「ふぇみん」3069号(2014.10.5)を発行しました。 目次 2…古居みずえさん パレスチナ・ガザ報告 3…福島・飯舘村民3000人が原発ADR集団申し立てへ 4…韓国・大統領を風刺した洪成潭さんの作品が展示拒否に 5…子どもの安心・安全な育ちのために 夜間保育の拡充を 6…DVD 『ダウントン・アビー』 1面 大阪から「教育を問う」 大前ちなみさん Oomae Chinami [保護者の思いを自分たちの言葉で] --- おおまえ ちなみ 1971年生まれ、大阪、京都育ち。大学卒業後、“団塊ジュニア世代一期生”として大変な就職難を経験する。ウェブサイト http://hogosyanet.web.fc2.com/ ツイッター https://twitter.com/Hogosyanet 聞き手…社納葉子 撮影…江里口暁子 --- 2面 「白旗をあげた祖父は、撃たれて死んだ」古居みずえさんのパレスチナ・ガザ報告 ●古居みずえ ●ねこのひげ 3面 飯舘村民3000人がADR集団申し立てに踏み出す「謝れ! まやえ(償え)!」 ●佐久間淳子 ●FLASH ・北東アジア非核兵器地帯へ 核廃絶国際デー集会 9月16日 ・議会での性差別をなくすには 市民と議員の対話集会 9月17日 ・辺野古に基地を造らせない 現地大集会に呼応し集会&デモ ・「開かれた政府」を目指して 秘密保護法と知る権利 9月21日 4面-1 大統領風刺の展示を拒否 韓国・光州ビエンナーレ特別展 画家・洪成潭さん ●岡本有佳 4面-2 【連載】成年後見の現場から【最終回】 ●坪田康子 精神障害や知的障害の人も 5面 子どもの安心・安全な育ちのために夜間保育の拡充を ●近藤亜矢子 6面 『ダウントン・アビー』監督 ブライアン・パーシヴァルほか 文●水島希(東京大学情報学環) DVD-BOX 4800円(税抜き) ブルーレイ BOX 6800円(税抜き) イギリス 発売・販売 NBCユニバーサル・エンターテイメント TEL 03(3513)4417 「世界でもっとも高い評価を受けたTVドラマ」としてギネスブックにも載ったこの作品。イギリスではシーズン4が放映終了、まもなくシーズン5が始まります。日本ではこの秋、NHK・BSにてシーズン2を放映予定。この機会にぜひチェックを☆ 【書評】10/5号の書評ページへ 『検証・法治国家崩壊 砂川裁判と日米密約交渉』吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司 著/創元社1500円 『書店不屈宣言 わたしたちはへこたれない』田口久美子 著/筑摩書房1500円 『被ばく者差別をこえて生きる 韓国原爆被害者2世金享律とともに』青柳純一 著/三一書房 2200円 【ふぇみん句会】 ●Gallery 『作ること = 生きること クラフトワーカーのもの語り』 7面 【連載】ゆりばら!(183)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく 「DVDを見ながら住民自治を考えた」 ●FORUM 「『保養』~そよ風のおうち~」 ●ふぇみんのお店から 第三世界ショップ ミルクチョコレート(100g)550円、ビターチョコレート(100g)550円、ウィンターチョコレート(100g)702円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 2面【ねこのひげ】 ●川内原発の再稼働に関して原子力規制委員会は、安全対策の新基準を満たしているとの審査書を発表。専門家が指摘する不十分な避難経路や火山や活断層のリスクも無視(実際、御嶽山の大噴火も予測できなかった)●福島原発事故から3年半の9月23日、東京・亀戸中央公園に「フクシマを忘れない! 川内原発再稼働をさせるな!」を掲げ、1万6千人が集まった●第5福竜丸の乗組員だった大石又七さんは、原発も核兵器も反対だと静かに力強く話した●鹿児島から駆けつけた、反原発・かごしまネット代表の向原祥隆さんは川内原発再稼働反対を熱く訴えた。「川内原発は30年間、放射能で汚染された温排水を海に流し続けている。九電は、地震も火山も不問にしている。ふざけるな! 周辺自治体では再稼働反対が広がっている。鹿児島には権力にたやすく屈服する人間はいない。一歩も引かない」●安倍政権に、「原発はいらない」と言い続けなければ。(さ) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・北東アジア非核兵器地帯へ 核廃絶国際デー集会 9月16日 国連核兵器廃絶国際デー記念市民フォーラムが長崎大学核兵器廃絶センター(RECNA)や核兵器廃絶日本NGO連絡会など4団体共催で行われた。梅林宏道さん(RECNA)が、1999年に制定された周辺事態法への対案として非核兵器地帯を提案したと話した。元米政府高官のモートン・ハルペリンさんは、核兵器は使用しないという合意があると話した。会場からは核兵器の非人道性は明らかであること、核兵器禁止条約への取り組みに関する発言があった。 ● ・議会での性差別をなくすには 市民と議員の対話集会 9月17日 6月に起きた都議会の女性差別ヤジ問題を考えようと、都議会各党に呼びかけた市民との対話集会(主催・同集会実行委)が東京・新宿で開かれた。ヤジを受けた本人の塩村あやか議員のほか、生活者ネット、民主党、共産党が参加。集会前日、都議会「男女共同参画社会推進議員連盟」会長によるセクハラ発言もあって会場は市民で満員に。「問題解決には程遠い」という議員発言や、クオータ制導入、ジェンダー視点の教育が必要だ、などと市民からも意見が出された。 ● ・辺野古に基地を造らせない 現地大集会に呼応し集会&デモ 「琉球新報」8月の世論調査は辺野古反対が80%。名護市議選でも勝利したが、安倍政権の基地工事強行は止まらない。9月20日、東京沖縄県人会他が呼びかけ「東京から声をあげよう」と約650人が宮下公園に集まった。8月に海上保安庁の暴力行為で10日間のけがを負った男性が、埋め立て阻止を訴えた。沖縄同時集会の真喜志好一さんから、「いま辺野古浜には5500人が集まり、絶対に基地を造らせないと強い意志を示した」と電話メッセージが入った。 ● ・「開かれた政府」を目指して 秘密保護法と知る権利 9月21日 日弁連はモートン・ハルペリンさん(元米国国家安全保障会議スタッフ)を招聘してシンポを開催。ハルペリンさんは特定秘密保護法の運用基準へのパブコメにも意見書を提出。「成立が異様に迅速。国際基準から外れている」と指摘。国家機密は制限すべきであり、世界の流れは知る権利を保障する「開かれた政府」の実現だとして、64カ国が加盟する「オープン・ガバメント・パートナーシップ」加入が求められていると話した。