「ふぇみん」3205号(2018/11/25)を発行しました。
目次
2、3…特集 玉城デニー知事、誕生
4…イギリスから学ぶ 性犯罪被害者支援
4…連載 女の自立支援を問い直す③
5…映画『選挙に出たい』 元中国人の選挙活動から見えるのは…?
6…mystery 『監禁面接』
1面 創立31周年の映画配給会社「パンドラ」代表 中野理惠さん Nakano Rie
[すきな映画を仕事にして]
聞き手…柏原登希子
撮影…宇井眞紀子
なかの りえ
1950年静岡県生まれ。87年(株)パンドラを設立。韓国やロシアの映画事情の紹介本、映画草創期の女性監督アリス・ギイの自伝ほか多数出版も。今年12月、聴覚障害の少女が主人公の短編『サイレント・チャイルド』をDVD発売。来年にはクリス・マルケル特集も開催予定。
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2、3面 【特集】 玉城デニー知事、誕生
2面-1 市民が支える新時代のリーダー 文●徳森りま
2面-2 ともにアジアに開かれた「新時代沖縄」を 文●浦島悦子
3面-1 宮古島の自衛隊配備問題 知事は政策どおり向き合って 文●石嶺香織
3面-2 玉城デニー氏当選に本土の私たちはどう応えるか 文●宮平真弥
●FLASH
・国は「法治主義」に従え 辺野古工事再開に抗議 11月5日
・東海第二原発の延長認可 第40回原子力規制委員会 11月7日
・JIM-NETチョコ募金 キックオフイベント開催 11月9日
・原発事故の責任はどうなる?! 福島原発刑事裁判報告会 11月13日
4面-1 Spring英国視察報告 イギリスから日本が学ぶべき性犯罪の被害者支援
4面-2 【連載】女の自立支援を問い直す 第3回 堅田香緒里さん 女性活躍推進法と自立支援
5面-1 ドキュメンタリー映画『選挙に出たい』 監督に聞く 元中国人の選挙活動から見える日本の姿
5面-2 【連載】ハーストーリーⅡ 1995 被災者支援に女性の視点を
6面 mystery 『監禁面接』 ピエール・ルメートル 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家)
橘明美訳 2000円(税別) 文藝春秋
【書評】11/25号の書評ページへ
『植民地・朝鮮における雑誌『国民文学』』渡邊澄子 編著/彩流社2400円
『わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想』藤井克徳 著/合同出版1500円
『神に守られた島』中脇初枝 著/講談社1400円
●Books しゃべり尽くそう! 私たちの新フェミニズム/たいわ・けんぽうBOOK+/翁長知事の遺志を継ぐ 辺野古に基地はつくらせない/磔刑の彼方へ(上・下) 小田原紀雄社会活動全記録
●Gallery エッセイまんが『お母さんみたいな 母親にはなりたくないのに』
7面
【連載】ゆりばら!(320)竹内佐千子
●voices「香港で出会った女性たち」
●FORUM『きれいな水といのちを守る全国連絡会全国集会に参加して』
●ふぇみんのお店から 「年の市」開催! 8%引きです!
8面
●event information
●diary ふぇみん日誌
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3面【フラッシュ】
・国は「法治主義」に従え 辺野古工事再開に抗議 11月5日
防衛省が申し立てた、先の沖縄県による「撤回」の執行停止を受け、国土交通相は11月1日、辺野古工事再開を決定。辺野古への基地建設を許さない実行委は、政権内での「茶番」に、防衛省前での抗議を呼びかけた。「私人のための行政不服審査制度を悪用した『工事再開』を直ちに中止せよ」と国へ抗議文を提出。辺野古の安次富浩さんは、電話で「工事再開でフロート再設置が始まった」と語った。12月6日夜、「沖縄の民意を踏みにじるな!首都圏集会」を開催する。
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・東海第二原発の延長認可 第40回原子力規制委員会 11月7日
東海第二原発は東日本大震災で地震と津波の襲来を受け、11月末で建設40年を迎えた老朽原発だ。日本の沸騰水型原発では最も古い。それがこの委員会で、20年間の運転期間延長と保安規定変更の認可を5人の委員全員が同意したことに、傍聴席からは落胆のため息が漏れた。原子炉圧力容器の特別点検では点検が不可能な部分もあったが問題視されなかった。30km圏内には約96万人が住む。事故時の避難、地元同意に疑問も多い。
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・JIM-NETチョコ募金 キックオフイベント開催 11月9日
JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク改称)が、イラク・シリアの子どものがん患者支援のため毎年取り組むチョコ募金のキックオフ集会が開かれた。募金のこれまでの13年間を佐藤真紀事務局長が画像を映しながら振り返った後、鎌田實代表、湯川れい子さん、ケーナ奏者のやぎりんさんらがトーク。鎌田さんはISが制圧したイラクで聴診器で闘おうと思ったと語り、湯川さんは平和のために、あきらめず、小さなことでもやっていこうと話した。
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・原発事故の責任はどうなる?! 福島原発刑事裁判報告会 11月13日
東京・武蔵野市で開催された。主催は同報告会@三多摩実行委員会。福島原発刑事訴訟支援団団長でいわき市議会議員の佐藤和良さんが公判を振り返り、津波高15.7mの計算結果が出て、防潮堤などの対策が立てられていたこと、東電経営者の被告3人にも知らされていたが、経営的観点から被告らが対策を先送りにしたことが明らかになったと報告。厳正な判決を勝ち取るために署名への協力を訴えた。