わたしの雑記帳

2008/9/14 千葉県浦安市養護学級わいせつ裁判 結審


2008年9月10日(水)、13時15分から千葉地裁405号法廷で、(仮庁舎4階)千葉県浦安市養護学級わいせつ裁判が結審した。裁判長は三代川三千代氏、高橋彩氏、飯塚素直氏。

もしかすると、傍聴券が出るかもしれないと思い、開廷予定の40分ほど前に着いたが、今回は傍聴券の抽選はなかった。
しかし、法廷前に行列ができて、36席はすべて埋まり、廊下にはまだ30人前後が入れずにいた。
今回は報道席も用意されていなかったため、報道関係者もほとんど入れなかったようだ。
ただ、くじ運の悪い私としては、先に並んでいて入れたので、かえってラッキーだったかもしれない。
いくつか、書類の確認を行ったあと、原告であるA子さん父の陳述書が読み上げられた。(意見陳述参照)
5分の約束をかなりオーバーしていたので、ヒヤヒヤしたが、裁判官は何も言わなかった。
お父さんが思いを込めて、陳述書を読み上げる間、K元教師は、うなだれるでもなく、被告席の前面で、睨むように見つめていた。

そして、民事裁判第1審(me060717)と同様、被告のK教師が陳述した。
これは事実無根の冤罪であると、冤罪によって、刑事事件では自分も家族も心身ともに筆舌に尽くしがたいほど傷つけられた、誹謗中傷に多大な被害を被った。まだこれからも長期にわたって受け続けなければならないのか、公正な裁判によって冤罪の苦しみからお救いいただけますよう、お願い申し上げますと言った。

判決は、2008年12月24日(水)、13時10分から、同じ法廷で。
刑事裁判では、まさかの無罪判決が出て、Aさん一家はとても絶望した。今度は、よいクリスマスを迎えられるような判決がほしい。

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裁判後、向かいの弁護士会館で報告集会が行われた。

今回、Aさんの親戚の方も傍聴にかけてつけていた。「千葉県は障がい者にやさしいところだからと移り住んだというのに、こんな目におうなんて」と涙ぐまれていた。

A子さんの母が言う。A子さんが友だちに嫌なことをされたと言うのを聞いて、「やめて!」って言ってみたらと話したところ、「だって、きっと『やってない』って言われる」と言ったそうだ。直接的な被害に加えて、訴えを信じてもらえなかったA子さんの二次被害としての心の傷もまた深い。Kに対しては「うそ言わないで。本当のことを言って!」と言っていたという。


なお、これまでの裁判等の経緯は
 意見陳述  me060717 me061011 me070307 me070429 me070630 me080421 me080511 me080526 にて。



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