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インタビュー

「T-ns SOWL(ティーンズソウル)」メンバー

鈴木あいねさん

  • 2016.7.5
  • 聞き手…柏原登希子
  • 撮影…宇井眞紀子

 鈴木あいねさん

とりまUNITE! 選挙に行こうよ

 

 「安保法制、白紙に戻せ!」「言うこと聞かせる番だ、国民が!」「選挙に行くよ!」…。6月10日金曜日夜。夕闇の中ライトアップされた国会議事堂に向けて、ラップ調のリズムに乗った10代の若い人たちの声が響いた。高校生をはじめとする10代が安全保障関連法制に反対して立ち上げた「T-ns SOWL(ティーンズソウル)」の呼びかけで、この日1000人ほどの老若男女が国会前に集まった。

  T-ns SOWLが7月の参議院選挙に向けた機運を盛り上げようと、「とりまUNITE!」(とりあえずまあ、団結しようよ)を合言葉に、毎週金曜日の国会前抗議行動を始めたのは4月29日。最後の抗議行動となったこの日、都立高校に通う17歳の鈴木あいねさんは、力強くスピーチを始めた。「私たち一人一人の不断の努力がこの国を変えていくと思います。…一人の個人として、立場を超えて、自分が目指す国に向かって動いてほしいです。私はこれから、同世代に向けて選挙に行こうよと訴えていきます」

 

中学3年生の時に、学校の授業で第2次世界大戦に関する映画を観た。「なんの映画か忘れたんだけど、すごい衝撃的で、リアルに戦争に近いものを見たなって感じがして」。その後イスラエルによるガザ空爆をツイッター(ウェブ上の短文投稿サービス)で知ったり、ノーベル平和賞受賞の人権運動家、マララ・ユスフザイさんの本を読んだ。「戦争っていうのは全部政治につながっているんだなって感じるようになった」

 

そんな中出てきたのが、特定秘密保護法(2013年12月成立)だった。「ネットで法案を調べたら、自分が思っていた『平和な日本』とは違っていて…本当は原発や沖縄とか、社会に見えなくさせられてたんだけど。特定秘密保護法が必要なのかっていう違和感があって、自分で調べて声を上げなきゃって自然に思えたんです」

        続きは本紙で...


すずき あいね

1999年東京都生まれ。将来の夢は「中東に貢献できる人になりたい」。T-ns SOWLは全国に60人のメンバーがいる。ウェブサイトには「高校生の政治参加への届け出制に反対」の声明も。カンパ先はゆうちょ銀行 〇一八 (普)1212122ティーンズソウル

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