「ふぇみん」3121号(2016/5/15)を発行しました。 目次 2高浜原発、川内原発訴訟 決定の意義と問題 3…安保法制違憲訴訟、いよいよ提訴 4…連載 女性議員が行く③ 5…AV出演拒否で損害賠償? 「契約」たてに出演強要 6…film 『神様メール』 1面 歴史教科書づくりに携わった元中学校教員 山田麗子さんYamada Reiko [歴史を学ぶ楽しさを伝えたい] 聞き手…栗原順子 撮影…落合由利子 やまだ れいこ 1953年東京都生まれ。元埼玉県公立中学校教員。大学非常勤講師を経て、「子どもと学ぶ歴史教科書の会」副代表。教科書は取次店で購入可。サポータ制度連絡先 メール:manabukai@777.nifty.jp カンパ振込先 ゆうちょ銀行 019店(当)0696247子どもと学ぶ歴史教科書の会 2面 熊本大地震続く中、考える 高浜原発、川内原発訴訟決定の意義と問題 文●海渡雄一 ●数 25/32 2カ月後に迫る参院選で、32の1人区のうち、野党4党の統一候補が決まった選挙区数(事実上の統一候補含む) ●ねこのひげ 3面 安保法制違憲訴訟 いよいよ提訴 ●FLASH ・表現の自由の保障あるか? 国連特別報告者公式訪問を受けて ・鮭、リンゴも遺伝子組み換え? 食の安全・監視委員会 4月23日 ・記憶を守る意志の継承を 済州島4・3事件集会 4月23日 ・「もんじゅ」を廃炉に!議員と市民のヒアリング 4月27日 4面-1 【連載】女性議員が行く③ 太田あゆみ(香川県高松市議)上 自分の無関心を悔いたから 4面-2 【連載】ジェンダーフォーラムin広島②広島をジェンダー視点でアート 文●いさじ章子 5面 「タレント、モデルにならない?」とたくみに声かけ AV出演拒否で損害賠償?「契約」たてに出演強要 6面 【Film】『神様メール』監督 ジャコ・ヴァン・ドルマル 文●向後友惠(放送作家) *5月27日、東京・TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開 配給 アスミック・エース TEL 03(5413)4314 【書評】5/15号の書評ページへ 『安保法制の正体 「この道」で日本は平和になるのか』西日本新聞安保取材班 編/明石書店1600円 『愛を言い訳にする人たち DV加害者男性700人の告白』山口のり子 著/梨の木舎1900円 『ほうしゃの雨はもういらない 原水禁署名運動と虚像の原子力平和利用』 丸浜江里子 著/凱風社1300円 ●Books 遺伝子組み換え鮭がやって来る!/忘却のための「和解」 『帝国の慰安婦』と日本の責任/ジープと砂塵 米軍占領下沖縄の政治社会と東アジア冷戦1945-1950/仕事と就活の教養講座 生きのびるための働き方 ●Gallery 冊子「どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない」 7面 【連載】ゆりばら!(236)竹内佐千子 ●voices 「相模湖・ダムの歴史を訪ねて」 ●FORUM「故・菅野久美子さんの織物」 ●ふぇみんのお店から 洗濯槽&排水パイプクリーナー(300g×3袋入り)756円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●今年も「総がかり」で臨んだ5月3日の憲法集会。東京、大阪など全国で「憲法を守れ」「戦争法廃止」などを掲げ、若老女男が集まった●東京では有明防災公園に5万人が終結し、最大規模の集会に●101歳になった元従軍記者のむのたけじさんも登壇。「戦争とは何か。常識では考えられないほど人は狂う」「戦争は始めてしまったら止めようがない」と経験を語り、SEALDsの奥田愛基さんも「憲法の中の言葉はまぎれもなく私たちの言葉だ」と訴えた●野党各党の代表や沖縄や辺野古関連の団体などからの訴えも続いた。(詳報は5月25日号で)(さ) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・表現の自由の保障あるか? 国連特別報告者公式訪問を受けて 4月12~19日、国連特別報告者のデイビッド・ケイさんが表現の自由調査で来日。NGO団体との調整をした藤田早苗さん(英国エセックス大学教員)が、21日にケイさんが出した「メディアの独立性の担保と、知る権利を保障する対策をとるべきだ」とした暫定報告について話した。日本の報道の自由度ランキングは年々低下している。情報へのアクセス権を侵害するもので、国際人権法上も問題だとコメント。主催は「秘密保護法」廃止へ!実行委。 ● ・鮭、リンゴも遺伝子組み換え? 食の安全・監視委員会 4月23日 講演でジャーナリストの天笠啓祐さんは、遺伝子組み換え作物の最近の傾向として、皮をむいても変色しないリンゴや2倍のスピードで成長する鮭が登場し、アメリカでは来年の4月には市場に出回ることになりそうだと話した。新たなゲノム編集技術は遺伝子をピンポイントで止める技術やDNAを切断するハサミの役割を持つ酵素の利用など、もはや遺伝子組み換えと一言では言えない状況だと危惧した。ゲノム編集技術は日本でも研究されている。 ● ・記憶を守る意志の継承を 済州島4・3事件集会 4月23日 済州島4・3事件68周年集会「記憶は弱者に残る」が東京・日暮里サニーホールで開かれた。主催は4・3事件を考える会東京。辛淑玉さん、北原みのりさん、高遠菜穂子さん、姜信子さんによるパネルディスカッション。「4・3事件は韓国の正当性を守るために押しつぶされなければならなかった歴史」「強い差別によって語ることができなかった」「弱者は沈黙している、知った者が伝える責任がある」などが語られた。 ● ・「もんじゅ」を廃炉に!議員と市民のヒアリング 4月27日 脱原発政策実現全国ネットワーク主催で、高速増殖炉「もんじゅ」について文科省と経産省へのヒアリング集会が行われた。もんじゅの運営の見直しは廃炉も含め検討すべきとの議員や市民の追及に、文科省職員は「運営の在り方を検討会で検討中」との回答を繰り返した。再処理の現状と見通しについて、経産省職員は、具体的な量や金額などの質問の多くに、わからないと答え、また再処理によりできるのは全て廃棄物と認めた。