WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3172号(2017/11/25)を発行しました。

目次
2…私たちには、詩織さんに応える義務がある
3…柏崎刈羽原発の再稼働審査をめぐる「おかしな話」
4…パレスチナに住むイスラエル人記者 アミラ・ハスさん来日
5…新連載 彼女たちの引揚げ
6…mystery 『大鎌殺人と収穫の秋』


1面 『母子世帯の居住貧困』著者 葛西リサさんKuzunishi Lisa
[当事者と共に動いて学んで書く]

聞き手…大森順子
撮影…谷口紀子

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くずにし  りさ
立教大学コミュニティ福祉学部RPD研究員、大阪体育大学非常勤講師、神戸松蔭女子学院大学非常勤講師。専門分野は、生活経営学、住宅政策、居住福祉、家族福祉、ジェンダー。12歳の男の子と3歳の女の子の母でもある。

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2面 さらなる刑法改正と司法・捜査・社会の変革へ 私たちには、詩織さんに応える義務がある ●伊藤詩織さんのお話 私が伝えることで変えていきたい
●ねこのひげ

3面 柏崎刈羽原発の再稼働審査をめぐる「おかしな話」 文●菅波完(「柏崎刈羽・科学者の会」事務局長)

●FLASH
・辺野古、新護岸造成工事へ 防衛省前抗議 11月6日
・ウラン粉末の漏えい 原子力規制委員会 11月8日
・孫世代が出会う「銃後の女」 WAN主催 11月11日
・戦争は差別のなれの果て 東京・世田谷区で講演会 11月11日

4面 「ハアレツ」紙イスラエル人記者 アミラ・ハスさん来日 パレスチナに住み、占領を告発。原動力は怒り。

5面-1 【新連載】彼女たちの引揚げ① 歴史修正主義と「引揚げ」 文●山本めゆ
5面-2 【連載】オキナワ×アート③ 文●金惠信 石川真生《大琉球写真絵巻》パート4(2016年)

6面 ミステリーの本棚 『大鎌殺人と収穫の秋中年警部クルフティンガー』V・クルプフル&M・コブル著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 岡本朋子訳 1200円(税別) 
ハヤカワ文庫

【書評】11/25号の書評ページへ
『Black Box ブラックボックス』伊藤詩織  著/文藝春秋1400円
『私たちの星で』梨木香歩、師岡カリーマ・エルサムニー  著/岩波書店1400円
『人生の同伴者 ある「在日」家族の精神史』玄善允  著/同時代社2900円

●books 教科化された道徳への向き合い方/在日コリアンの歴史を歩く 未来世代のためのガイドブック/つながりを求めて 福島原発避難者の語りから/誰が〈表現の自由〉を殺すのかニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件裁判の記録

●Gallery ドキュメンタリー映画『沈黙 立ち上がる慰安婦』

7面 【連載】ゆりばら!(287)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく 「むくげの宮」
●FORUM「合洗・埼玉連絡会と32年の歩み」
●ふぇみんのお店 年の市は8%引きです 庄内協同ファーム 白丸もち/白切もち(1kg)各1100円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●ねこのひげ
●先日の衆議院選挙の前に、自民党が公約とした「3歳から5歳のすべての子供たちの幼稚園・保育園無償化」。「未来を担う子供たちに」と●母親の就業率が6割を超える中、子育てする人たちのほとんどが直面するのが、「保育園落ちた。日本死ね!」で知られる待機児童問題だ。そして労働条件が悪く、なり手がいない保育士不足。さらに保育環境の質にかかわる、面積や保育士配置基準は1948年に省令が出された時のまま向上せず。改善が必要なのは明らか●しかも選挙後政府は、認可園に入れずに認可外に通う子どもの存在を知らないのか、認可外を除外すると(後に一旦撤回)●「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」によるネット署名は、あっという間に2万筆近く(11月17日現在)。「子育て政策おかしくないですか?」と政府に突きつける。米国製武器を買うのも、国有地の大幅値引きもおかしいけど!(登)


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3面【フラッシュ】

・辺野古、新護岸造成工事へ 防衛省前抗議 11月6日
6日午前、沖縄防衛局は辺野古崎2カ所の護岸工事で砕石を海に投下。県がこの工区で見つかっている稀少サンゴの保全を国に求めていたが、防衛局が「工事を停止する必要はない」と強行着手した。これに対し、辺野古への基地建設を許さない実行委の呼び掛けに集まった人々は「違法な工事を直ちにやめろ!」と防衛省へ怒りをぶつけた。同集会へ、宮古島陸自配備に反対する現地の清水早子さんから「不意打ちの駐屯地着工があった」と抗議の電話が届いた。


                                            ●

・ウラン粉末の漏えい 原子力規制委員会 11月8日
今年の8月、ウラン燃料の成型加工をする原子燃料工業(株)熊取事業所(大阪)におけるウラン粉末の漏えいを受け、評価報告が原子力規制部審査グループの青木氏からされた。漏えいは平成9年から29年8月にかけて堆積したものと推定され、全部で約110g。平成8年の改造時の認可は十分だったのかという更田委員長の質問に対して、当時は構造までの審査はしていなかったと。ウラン粉末の投入が人力による作業であることにショックを受けた。

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・孫世代が出会う「銃後の女」 WAN主催 11月11日
ウィメンズアクションネットワーク(WAN)主催で、WANサイトにあるミニコミ図書館所蔵の「銃後史ノート」を題材に、加納実紀代さんら編集・執筆者らが発表。その後、子・孫世代の、元SEALDsの福田和香子さん、作家の川上未映子さん、漫画家の小林エリカさんが発言。編集当時と現在で、女たちの状況が変わらないのではという若い世代からの突き上げに、「私たちのやったことがあるから今はまだまし」とリブ世代の声も。 



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・戦争は差別のなれの果て 東京・世田谷区で講演会  11月11日
元自衛隊レンジャー隊員で、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン代表の井筒高雄さんの講演会「戦争をしない国の作り方 子どもたちのために腰を据えて考えよう!」が開かれた。井筒さんは、自衛隊は有事に国民を守らないと述べ、ミサイル防衛や生物兵器への対応の実態を報告した後、日本では戦争の準備はできていない。戦争は外交の失敗であり、北朝鮮に対しては圧力より対話を、と訴えた。主催は世田谷子どもいのちのネットワーク。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
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 加入者名:婦人民主クラブ
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