WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

北海道から地域づくりを創造・発信する

日置真世さん

  • 2012.06.05
  • 聞き手…赤石千衣子
  • 撮影…飯田典子

日置真世

まじくったらおもしろい

釧路は地域活動がおもしろいよ、といううわさを聞いていた。障がいをもつ子どもたちの放課後や土日の居場所や子育てカフェ、障がい者の就労支援・日中の活動支援、生活保護世帯の子どもたちの学習支援…この事業展開の原動力を知りたかった。中心にいる日置真世さんに話を聞けるチャンスがやってきた。  大学3年生の時に学生結婚で出産。卒業後は専業主婦となった。  子どもに障がいがあると知ることはショックだと言われる。日置さんにはそういう体験はない。子どもが何かちがうと思ってはいたが子育ては楽しかった。しんどかったのは健診で会う医師からの決めつけや周囲の善意による「かわいそうな子、頑張っているお母さん」目線。福祉の受給者としての不自由さをいやというほど味わった。  やがて障がいをもつ子どもたちの親の会に参加。育児・療育ガイド本『ゴキゲン子育て』を発行し大好評を得る。また幼稚園に親子で「通園」し、地域で「まじくっていくこと」の良さを体験。知人に誘われ「アウシュビッツ展」を開催する活動に参加。すべてはこの助走期間に根っこがあった。    1999年に親の会で助成金を得て、幼稚園の移転跡にフリースペース「療育サロン」を始めた。人と情報のたまり場ができ、「地域生活支援ネットワークサロン」としてNPO法人を取得。子育て応援、子どもの場づくり、個別支援(地域生活なんでもヘルパー派遣事業、居宅介護)、作業所開設、グループホーム、とこの十数年めまぐるしく発展していく。  「地域のニーズを吸い上げてアメーバのように増殖していった」 続きは本誌で...


ひおき まさよ

1970年北海道生まれ。NPO法人地域生活支援ネットワークサロン理事。長女の障がいをきっかけに親の会の活動からNPOを立ち上げ事務局代表として活動。著書に『おいしい地域づくりのためのレシピ50』(筒井書房)がある。

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