『亜空間通信』1063号(2005/07/27) 阿修羅投稿を再録

東條英機の孫・由布子・マッド天野らロフト・トークでマーク・ゲイン『ニッポン日記』示す議論

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『亜空間通信』1063号(2005/07/27)
【東條英機の孫・由布子・マッド天野らロフト・トークでマーク・ゲイン『ニッポン日記』示す議論】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 私は、8月4日(木)18:30、東京都新宿区百人町Naked Loft(ネイキッド ロフト)に行く。

 旧知の三人、マッド・アマノ、東條由布子、西岡昌紀が、顔を揃えて、戦後60年、本当の戦犯を問うというのだから、参加せざるを得ない。

 すでに、阿修羅戦争掲示板に、以下の投稿をした。

原爆もパロってしまうマッド・アマノ新著出版
http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/690.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 7 月 26 日 23:10:27

[中略]

トークショー
『リトルボーイとファットマン』出版記念 8月4日(木)
「東京裁判をぶっとばせ」

戦後60年。日本はアメリカの属国にされてしまった。本当の戦犯は誰だ?

マッド・アマノ、東條英機首相の孫である東條由布子さん、他パネラーが戦後60年を検証する。新作パロディ発表。

【出演】マッド・アマノ、東條由布子、西岡昌紀、他
Open 18:30 / Start 19:00
チャージ:¥1000(+1drinkから)
場所:Naked Loft(ネイキッド ロフト) 東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F
(西武新宿駅北口1分 / JR新宿東口10分)03-3205-1556
http://www.loft-prj.co.jp/naked/

 折から、手許に届いた月刊『WiLL』9月号には、東條由布子・上坂冬子の「特別対談」、「今こそ知ってほしい祖父東條英機の真実」と題する記事がある。

 東條由布子は、祖父が「責任は我にあり」と記した「宣誓供述書」のGHQ発禁本を、神田の古書店で発掘して広めている。しかし、「すべて東條一人が悪い」とする風潮には納得できない。

 記事の本文の最初の方には、次のやりとりもある。

 上坂 戦争責任に関して、どうして東條英機さん一人だけがクローズアップされるんだと思います?
 A級戦犯といえば東條、と、中国、韓国から槍玉に挙げられているでしょ。

 東條 やっぱり連合軍の占領政策のせいじゃないでしょうか。

 これに対して、私は、以下の23年前の旧稿の抜粋のコピーを持参し、GHQに迎合した「天皇から吉田以下、東条一人を悪者にし、すべてを「軍閥」のせいにして逃げきろうとした当時の「旧支配層の動き」」について、議論を促す予定である。

征矢野仁(木村愛二の筆名)著、一九八二年、鷹書房刊
『読売グループ新総帥《小林与三次》研究』(117-118頁)

《日本敗北の翌々年、一九四七(昭和二二)年三月には、トルーマン・ドクトリンによる反共世界戦略が、はっきりと打ち出されるが、その底流はすでにその一年前から、露わになり始めていた。その下で開かれる極東軍事裁判(東京裁判)はやはり、裁判一般と同じく、大衆的糾弾の波を柔らげるというお芝居の本質を持っていたのである。

 たとえば、シカゴ・サン紙特派員のマーク・ゲインは、東条一人を悪者にし、すべてを「軍閥」のせいにして逃げきろうとする旧支配層の動きについて、するどい眼を配っていた。

 『ニッポン日記』の一九四六年六月二三日の項に、彼はこう書いている。

 《(前略)東条は、神も知ろしめす、もちろん十分罪がある。しかしこの連中が、天皇から吉田以下にいたるこの連中が、正義の怒りに踊り狂って「あいつが一人で、何もかもやったんだ」と叫び回る光景は、まさに醜悪である(後略)》。

 以上。


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