‘お知らせ’ カテゴリーのアーカイブ

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90主催の二つの集会

2014年5月9日 金曜日

◎5月18日(日)開場12時30分 開会13時

赤坂区民センター

107-0052港区赤坂4-18-13 赤坂コミュニティーぷらざ内

いまこそ死刑執行停止を

袴田事件と飯塚事件

袴田巌さんのお姉さん=袴田秀子さん

飯塚弁護団=徳田靖之弁護士

袴田弁護団=戸舘圭之弁護士

世田谷区長=保坂展人さん

入場無料

◎5月24日(土)開場13時30分 開会14時

文京区民センター3A 会場費500円

死刑廃止へ向かうアメリカ

小川原優之弁護士 日本弁護士連合会死刑廃止検討委員会事務局長

堀和幸弁護士 京都から死刑制度廃止をめざす弁護士の会代表

ビデオ「絞首刑を考える」初公開

大阪弁護士会作成、法律監修・永田憲史、法医学監修・ヴァルテル・ラブル 2014年1月製作 24分59秒

絞首刑は残虐な刑罰ではないのか? この国の死刑執行の実態を明解に提示する。

死刑廃止祈願・新春芸能大会●笑ってる場合か!?

2014年1月10日 金曜日

フォーラム90の2014年新春第一弾企画、ぜひご参加下さい。

かつて小沢昭一が「節をつけて、お説教をなさる方を知りませんか?」と北陸の寺を訊ね歩き、ドキュメントライブCDを作っています。それが節談説教(ふしだんせっきょう)です。落語・講談・浪曲などの語り芸のルーツともいわれる伝統的説教(布教伝導の方法)で古くは「唱導」と言いました。教義などを平易に表現した詞を節回しを付けて語る方法を用いています。この貴重な機会をお聞き逃しなく。

* * * * * *
2014年1月19日午後2時〜
築地本願寺第二伝道会館2階 瑞鳳の間
参加費1000円●口演・戸次公正◎節談説教「鹿ヶ谷縁起」(承元の法難)

真宗大谷派 南冥寺住職。著書に『南無阿弥陀仏が聞こえてくる』(法蔵館)『意味不明で有り難いのか―お経は日本語で』など

●阿曽山大噴火◎事件は法廷で起きている B級裁判傍聴記
主な著書に「裁判大噴火」「被告人前へ。」(河出書房新社)「裁判狂時代」「裁判狂事件簿」(河出文庫)、「被告人、もう一歩前へ。」(ゴマブックス)、「アホバカ裁判傍聴記」(創出版)

●講談・鏡織鏡◎弘毅殿鵜羽産屋(コウキデンウノハノウブヤ)
講談師・神田香織さんの香織倶楽部メンバー。フォーラム90

緊急◆死刑執行抗議集会

2013年12月20日 金曜日

彼らと同じ境遇に育っても自分は犯罪をしないと言えますか?
緊急◆死刑執行抗議集会
12月20日(金曜)午後6時30分開場/午後7時開演
文京区民センター2A
都営三田線「春日駅」そば/地下鉄丸の内線「後楽園駅」

より3分/JR「水道橋駅」より10分

自民党安倍政権・谷垣法務大臣は、12月12日に本年4度目の死刑を執行しました。当初より懸念されていた死刑のベルトコンベアは以前にも増して加速されているかのようです。
今回執行された藤島光雄さん、加賀山領治さんはいずれも不遇な生い立ちを持ち、それを知る人は、同じ境遇に育っても犯罪を犯さないと自信を持って言える人が果たしているのか? と語っています。彼等が犯したとされる「凶悪犯罪」の背景には、貧困や児童虐待の連鎖の問題が見えてきます。
死刑制度について意見を異にする方々にも、この執行の理不尽さ,非情さを理解していただけるような集いになればと思います。どうぞお誘い合わせ御参加下さい。
[入場無料]

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所気付
TEL.03-3585-2331 FAX.03-3585-2330

抗議声明

2013年12月12日 木曜日

本日(12月12日)、藤島光雄さん(55歳:東京拘置所)、加賀 山領治さん(63歳:大阪拘置所)に死刑が執行されたことに対し、強 く抗議する。

谷垣禎一法務大臣による死刑執行は本年2月の3名、 4月の2名、9月の1名に続き4度目で、執行された人 は8人に上る。1年に4回の執行という頻度を見ても、谷垣 禎一法務大臣は死刑の執行に積極的であり、人の生命を奪うことに何ら
痛痒を感じない大臣であると断じざるを得ない。

藤島光雄さんに関しては、過去に数回再審請求をしており、年明けに 新たな再審請求を準備していた矢先の執行だった。藤島さんは、児童虐 待を受けながら生育した過去があり、養護施設で育った。自らも親に水 の中に沈められて殺害されそうになった経験を持っており、今回の事件 においても、被害者に対して同じ態様で殺人に至ったものであり、幼児 期の経験が事件に大きく影響したことは明らかである。最高裁の弁護人 は、裁判員裁判であれば、こうした生育歴が量刑判断に大きく影響し、 死刑は回避されただろうと主張している。

加賀山領治さんについては、2012年7月24日に最高裁の判決を 受けて死刑が確定したばかりであり、確定後まだ1年4か月しか経過していない中での拙速を極める執行である。一審、二審の裁判も非常に短 く、それぞれ1年にも満たない審理で死刑判決を受けており、事実審理 が十分なされていない可能性が高い。加賀山さんは、本年、大道寺幸子 基金に再審請求の補助金の応募をしており、これから再審請求の準備を しようとしていた。拙速な裁判の上に、再審の機会すら与えられずに死 刑が執行されたことは、明らかに再審請求の権利を奪うものであるとい わざるをえない。

死刑は、国家による殺人であり、殺人を肯定し応報感情を社会に蔓延 させるきわめて有害かつ危険なものである。死刑には犯罪抑止の効果は なく、また、犯罪被害者の救済や社会の平穏にも資するものではない。 また、死刑は人道と民主主義に反する。

日本政府は、国連はじめ国際社会の死刑廃止、死刑執行停止を求める 声に耳を閉ざし続けている。今回の執行も、国会閉会直後を狙ったもの であり、国会において死刑執行に関して質問がなされることがない時期 を選んで行ったことは明らかである。

私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、法務大臣 に処刑された藤島光雄さん、加賀山領治さんに代わり、そして、死刑執 行という苦役を課せられている拘置所の職員に代わり、法務大臣に対 し、強く、強く抗議する。
2013年12月12日
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

谷垣禎一法相による三度目の死刑執行に抗議する集会

2013年9月18日 水曜日

谷垣禎一法相による三度目の死刑執行に抗議する集会
日時・9月26日(木)19時から
会場・文京区民センター2A(東京都文京区本郷4-15-14)
発言・執行された熊谷徳久さんの弁護人ほか関係者、各主催団体から

◎抗議声明

本日(9月12日)、熊谷徳久さん(73歳:東京拘置所)に死刑が執行されたことに対し、強く抗議する。
谷垣禎一法務大臣による死刑執行は、3度目であり、約3ヶ月に1回の執行という死刑に積極的にしてかつ死刑の執行に痛痒を感じない法務大臣であると断ぜざるを得ない。
今回の事件は、一審無期懲役であり、控訴審で死刑となったものであって、二重の危険の禁止原則に反して検察官が控訴したものであり、また裁判所でも意見が分かれ全員一致という死刑適用の原則に反するものであった。とりわけ、死亡被害者一人の事件であり、しかも自首をしており、過去の死刑の量刑基準からして重きに過ぎる量刑であるばかりか、既に73歳という高齢であることからして再犯のおそれも小さく、法務大臣としては、死刑は差し控えるべきであり、恩赦により無期懲役に減刑することによって十分に対応できるものであった。
谷垣法相は、死刑執行後の記者会見で、再審の事由や死刑執行停止の事由について精査したと述べているが、確定後2年半という拙速を極める死刑執行であり、熊谷さん自身は、2011年に私たちが行ったアンケートに対して「再審や恩赦について、今後する予定」と回答しており、明らかに再審の機会と権利を、そして贖罪により赦される権利を奪う執行であったと言える。
死刑は、国家による殺人であり、殺人を肯定するものであって、応報感情を社会に蔓延させるきわめて有害かつ危険なものである。死刑には犯罪抑止の効果はなく、また、被害者の救済や社会の平穏にも資するものではない。また、死刑は人道と民主主義に反する。
日本政府は、国連はじめ国際社会の死刑廃止、死刑執行停止の声に耳を閉ざし続けている。今回の執行も、法務大臣及び首相の外遊などがすべておわり、オリンピックの招致も確定した後での死刑執行であり、明らかに諸外国からの死刑制度に対する非難を受けない時期を選んでの執行であることは明白である。
法務大臣は8月、就任後最初の海外視察と称してルーマニアとフランスを訪れ、司法関係者との意見交換や、刑務所等の行刑の現場の視察を行ったという。フランスは1981年に、ルーマニアは1989年に政治的決断によって死刑制度を廃止している。法務大臣は、これらの国々の経験に学び、死刑廃止に向けて政治的決断をすべきである。
私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、法務大臣に処刑された熊谷徳久さんに代わり、そして、死刑執行という苦役を課せられている拘置所の職員に代わって、法務大臣に対し、強く、強く抗議する。

2013年9月12日
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

テキサスから死刑が減ったワケ

2013年4月5日 金曜日

☆テキサスから死刑が減ったワケ

死刑大国アメリカの中でも最もたくさんの人を処刑したテキサス。死刑を支持した人が知事となり大統領になっていくテキサス。いま、この州から死刑が減っているという。それはなぜなのか? ?現地調査で明らかになった驚愕の事実とは?
日時・4月13日(土)13時〜
会場・日本大学法学部三崎町キャンパス 10 号館 1 階 ?1011 ホール
発言・杉浦正健元法相、加毛修日弁連死刑廃止検討委員会委員長
報告・小川原優之弁護士
石塚伸一弁護士(予定)
ほか
主催・死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

死刑執行に抗議する院内集会のお知らせ

2013年3月8日 金曜日

死刑廃止を求める国際世論を無視した谷垣法相による死刑執行に抗議する院内集会のお知らせ

3月12日(火曜)午後6時〜[開場5時30分]
衆議院第一議員会館1F多目的ホール
千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」下車5分
第一議員会館1F入口で通行証をお渡しします。

昨年末に就任したばかりの谷垣禎一法務大臣が、2月21日、3名の死刑を執行しました。東京拘置所で執行された金川真大さん、大阪拘置所で執行 された小林薫さんはいずれも控訴を取り下げて確定しました。名古屋拘置所で執行された加納恵喜さんは一審では無期懲役判決でした。死刑に関して慎 重の上にも慎重な手続きを求める国際人権基準からしても3人は執行されてはならない人たちでした。
しかし谷垣法相は執行後の会見で「死刑は内政問題」と語り、国際世論を無視、敵視しようとしています。確定判決さえあれば次々と執行していこう とする「死刑のベルトコンベア」がまた回されようとしているのです。

これに歯止めをかけるべく、抗議集会を院内集会として開催し、執行された方々の関係者から報告と問題提起を受けます。ぜひ、ご参集ください。 [入場無料・午後8時までの予定]

死刑執行に抗議する緊急・院内集会のお知らせ

2012年8月14日 火曜日

●再審ができなかった二人への 滝実法相による死刑執行に抗議する
緊急・院内集会のお知らせ
●8月27日(月曜)午後6時〜
●衆議院第二議員会館B1F第5会議室
千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前」下車5分
第二議員会館1F入口で通行証をお渡しします。

●滝実法務大臣は8月3日、2名の死刑を執行しました。東京拘置所の服部純也さん(40歳)、大阪拘置所の松村恭造さん(31歳)の二人です。滝法相は就任後わずか2ヵ月での執行にあたり、記者会見で、「二人は再審請求をしておらず、冤罪の危険がなかった」と述べています。しかし、私たちが知る二人は、裁判は納得のいくものでなく、弁護士や支援者の協力が思うように得られない現実を繰り返し訴えていました。今回の執行への抗議集会は、こうした問題を、死刑の執行や死刑囚処遇に関与する政府関係者に強くアピールすべく、敢えて院内集会として開催することにしました。ぜひ、ご参集、ご協力ください。

●死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所気付
TEL.03-3585-2331 FAX.03-3585-2330

抗 議 声 明

2012年8月6日 月曜日

本日(8月3日)、服部純也さん(40歳:東京拘置所)松村恭造さん(30歳:大阪拘置所)に死刑が執行されたことに対し、強く抗議する。

 滝実法務大臣は、就任後わずか2か月も経過していない段階で、死刑を執行した。十分な記録の検討もされないままの拙速を極めた執行であり、慎重のうえにも慎重でなければならないという法務大臣の職責を放棄するものであって、強く非難されなければならない。

 服部さんは、一審の判決は無期懲役で、二審で死刑に逆転した。松村さんは自ら控訴を取り下げて死刑が確定した。フォーラム90が昨年行ったアンケートに、服部さんは、再審請求を行いたいが、外部交通が認められていた再審の支援者が亡くなった後、別の支援者との外部交通が許可されないので困っているという回答を寄せていた。また松村さんは、精神的に落ち込んでいてあきらめていたが、再審請求をしてみたいと書いていた。

 死刑執行は当然回避されるべきケースであった。

 死刑には犯罪抑止の効果はなく、また、被害者の救済や社会の平穏にも資するものではない。死刑は人道と民主主義に反する。

 私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、滝法務大臣に処刑された服部さん、松村さんに代わり、そして、死刑執行という苦役を課せられている拘置所の職員に代わって、滝法務大臣に対し、強く、強く抗議する。

2012年8月3日

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

死刑執行への抗議声明と、抗議集会のご案内

2012年3月30日 金曜日

抗 議 声 明

本日(3月29日)、松田康敏さん(44歳:福岡拘置所)古澤友幸さ ん(46歳:東京拘置所)上部康明さん(48歳:広島拘置所)に死刑が執行 されたことに対し、強く抗議する。

 2010年7月27日から1年8ヶ月間、3人の法務大臣によって、死刑執 行停止状態が継続され、法務省内では、死刑の是非を巡って勉強会が続けられ てきた。そして、この勉強会がきっかけとなって、死刑制度について政府や国 会だけでなく、広く社会一般に議論が広がることが期待されていた。

 しかるに、小川敏夫法務大臣は、十分な議論もまったくないまま、検察・法 務官僚に指示されるままに勉強会を終了させ、死刑を再開した。これは、官僚 主導を廃し政治主導の政治を目指すという民主党政権のマニフェストに真っ向 から反するものであって、およそ許されないことである。
 また、就任後わずか2ヶ月間しか経過していない段階での十分な記録の検討 もされないままの拙速を極めた執行であり、慎重のうえにも慎重でなければな らないという法務大臣の職責を放棄するものであって、強く非難されなければ ならない。
 小川法務大臣は、死刑執行後の記者会見で、「刑罰権は国民にある。国民の 声を反映するという裁判員裁判でも死刑が支持されている」と述べたが、これ はまったくの誤りである。死刑の是非は、国民の支持・不支持によって決めら れるものではない。民主主義の理念と人道主義のもとに高度な政治的な判断に よって決められるべきものである。

 上部さんは、一審の段階で心神耗弱の精神鑑定が出されていた。松田さんも 知的に限界級と鑑定されていた。いずれも責任能力の有無について、死刑の判 決の是非が問われていたケースである。とりわけ、松田さんの場合は、弁護人 に再審請求を依頼し、弁護人もその準備に着手していた。上部さんは、再審弁 護人との接見において秘密交通権が保証されていないことに対して、これを違 法として国賠訴訟を提起したこともあった。死刑執行は当然に回避されるべき ケースであった。

 死刑には犯罪抑止の効果はなく、また、被害者の救済や社会の平穏にも資す るものではない。死刑は人道と民主主義に反する。
 私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、小川法務大臣に 処刑された松田さん、古澤さん、上部さんに代わり、そして、死刑執行という 苦役を課せられている拘置所の職員に代わって、小川法務大臣に対し、強く、 強く抗議する。

2012年3月29日

  死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

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●小川敏夫法相による死刑執行に抗議する緊急集会
4 月5日(木曜)午後7時〜
文京区民センター2A会議室
都営三田線・大江戸線「春日駅A2 出口」
参加費500 円(予定)

死刑執行抗議集会