆円印紙要求」の新聞記事でした。
 敗訴はもとより覚悟の上でしたが、それでもやはり残念なのは、憲法9条が形骸化され、発端の中東危機が深刻化している現状の下で、市民運動の側の連帯の強化や理論の質的向上などに、いま一つ、工夫と燃焼が不十分だったことです。⇒全文を読む


長篇連載記事

●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態(その3)大手メディアの誤報・冤罪報道体質

 松本サリン事件で被害者の河野義行さんを犯人扱いした「サツネタ」冤罪報道に関して、各紙とも一応の「おわび」記事を発表した。
 ここでは当時の大手紙、朝日と毎日の両紙の「おわび」記事だけを取り上げるが、その理由は、両紙が標題の「ナチス収容所使用説」を、何らの検証もなしに採用していたからである。⇒全文を読む

●連載:本多勝一"噂の真相"同時進行版(その3)「反論権裁判」敗訴確定の「頭隠して尻隠さず」

 本来ならば、本多勝一も弁護団も、この負けた事件の最高裁判決を批判して、さらに論陣を張るべきところなのであるが、『週刊金曜日編集部』に直接確認したところ、「そうですね。見掛けませんね」という気の抜けたビールのような返事しか戻ってこなかった。「人の噂も75日」とばかりに、ひたすら「頭隠して」いるに違いない。こちらは、嫌な役割だが、「尻見えた!」と言い続けるしかない。⇒全文を読む

●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その3)猿山のボス争い立候補者3彦の紹介

 実は、土屋正忠の彦には、前回紹介した山本ひとみの媛だけではなくて、むしろ、それ以上に憎っくき天敵がいる。一時は首相人気一番とまで言われた菅直人の彦が、武蔵野市のド真ん中に巣を構えている。そこで、前回の衆議院議員選挙では、武蔵野市1区の定員 1人では到底勝てないと、周囲も本人も諦めざるを得ず、ついに立候補すらできないという悲劇的、いや喜劇的かな、「グヤジイ」状況になってしまったのである。⇒全文を読む

●連載:元日本共産党『二重秘密党員』の遺言 (その3)「ギヨチニズム」の根源に「理論」崇拝の矛盾

 このチャウシェスク問題での衝突は、一応規約に違反しない行為だったから、それで処分を受けるということはなかったが、実質的には以後に影響した。これもまた後に詳しく述べるが、私が「除籍」になった時、中央委員会の実情に詳しい先輩党員の一人が、その経過を聞くや否や、ハッハッハと笑って、「別件逮捕だね」と言い放ったのである。
 自分たちは「正しい」のだから、反対派は「民衆の敵」なのであって、ギヨチンで首を切り落とすのが当然だというのが、私の命名では「ギヨチニスト」である。⇒全文を読む