WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3181号(2018/3/05)を発行しました。

目次
2…沖縄 「子どもたちの空から、雨以外降らせないで」
3…「香害」という新しい公害
4…奄美大島出身のハンセン病回復者の絵画がふるさとへ
5…連載 オキナワ×アート⑤
6…DVD 『コンビニの秘密 便利で快適な暮らしの裏で』


1面 『自分らしい終末や葬儀の生前準備』著者  源淳子さんMinamoto Junko
[お葬式、それって「当たり前」?]

聞き手…岡田真紀
撮影…落合由利子


みなもと  じゅんこ
1947年、島根県の浄土真宗の寺に生まれる。龍谷大学、大谷大学で真宗学を学ぶ。奈良県「大峰山」(山上ヶ岳)の女人禁制に反対し、開放運動を奈良県の有志とともに行っている。『フェミニズムが問う王権と仏教』『「母」たちの戦争と平和』『「女人禁制」Q&A』など著書多数。

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2面 沖縄 米軍ヘリ部品落下事故 保育園父母会が防衛省などに要請 子どもたちの空から、雨以外降らせないで
●ねこのひげ

3面 被害者にも加害者にもなる香り 「香害」という新しい公害 文●岡田幹治

●FLASH
・「基本計画」への意見交換 意見聴取会開催求める 2月15日
・納税者一揆と関係省庁包囲 佐川長官の罷免を ! 2月16日
・辺野古埋め立て工事の今 土木技師が語る 東京で 2月18日
・核燃料サイクル政策撤退へ 議員・市民のヒアリング 2月21日

4面 奄美大島出身のハンセン病回復者の絵画がふるさとへ 「せめて絵だけでも 里帰りさせたい」 文●蔵座江美

5面-1 【連載】フェミニズムの時代② 私たちは怒ってもいい 文●もにか
5面-2 【連載】オキナワ×アート⑤ 照屋勇賢《結い、YOU-I 》 文●金惠信


6面DVD 『コンビニの秘密 便利で快適な暮らしの裏で』監督 土屋トカチ 文●中村富美子(ジャーナリスト)
全国に約5万5000店。365日24時間「開いてて良かった」のコンビニは、今や私たちの日常に欠かせない存在。ところがその「便利」の裏には加盟店オーナーを借金漬けにし、奴隷労働を強い、本部が利益を扱いつくすカラクリがあった。まっとうに働く者の闘いをカメラで応援してきた土屋監督が、コンビニの闇に迫る。「便利」の享受者、必見。
日本 2017年 5000円+税 発売・販売アジア太平洋資料センター(PARC)(上映会希望も) TEL 03(5209)3455

【書評】3/5号の書評ページへ
『児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか』杉山春  著/朝日新聞出版760円
『母親の孤独から回復する 虐待のグループワーク実践に学ぶ』村上靖彦  著/講談社1200円
『あなたが気づかないだけで 神様もゲイもいつもあなたのそばにいる』
平良愛香  著/学研プラス1300円

●ふぇみん句会

●Gallery ドキュメンタリー映画 『ニッポン国VS泉南石綿村』

7面 【連載】ゆりばら!(296)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく「軍拡の先には戦争がある」
●FORUM「考えたい民主主義と天皇制」
●ふぇみんのお店から 無茶々園 マーマレード(300g)756円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●2月17日、「飯舘村放射能エコロジー研究会」のシンポジウム「原発事故から7年、不条理と闘い生きる思いを語る」が福島県で開かれた●飯舘村は昨年3月、帰還困難区域を除き避難指示を解除、約6千人の村民のうち帰村は約600人●細杉今朝子さんは、家を守りたいと福島市内から自宅に戻った●「家で野菜や花づくりなどをしていると安らげる」と語るが、「放射能のことは頭から離れない。村に戻っても、東電を許したわけではない。お金では買えないものが奪われた」●息子家族は子どもの進学もあり、村には戻らない●京大原子炉実験所の今中哲二さんは、避難解除に反対しないが、帰りたくない人も帰そうとすることが問題と言う●100mSv以下の被ばくについて専門家が「影響は観察されていない」とするのを、政治家や官僚は「影響はない」と言い換える●国や東電はすべての被災者の選択を支援すべきと今中さんは指摘する。(い)

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3面【フラッシュ】

・「基本計画」への意見交換 意見聴取会開催求める 2月15日
国のエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画の見直しについて、「意見箱」(経産省ウェブサイト参照)や4月以降に予定されているパブリックコメントの意見のまとめかたを質すと、担当者は「すでに審議会の意見は出そろっている。すべてを机の上に置いて議論する」と回答。前回の見直しの時は市民の意見聴取会が開催されず、市民の意見が反映されなかった。多くの原発再稼働反対意見が反映されるよう、取りまとめの前に意見聴取会を開催すべきと要望した。


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・納税者一揆と関係省庁包囲 佐川長官の罷免を ! 2月16日
森友疑惑の解明を阻む国会答弁などに怒り、確定申告開始日に合わせ、1000人超がプラカードを持ち国税庁・財務省前に集まった。維新の会を除いた希望の党を含む野党議員も「疑惑は深まるばかり、追及を続ける」と口をそろえた。集会を企画した「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」は「悪代官の安倍・麻生・佐川を追放しよう!」とコールし、銀座デモでは歩道から手を振る姿も。大阪など全国で同様の行動があった。

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・辺野古埋め立て工事の今 土木技師が語る 東京で 2月18日
名護市長選の結果、基地反対市長の持つ権限を失ったが翁長知事の権限は重く残る。現地で調査を続ける土木技師の奥間政則さんは、ケーソン(巨大コンクリート)護岸の基礎構造の問題をつき、建設予定海域に活断層の可能性が潜む断層がある琉球石灰岩の脆弱性を語った。最後に沖縄での「活断層シンポ」で地質学、岩石学の専門家による「防衛省の資料から間違いなく活断層。国は調査データを公表すべき」との訴えを報告。主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。

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・核燃料サイクル政策撤退へ 議員・市民のヒアリング 2月21日
新高速炉計画と余剰プルトニウム問題、再処理問題を、脱原発政策実現全国ネットワークの池島芙紀子さんらが経産省、文科省の担当者に質問した。「新高速炉開発計画は2014年から既に付いている200億円近い予算や、その必要性も含め国民にわかりやすく開示してほしい。核燃料サイクルは原子力規制委員会の審査が見通せない状況下、国としてどうするか」など強く迫った。だが市民や国会議員の質問に答えられない場面も。早急な核燃料サイクルの中止を望む。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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