「ふぇみん」はジェンダーの視点で社会を読み解く新聞で、月に3回発行されています。
脱原発・ジェンダー・平和・環境・人権・教育など幅広いジャンルを扱っており、一般紙では読むことのできない内容が盛りだくさん。
一人ひとりを大切にした「市民のための情報」を発信しています。
年齢を問わず、しかも、女性だけでなく男性にも、面白く読んでいただけるよう心がけています。
「ふぇみん」を発行しているのは「ふぇみん婦人民主クラブ」というNGOです。
婦人民主クラブが設立されたのは敗戦の翌年の1946年、日本で初めて女性に参政権が認められた年です。
呼びかけたのは、羽仁説子、佐多稲子、宮本百合子、加藤シヅエ、山本杉、赤松常子、山室民子、松岡洋子といった8人の女性たちでした。
新しい民主主義の下、2度と戦争をおこさず、全ての人が住みやい世の中を希求しようと、希望に燃えて設立したのです。
既に50年以上もの歴史がありますが、こうした設立当初の志を大切にしながらも、同時に、常に新しい風を取り入れながら運営を行っています。
政党、宗教、政治組織、などいっさい関係ありません。。
もちろん政党には政策提言を届けていますが。
広く活動しています。平和、環境、ジェンダー、教育etc…。幅広い視点で考え取り組んでいます。
女性3人で編集、校閲、割付、校正、広告などを担当しています。
この他、各地の読者やふぇみんの会員が取材して記事を寄せてくださったり、質問や投稿欄に寄稿するなど、読者が紙面づくりに参加しています。
フェミニズムの「ふぇみ」、婦人民主の「ふみん」を掛け合わせた造語です。読者の公募によってつけられました。
かつては「婦人民主新聞」といいました。責任編集の「ふぇみん婦人民主クラブ」は、第2次世界大戦後に初めてできた大衆的な女性団体。戦前は女性に選挙権がなく、「女・こども」とひとくくりにさせれてたことから、当時は「婦人」という言葉に輝かしい響きがあったようです。しかし、「婦人」で「民主」では、友人に気軽に配れないという読者の方々の声を受け、1990年に、親しみやすい名前へと変更をすることに決め、公募によって「ふぇみん」となりました。
「婦人民主クラブ」という団体名も「ふぇみん」という愛称で呼ばれることが多くなったので、「ふぇみん婦人民主クラブ」と呼ぶことにしました。
平和・ジェンダー・環境・人権・教育などについて、ちょっと何か違うぞ、生きづらいぞ、社会をより良く変えてゆきたいな・・・と思っている人たちです。また一般のメディアでは、情報が十分に得られないと感じている人などです。
購読者名簿では、女性が9割、男性1割ですが、実際のところは、パートナーが購読している「ふぇみん」を熱心に読む『隠れ男性読者』が意外に多いらしいです。
ほとんどが読者の購読料、そして、読者からの寄付などによって支えられているメディアです。
ふぇみんの広告収入はわずかです。信頼できる安心なものを広告で紹介する方針を、ずっと続けています。
広告による規制はありません。だからこそ、他のメディアがかけないことを、「ふぇみん」は自由に書けるのです。
月3回、5日、15日、25日に発行。1ヶ月800円、半年の購読料が4800円です。この値段はオルタナティブメディアとしては、非常に低価格です。