WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)

福田和香子さん

  • 2015.8.15
  • 聞き手…柏原登希子
  • 撮影…落合由利子

福田和香子さん

1人の学生、女として、路上で声をあげる

 
  • 路上に出て行動をし始めたのは2年前、特定秘密保護法の成立前です。新聞に出てて、なんでかわかんないけど引っかかったんですよね。とりあえず調べたら、何かまずいことを調べたり言ったりすると、逮捕されちゃう。それってヤバイんじゃないかって思って。で、なぜか「特定秘密保護法 反対 座り込み」ってキーワードでネットで調べて、一番ヒットしたやつに翌日行ってみたんです。衆議院議員会館ってどこだよ?って思いながら。
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  • 行けば大学生に会えるかなと思ってたけど、誰にも会えなくて、おじちゃんおばちゃんばかり(笑)。でも「よく来たね」ってミカンもらったり、院内集会に連れて行ってもらったり。
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  • それからしばらく国会前に通っていたら、今のSEALDsのメンバーに出会ったり、ツイッターでつながっていきました。SASPL(サスプル 特定秘密保護法に反対する学生有志の会)を立ち上げて、今のSEALDsにつながっていきます。
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  • す中学生の時に、君が代斉唱の不起立で停職処分を受けていた根津公子先生(当時)が、校門でスタンディングをしていたんです。でも、その時は何も言えなかった。部活は楽しいし、学校に不満もないし、彼氏がいて、友だちがいて、先生がいてっていう普通の学校生活の中で。私自身は、自分で考えて君が代を歌わなかったし、立たなかったんです。でも友だちとか先生に「なんで立たないの?」って聞かれたら「だるくない?こういうの」って言うしかなかった。周りに変に思われたくないから。学校をよくさぼってたから、みんな納得してたけど。  根津先生を見て、この国で人と違うことやるとあんだけ叩かれるんだなって。意見を持たないことが当たり前で、意見を持つことが「KY(空気読めない)」。特定秘密保護法に引っかかったのも、中学の時に見た光景があったからだと思う。
  • 続きは本紙で...


    ふくだ わかこ

    1994年生まれ。和光大学4年生。趣味はダンス。東京都在住。卒業後は「海外に出て、女性の人権とかにコミットしたい」。先日、「マニフェストが守られないから選挙に行かない」という友人を「守らせるのはうちらだよ」と4時間説得した。

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