WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3143号(2017/1/15)を発行しました。

目次

2…「イラクでは、私たち米兵がテロリストだった」
3…スノーデンが日本に知らせたかったこと
4…連載 ジェンダーと天皇制③
5…新連載 戦争と女性作家
6…film 『未来を花束にして』

1面 看護師として戦争、福祉削減に反対 川嶋みどりさん Kawashima Midori
[看護が看護であり続けるために]

聞き手…柏原登希子
撮影…落合由利子

かわしま  みどり
1931年、韓国・ソウル(当時は京城)生まれ。6人きょうだいの一番上。51年、日本赤十字女子専門学校卒業後、日本赤十字社中央病院ほかに勤務。日本赤十字看護大学教員を経て、現在同大学名誉教授。著書に『看護の力』(岩波新書)ほか多数。

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2面-1 日本が米国と同じ道を歩むことを危惧する元米兵「イラクでは、私たち米兵がテロリストだった」文●志葉玲
2面-2 元米兵から米兵へ「指導者たちの言葉に疑問を持ってほしい」
●ねこのひげ

3面 スノーデンが日本に知らせたかったこと 監視が未来を消滅させる 文●小笠原みどり

●FLASH
・自衛隊先島配備のシンポ 東京外国語大学 12月18日
・辺野古、最高裁で「県敗訴」 翁長知事の弁論開かず 12月20日
・市民主導での野党共闘を! 市民連合シンポ 12月21日
・軍事研究予算増で110億円 抗議の緊急記者会見 12月28日

4面-1 【連載】女天研と考える ジェンダーと天皇 第3回●斎藤塩子 フェミニズムが天皇制を批判するために
4面-2 【連載】ハーストーリーⅡ⑤ 1985 「男女雇用機会均等法」女性たちはなぜ反対したのか?

5面-1 【連載】わたしと24条④ 田中須美子さん 母の苦しみを無駄にしない
5面-2 【新連載】戦争と女性作家① 文●長谷川啓 絡め取られた女性解放

6面 【Film】『未来を花束にして』監督  サラ・ガヴロン 文●向後友惠(放送作家)
1月27日より、東京・TOHOシネマズシャンテほか全国公開 配給 ロングライド TEL03(6264)4113

【書評】1/15号の書評ページへ
『フェミ私史ノート 歴史をみなおす視線』秋山洋子  著/インパクト出版会2800円
『満州 集団自決』新海均  著/河出書房新社1900円
『心に刻み 石に刻む 在日コリアンと私』飛田雄一  著/三一書房1800円

●Books これでわかるタックスヘイブン/新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ/子ども食堂をつくろう! 人がつながる地域の居場所づくり/生きづらい世を生き抜く作法

●Gallery 写真集『いのちの森に暮らす ハンセン病療養所 多磨全生園のいま』

7面 【連載】ゆりばら!(256)竹内佐千子
●voices  「「ゆっくりおしゃべり学習会」に参加して」「『沸点』の軌跡を訪ねて」
●FORUM「大型風力発電所建設計画に思う」
●ふぇみんのお店から パックスナチュロン ハンドクリーム(70g)  702円 お肌しあわせハンドクリーム(50g)  540円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●ねこのひげ
●墜落原因の十分な究明もなく、構造的欠陥を指摘されながら、沖縄でのオスプレイの空中給油訓練が再開された●翁長知事の埋め立て承認取り消しの撤回を受け、辺野古では工事を再開、反対する市民が拘束されたという●山口県岩国基地ではF35Bステルス戦闘機の1月からの配備が発表された●基地内関連施設と愛宕山の米軍住宅が完成し次第、7月には厚木基地から59機の空母艦載機も移駐し、約13万人の都市に1万人の米軍関係者が住むことになる●「沖合移転」で2本の滑走路と巨大輸送船も着岸可能な埠頭を持つことになった岩国基地は辺野古新基地の先行モデルともいえ、オスプレイもここから陸揚げされた●すでに首都圏の厚木、横田基地にオスプレイは100回以上飛来。陸自木更津駐屯地はその整備拠点とされ、日本中をオスプレイが飛び回ることになる●「基地はいらない、どこにも」をめざし、一歩ずつでも進みたい。(い)


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3面【フラッシュ】

・自衛隊先島配備のシンポ 東京外国語大学 12月18日
「水と暮らしのオイコノミアをめぐる闘い」と題するシンポジウムが開かれた。「統治思想としてのオイコノミア」研究者が主催。琉球大学名誉教授の渡久山章さんほか、自衛隊の配備が行われた与那国と、今後、配備が予定されている石垣、宮古、奄美の各現地からこれに反対して活動する人たちが登壇し、南西諸島防衛のためとされる自衛隊の配備が、自然環境の保全と島の自立を阻む各地の現状を訴えた。
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・辺野古、最高裁で「県敗訴」 翁長知事の弁論開かず 12月20日
知事による辺野古埋め立て承認取り消しで、国が起こした訴訟は2016年9月、高裁が「県敗訴」判断。県は直ちに上告した。12月20日、最高裁小法廷では、鬼丸かおる裁判長が「本件上告を棄却する」と主文のみの言い渡しでわずか10秒足らずだった。「これが最高裁か」「沖縄の声を聞け」と怒号が飛ぶ中4人の裁判官は法廷を後にした。最高裁前では「上告棄却」に抗議する200人以上が緊急集会を開き、司法への怒りと共に辺野古新基地撤回まで屈しない決意を強めた。
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・市民主導での野党共闘を ! 市民連合シンポ 12月21日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合がシンポジウム「衆院選挙をどう闘うか 立憲政治の再生を」を開催し、700人が参加した。今年には実施される衆院選で改憲勢力の3 分の2阻止は重要、立憲4野党+市民参加の構図を295の小選挙区で実現を、候補者選びや政策に市民の声を、などが語られた。基調講演した東京大学教員の石川健治さんは、選挙権には権利と同時に公務の面があると指摘、過去と未来の人々への責任を果たす意味もあるとした。

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・軍事研究予算増で110億円 抗議の緊急記者会見 12月28日
2017年度予算案が年末に閣議決定され、増大する防衛費の中でも、「安全保障技術研究推進制度」が昨年の18倍と大幅に増額された。この事態を憂慮する軍学共同反対連絡会等が緊急記者会見を行い声明を発表。同会共同代表の池内了さんは「昨年は応募件数が減ったが、その分析もなく予算増額は理解できない。研究が軍事化に転げ落ち、戦前戦中に軍の嘱託制度下で研究が行われていたことにつながる。応募者がゼロになるよう取り組んでいく」と訴えた。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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