WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3192号(2018/07/05)を発行しました。

目次
2…なぜ今モニタリングポスト撤去?
3…大相撲や「大峰山」に見る女人禁制
4…古川佳子さん『母の憶い、大待宵草』出版
5…日本軍「慰安婦」を描いた絵本『花ばぁば』出版をめぐって
6…DVD 『ワンダフルライフ』

1面 フォトジャーナリスト  安田菜津紀さんYasuda Natsuki  
[関心の種をまき、明日につなげる]

聞き手…岡田真紀
撮影…落合由利子


やすだ  なつき
1987年生まれ。著書に『写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って』『君とまた、あの場所へ シリア難民の明日』、共著に『しあわせの牛乳』など。テレビ「サンデーモーニング」、J-WAVEのラジオ番組にも出演。高校生と毎年東北スタディツアーを行う。

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2面 なぜ今モニタリングポスト撤去? 放射線量の目視は最低限度の知る権利 文●片岡輝美
●ねこのひげ

3面 大相撲の土俵や「大峰山」は女性立ち入り禁止!? 「女人禁制」は女性差別の根源 文●源淳子

●FLASH
・共謀罪、強行採決から1年 廃止を求める市民集会 6月15日
・安倍・防衛費膨張政権 5兆円突破を常態化 6月16日
・教えて、前川さん ! 前川喜平さん講演会 6月22日
・辺野古、止めるのは今 ! 美ら海土砂投入 6月24日

4面-1 古川佳子さん『母の憶い、大待宵草』出版 反天皇、反靖国。人生を支え、導いた「よき人々」
4面-2 満蒙開拓平和記念館で朝鮮人移民特別展開催 なぜいま朝鮮人移民をとりあげるか 文●島崎友美

5面 日本軍「慰安婦」を描いた絵本『花ばぁば』出版をめぐって 生き抜いた女性たちの存在を伝えたい 文●渡辺美奈

6面『ワンダフルライフ』監督 是枝裕和 文●中村富美子(ジャーナリスト)
今年、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルムドール)に輝いた是枝裕和監督。かつて国策に奉仕した映画界への反省から公権力に距離をとりたいと、文科相の「祝意」を辞退した姿も潔かった。折よく初期7作品がブルーレイで発売され、旧作を見直すには絶好の機会。その中でも本作は、家族や記憶を巡る監督ならではの問いを、虚実入り混じる手法で描いた異色作である。
日本 1998年 3800円+税 販売 バンダイナムコアーツ 問合せ TEL03(5828)7582(お客様センター)

【書評】7/5号の書評ページへ
『子どもの貧困と食格差 お腹いっぱい食べさせたい』阿部彩、村山伸子、可知悠子、鳫咲子  編著/大月書店1500円
『韓国の民衆美術(ミンジュン・アート) 抵抗の美学と思想』古川美佳  著/岩波書店3400円
『思想の廃墟から 歴史への責任、権力への対峙のために』鵜飼哲、岡野八代、田中利幸、前田朗  著/彩流社2300 円

●ふぇみん句会

●Gallery ドキュメンタリー映画 『ほたるの川のまもりびと』

7面 【連載】ゆりばら!(307)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく「原子力と「名もなき家事」」
●FORUM「安倍も麻生も辞めない理由?」
●ふぇみんのお店から 石けん1割引セール ナチュロン粉石けんN(1kg) 756円→680円 純粉石けん N(1kg) 810円→729円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●2面 ねこのひげ
●史上初の米朝首脳会談が行われ、朝鮮半島の平和と非核化についての合意が結ばれた。背景に韓国市民の思いを背負った文在寅大統領の巧みな外交があった●昨年の朝鮮半島は「危機」。北朝鮮のミサイル発射で、日本各地で避難訓練を実施。「対話ムード」から政府は6月22日避難訓練中止を発表●この間「圧力」一辺倒で、完全に蚊帳の外、拉致問題もトランプ大統領頼みだった安倍政権。ようやく北朝鮮との対話を言い始めたが、外交の無策にもほどがある。それとも安保法制制定の理由である「安全保障環境の急激な悪化」の原因を取り除きたくないのか●一方米朝の合意内容に、非核化の道筋、保証がないとしたり顔で非難する政府関係者、大手紙もあったが、核廃絶国際キャンペーン(ICAN)の声明にもあるように、検証可能かつ不可逆的な非核化には、日本が未署名の、核兵器禁止条約署名こそが必須であることを確認しておく。(登)

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3面【フラッシュ】

・共謀罪、強行採決から1年 廃止を求める市民集会 6月15日
成立して1年、「やっぱり共謀罪はいらない」と、共謀罪廃止のための連絡会が開催。ジャーナリストの斎藤貴男さんは「国が監視する理由は戦争と格差をつくるため。監視ツールは共謀罪だけではない。秘密保護法・盗聴法・マイナンバーと連動し強まっている。見張るべきは権力側だ」と講演。海渡雄一弁護士(共謀罪対策弁護団)は「戦争への道をとめるにはプライバシーや言論を守り、共謀罪や秘密保護法を廃止し、9条を改憲をさせないことだ」と発言した。



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・安倍・防衛費膨張政権 5兆円突破を常態化 6月16日
「防衛費、GDP1%はNATO加盟国に比べて低い」と米国からの圧力に加え、安倍首相は「中国、北朝鮮脅威論」を口実に6年連続増。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」主催の憲法講座「安倍改憲と自衛隊の現状」のなかで明治大学の山田朗さんは、「日本は軍事費レベルで世界第6位。1%を出ても気付きにくいのは兵器購入が分割払いになっていること、軍事費が減らない理由だ」とした。年末の防衛大綱等の見直しと安倍改憲の危険性は密接だと警告した。


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・教えて、前川さん ! 前川喜平さん講演会 6月22日
東京都町田市の「つるかわ無料塾 ゆい」開校記念で前文部科学事務次官の前川喜平さんが講演した。現在、自主夜間中学のボランティア講師も務める前川さんは、「憲法は学習権を保障しており、学習権には、自由権的・社会権的側面のほか、民主主義の基盤としての参政権の側面がある」とし、国籍や経済状況によらず、全ての人が「無償の普通教育」を、どこでも受けられるよう国が支援すべきだと、ユーモアを交えて訴えた。

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・辺野古、止めるのは今 ! 美ら海土砂投入 6月24日
8月に迫る、辺野古土砂投入強行を止めよう!人々に知らせようと、東京・新宿周辺3カ所で「首都圏キャンペーン」が行われた。主催は同実行委。交差点の一角では、女性たちによる「月桃の花」の演奏と唄に足を止め、チラシの受け取りも良く署名に応じる人も。続いて駅前広場に移り参加者で「美ら海」バナーでウエーブ(波)をつくり道行く人に訴えた。主催者から「今後もキャンペーンを続けよう」と呼びかけの後、「美ら海壊すな!」と、280人で街をねり歩いた。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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