WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • ダイジェスト

ダイジェスト

「ふぇみん」3161号(2017/7/25)を発行しました。

目次
2…「ヘイトスピーチ解消法」施行から1年
3…故郷の土砂を戦争に使わせない
4…韓国 新政権誕生と若者の夢
5…福島原発事故、刑事裁判始まる
6…mystery 『晴れた日の森に死す』

1面 在英20年の保育士、ライター  ブレイディみかこさんMikako Brady
[地べたから、パンと薔薇のコールを]

聞き手…柏原登希子
撮影…落合由利子

---

ブレイディ みかこ
1965年福岡県生まれ。96年から英国ブライトンに、イギリス人の夫と12歳の息子と暮らす。近著に『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『花の命はノー・フューチャーDELUXE EDITION』(筑摩書房)、共著に『保育園を呼ぶ声が聞こえる』(太田出版)ほか多数。

---

2面 「ヘイトスピーチ解消法」施行1年法の成果と課題とは
●ねこのひげ

3面 広がり、つながる、「辺野古土砂搬出反対」 故郷の土砂を戦争に使わせない 文●浦島悦子

●FLASH
・「2020年、新憲法施行」? 市民憲法講座 7月15日
・住宅無償提供打切から3カ月 さようなら原発講演会 7月4日
・大間原発建設反対現地集会 雨中、集会とデモ敢行 7月16日
・初公判報告集会、多くの参加者 福島原発刑事訴訟支援団報告会

4面 真の「市民革命」は実現できるか? 韓国  新政権誕生と若者の夢 文●李泳采

5面 東電元幹部の責任を問う 福島原発事故、刑事裁判始まる 文●まさのあつこ

6面 ミステリーの本棚 『晴れた日の森に死す』カーリン・フォッスム  著
文●稲塚由美子(ミステリー評論家 成川裕子訳 1060円(税別)
創元推理文庫 

【書評】7/25号の書評ページへ
『新・日米安保論』柳澤協二、伊勢﨑賢治、加藤朗  著/集英社760円
『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀  著/KADOKAWA1800円
『彫刻の問題』白川昌生、金井直、小田原のどか  著/トポフィル2200円

●books 呼吸器の子/子どもと性 必読25問 タジタジ親にならないために/隠される被ばく 福島原発事故6年目を迎えて/生活時間を取り戻す 労働時間規制のあり方を探る

●Gallery 映画『ローサは密告された』

7面 【連載】ゆりばら!(276)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく 「アートは世界をえぐりだす」
●FORUM「戦時中の俳句弾圧」
●ふぇみんのお店 やさか共同農場 甘口、中辛口みそ(各750g) 556円、麦みそ(500g) 367円、合わせみそ(750g) 972円 

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


--------------------------------------------------------------------------

●ねこのひげ
●7月11日、「共謀罪」法が施行された。施行当日の昼、これまで廃案・廃止の運動に取り組んだ「共謀罪NO!実行委」や「総がかり行動実行委」を中心に、市民が国会前に集まった●今以上の監視社会を危惧する海渡雄一弁護士は、「必ず廃止しよう。悪法はゴミ箱へ捨てよう。今、共謀罪法反対の意見が勢いづいている」と述べ、廃止署名を広げようと訴えた●「恣意的運用はしないと、運用する側の政府が答弁しても信用ならない」と小池晃議員(共産党)。「与党の中にも安倍政権への反対意見が出ている」と森裕子議員(自由党)。憲法学者の清水雅彦さんは「反対の声を上げ続け、使いづらい法律にしよう。最初の適用は『これなら仕方がない』と思わせる案件を選ぶだろう。運用に注意していこう」と●加計学園のスキャンダル等を経て内閣支持率が低下し続けている。まずは共謀罪法を使わせない。次の国政選挙に向けて準備開始だ。(さ)

--------------------------------------------------------------------------

3面【フラッシュ】

・「2020年、新憲法施行」? 市民憲法講座 7月15日
安倍首相は5月、憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を突如発言。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の講座で、憲法学の清水雅彦さんは「改憲の中身と狙い」を、「従来の9条改憲は軍を明記し2項を変えるものだが、今回の3項追加案は改憲論の中で圧倒的に少ない。9条支持世論を意識した限定的改憲で次を狙う。3項を加えると2項は死文化する」と強調。自衛隊への好感度について、「人々は災害自衛隊を見ている。マスコミは実態を伝えるべき」と批判した。


                                            ●

・住宅無償提供打切から3カ月 さようなら原発講演会 7月4日
自主避難者の住宅問題を、避難の共同センターの瀬戸大作さんが解説。原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子さんが「私は自主避難者ではない。自力避難者です」と自身の現状を訴えた。会場には長くこの問題を追うフリージャーナリストも参加し、避難できず福島に残る女性の声を代弁して「もう自主避難者の声は聞きたくないと言っている」と発言。同じ不安を抱え、苦しんでいるのに分かり合えないことが原発事故の現実だと、改めて感じた。

                                                                                                                          ●

・大間原発建設反対現地集会 雨中、集会とデモ敢行 7月16日
大間原発建設地に近い共有地で、ライブイベント「大MAGROCK(オオマグロック)」と「大間原発反対現地集会」が行われた。今年で10回目。7月15日、16日の「大MAG
ROCK」には志を同じくするミュージシャンが集まって演奏。15日夜には町民も参加して「原発に頼らない町づくり」をテーマに議論した。土砂降りの雨の中での現地集会とデモには青森県内をはじめ、北海道道南地域や全国各地から、400人が参加した。

                      ●

・初公判報告集会、多くの参加者 福島原発刑事訴訟支援団報告会
7月17日、福島原発刑事訴訟支援団の主催で刑事裁判初公判の報告集会が福島県いわき市で開かれた。海渡雄一弁護士は、東電が津波対策を先延ばしにしていたことを、検察官役の冒頭陳述や証拠要旨から詳説。保田行雄弁護士は弁護側の冒頭陳述から被告人の主張などを解説した。最後に支援団副団長の武藤類子さんが、裁判に市民が関心を持ち続けてほしいと訴えた。午後は同じ会場で、脱原発ネットワークによる広瀬隆さんの講演会が開催された。

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
このページのTOPへ