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京都日記とは、2000年1月4日から12月31日まで、京都ものづくり塾のメンバが日替わりで京都のできごと、発見したお店の情報、日常の風景について描いた日記です。
地元に住む京都の生の情報が満載です。

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5月31日(水)

明日から6月になりますね。今日の京都も雨模様でした。 これからしばらくは特にじめじめとした日々が続きます。
これからの季節、京都の納涼の風物詩として、鴨川の床が有名ですね。
最近は、昔ながらの和風の料理を出してくれるところだけでなく、 Barになっているところなどもあるようで、それもまたおしゃれかな。
いつのまにか、三条大橋の西詰にコーヒーのスターバックスができていますね。 あれを見たときはさすがに驚きました。そして、通り行く若い女性が その写真を撮ってるんですよね。いったい、なんなんでしょう???
こんなところに、そんなもの建てるなよという意見もありますが、 ふつうのコーヒー代で床気分を気軽に味わえるのは、結構お得かも...(やっち)
5月30日(火) 修学旅行生たち

修学旅行シーズンですね。京都は観光地だけでなく、駅や街なか、通勤電車の中も 修学旅行生でいっぱいです。
最近は5,6人のグループで自由行動するようですね。時々、「なんでこんなところにいるの?」という子たちを見かけるのですが、迷ってるのかと思うとちょっと心配だったりします。
グループ別にタクシーでまわる学校もあります。なんとリッチだなぁと思いますが、個別に案内してもらえて きっとよい旅行ができることでしょう。
修学旅行で京都に来て、京都に住みたいと思い実現した人もいます。嬉しいことですね。 今日見た子たちの中にも、未来の京都市民がいるかと思うと感慨深い思いがします。(まき)
5月29日(月) 披露宴と葵祭と

土曜、友人の結婚式の披露宴に行ってきました。
彼は上賀茂神社の近くに住んでいて、葵祭でも馬に乗って 毎年、巡行しています。
5月初めに上賀茂神社でおこなわれるくらべ馬でも、疾走する 馬に乗って、観光客の方たちを魅了しています。
そんな彼が上賀茂神社で式を挙げ、宝ヶ池プリンスホテルで 披露宴をおこないました。
そして、彼の式の担当の方が葵祭で今年、斎王代 をつとめられた佐竹さんなのです。これはびっくり。
こんなところで、葵祭に関わっているひとどうしがいっしょに 披露宴をつくっているとは...
それを知った私の友人たちは佐竹さんと記念写真を撮らせて いただいてました。いったい誰の披露宴なんだか...(やっち)
5月28日(日) 加茂川にオオサンショウウオ現る!

今日、中京区の加茂川に体長1mのオオサンショウウオがいるとの通報があり、 警察により無事保護されました。オオサンショウウオはたらい等には収まらず、現在警察署の風呂に入っ ています。それでも狭いのか、ひたすらじっとしているそうです。昨晩の大雨で上流の生息地から流されて きたと推測されており、明日には故郷の清流へ放たれる模様です。(夜9時前のNHKのニュースから。)
加茂川べりを賑わすカップルも、さぞやたまげたことでしょう! その光景を想像すると、思わず笑ってしまいますね。(かつら)
5月27日(土) お茶漬けの話

京都のエピソードとして有名な話に「お茶漬け出されたら帰れという意味」 というのがありますが、それにまつわる友達の話を紹介します。
彼氏が初めて家にご飯を食べに来た日、お母さんが「お茶漬け食べるか?」と聞きました。 その時彼は「俺、嫌われてる!早く帰れってことか!」と、ドキドキしたそうです。 本当にお茶漬け食べさせたかっただけ、だそうですが真相は如何に?
今では結婚しているので笑い話だそうですが、京都の人は、 そんないじわるではありませんよね?(まき)
5月26日(金) おいらのまち北山

京都の北部担当の雅楽之助です。京都市の北部に北山という地区があります。 北山杉というbig nameがありますから、よく山の中というイメージを持たれます が、全く違って平坦な住宅街です。確か昭和の初期に開発された住宅地と聞き及 んでおります。
それまでは北山は田んぼでした。その証拠に南禅寺から銀閣寺に 向かって流れるいわゆる哲学の道に沿う疎水はこの北山の地にまでのびています。 明治期の農業用水だったわけです。それ今では住宅地のアメニティとなって 春の桜は何とも散歩コースにはもってこいの場所です。秋はなんと蛍がたくさん 群をなして飛び交うんです。 なんとも北山はよいところです。一度訪れて見てください。(雅楽之助)
5月25日(木) 京都のイメージ パート2

仕事で大阪からきた人が、窓の外を見て「山が近いですね」と珍しがっていた。 今日は快晴で、会社の窓から東山の山なりがくっきり見えていた。
京都と大阪は電車で30分の距離なので、「休日京都に来ることありますか?」と 聞いてみたら「別に観光したくないので来ない」と言われた。京都ってやっぱり観光地という印象なのか。 それだけだと、ちょっと寂しい。
京都で生まれ育った私にしてみると、まぁまぁ都会だし、文化的な都市であるし、住むにも遊ぶにも 何でも揃っていて、理想的な街だと思うのだけれど。
昔の京都は新しいことを発信して、時代の先端をいく街だった。 今は、これからは?京都はどんな街であるべきなのか。魅力ある京都を探して、京都日記で伝えていきたいと思う今日この頃です。(まき)
5月24日(水) ピンクの電車が都を走る

この春より京都の国際会館駅と奈良駅間を、直通で結ぶ電車が走るようになりました。 開通記念に登場したのが、度肝を抜くほど派手な電車。ピンクと黄緑の車両が交互に並び、「京都の五重塔」や 「奈良の鹿」がデカデカと描かれています。それぞれの都市のイメージに合った絵を、と考えてのことなので しょうが、余りに短絡的な気がします。
この電車に乗る時には、未だに気恥ずかしさを覚えてしまいます。(かつら)
5月23日(火) たっくんの京都観光

先日(20・21日)、我が町京都を、改めて京都観光してきました。 「どうして!また改めてなの?」
それは、友人の結婚式が20日にあり、京都に初めて来る人がいるので 京都を案内して欲しいと頼まれ、たっくんがする事になりました。
観光名所の定番コースである、東山界隈の清水寺・円山公園・知恩院と 始まり岡崎公園へも行きました。 そして、京都に来ると誰もが行く金閣寺(鹿苑寺)・銀閣寺(慈照寺)にも しっかり案内してきました。 行く先々、誰もが知っている観光地だけに、修学旅行生や外人さんの方々 などなど、たくさん観に来ていました。
観光地を案内していて思ったのは、案内する所全てが神社仏閣に関係し また、日本史を語る上で重要な人物・出来事につながります。 千年の都京都は、まさしく日本人の心の故郷だから、 多くの人が来るのだと思いました。 現代に生きる私達は、次の世代にも京都のすばらしい文化財(日本人の心)を 伝えていく役目があります。(たっくん)
5月22日(月) 御室

画像をクリックすると拡大したものが見られます。
新緑に包まれた御室に行ってきました。
ひともそう多くない御室はゆっくりするには絶好のスポットです。 広い青空のもと、陽を浴びた草木はほんとうに美しく映えていて、 聞こえてくるのは、風がそよぐ音と、誰かが石階段を歩いていく音。 そして、たまに修学旅行生の声が聞こえます。
ここで京都日記を書くのは、すごく気持ちがいいです。
参道を突き当たって左を見ると、鮮やかなつつじが咲いていました。

この御室は四国の八十八ヶ所巡りのミニチュア(?)で知られているとおり、 山道に小屋が88個あって、それをひとつひとつ巡って行きます。 私も小さいころ、父親に連れられてよく来ました。 この時期だと、コースからは少し外れて、裏の山の見えるところで、 おにぎりなんて食べるのはもぉ、最高です。
山もあまり大きくないので、1時間半くらいでひとまわりできる 手ごろなコースですよ。みなさんも、この季節、来てみてはいかがでしょう?(やっち)
5月21日(日) 哲学の道を掃除するおじさん

5月とはいえすっかり日差しも強くなりましたが、「哲学の道」は桜の青葉が生い茂り、気持ちのいい散歩ができました。
「哲学の道」は桜や紅葉の名所ですが、桜は花が終わると実がなります。 実と言っても「さくらんぼ」としては食べられない実で、この時期 道にゴロゴロ落ちて、踏まれてしまいます。
それを掃除しているおじさんがいました。ご近所の方なのでしょう。 箒で掃いてらっしゃいました。行き交う人が気持ちよく歩けるよう、 心を配ってらっしゃる。これも京都を思う気持ちの現れだと思います。(まき)
5月20日(土) 夕方の嵯峨野散策

「嵯峨野」は観光客がひしめき合う人気のスポットですが、お店が閉まる夕方5時以降、人が少なくて驚きました。 日も長くなったので夕方からでもゆっくり散策できます。
「鳥居本」まで行くと嵯峨野散策も終点です。ここに鮎料理の平野屋さんがあります。 先日来の雨で洗われた茅葺き屋根の苔は美しく、辺りのもみじも 青々と茂っています。平野屋では江戸時代から続く「しんこ」というお団子がいただけます。 ねじったおもちに、黒砂糖の粒を混ぜたきな粉がかかっていて、お抹茶と一緒にいただきます。(まき)
5月19日(金) 講座「京都の伝統美術工芸」

京都精華大学では、「京都の伝統美術工芸」という講座を開講しており、 毎回、伝統工芸に携わる方々をゲストスピーカーとして迎え伝統工芸の 歴史的、文化的背景から自らの哲学までさまざまなお話を聞くことが出来ます。
5月18日は鋳物の株式会社傳來工房の代表取締役会長橋本奈良二氏。 銅鐸など鋳造技術の歴史から、その伝統技術を近代建築に生かしている 事例紹介などを聞けました。
「新しいマテリアル、新しい技術、新しい体質を古い伝統の中のデザインに 生かしていくことが大事」という話、そして京のものづくりに流れる職人シップ、あるいは ものづくりマインドの意義についてのお考えには共感がもてました。
なお、この講座毎週木曜日1:00PM〜2:30PM、京都精華大学黎明館101教室にて 開かれています。来週5月25日は「截金」についてです。(誠信堂)
5月18日(木) 日本の職人展

昨日からJR京都駅の伊勢丹で始まっている、日本の職人展に行ってきました。
全国各地から、さまざまな分野の伝統工芸の職人の方が来られてました。 京友禅や京象嵌はもちろんのこと、熊本のひょうたん、大阪貝塚のつげ櫛、 鹿児島の大島紬など、合わせて40人を超える職人さんが技とその品物を 披露してくださっていました。
こういった伝統工芸品と呼ばれているものは、「高い」というイメージを 多くの人が持たれていますが、ただ高いだけじゃない。それにはわけがある。
実際に、職人の方とお話しながら品物をじっくり見てみると、そのものの魅力 というものが見えてきたりします。
そこには、「いいものをつくっている」という職人さんの誇りを感じるし、 それを買って使うと、自分のほうにも「いいものを使っている」という誇りが 生まれてきます。わたしもついつい、買い物してしまいました。
この、日本の職人展は22日(月)まで伊勢丹9階催事場で催されています。 みなさんもぜひ、行ってみてください。そして、実際に職人の方と お話してその品物の魅力を見て感じてください。(やっち)
5月17日(水) カフェ「KANO」

木屋町五条の高瀬川沿いに「KANO」という素敵なカフェがあります。 辺りに立ち並ぶ料亭とちがい外観は欧風ですが、少し奥まっているせいか 浮いた感じはありません。
高瀬川に向けて開かれた窓の外には、5月の新緑が爽やかです。気持ちいい風も 通り抜けていきます。すぐそこは五条通。国道一号線なのですが、 騒がしいはずの車の音も、ここではあまり気にならず、雀のさえずりすら聞こえてきます。 なんとも落ち着ける、いい感じのお店です。もちろんコーヒーもおいしいです。(まき)
5月16日(火) 駅ビルでライブを聞いてみませんか?

この週末、京都駅ビル室町広場(大階段)で、アカペラライブが開催されました。 広場をいっぱいに満たした透明な歌声は、開かれた青空へと抜けていきます・・・人の歌声って、こんなに 美しいものだったんですね。とても気持ちの良い一時が過ごせました。
駅ビルでは毎週のように、こうした入場無料のコンサートが行われています。ぜひ一度、階段に腰をおろして、 耳を傾けてみて下さい。誰もが気軽に立ち寄れる、こうしたイベントの輪がもっともっと広がればいいと心 から思います。(かつら)
5月15日(月) 葵祭り

今日、5月15日は言わずと知れた、京都の三大祭のひとつ、「葵祭り」の 巡行の日です。
京都に生まれながら、葵祭りを見たことがなかったので、今日はいっちょ、 見に行くことにしました。
私のお気に入りの場所でもある下鴨神社前で、巡行して行かれるみなさんを眺め ていました。この、新緑の生い茂った下鴨神社もすごく美しい。それを背景に、 優美に、そして、華麗に進んで行く京都の祭りはいいですね。 これではつまらないという人もいますが、やはり、京都には、他の地方にはない 和の落ち着きと歴史を感じさせます。(やっち)
5月14日(日) ことの真偽を糺す森

鴨川を北にあがっていくと出町柳という場所で、東に高野川、西に鴨川と2つに 別れます。そのような二つの川の合流地点を昔の言葉で「出町」といったようで す。そこに柳があったので出町柳という地名がついたようです。
出町柳をさらに北へあがっていくと糺の森という場所があります。糺(ただす) と読みます。糺という意味は、本当にそうであるかどうか調べてことの真偽をは っきりさせるという意味があります。まさに糺の森その言葉通りの場所です。市 街地には世界中でもほとんど奇跡的に原生林が残されているんです。
その糺の森を歩きながら2000年、3000年前の風景を思うと日本という国 は杜の国であったという真偽が真意であったことが浮かばれます。(雅楽之助)
5月13日(土) 京の和装産業の行方は・・・(その2)

昨日の日記の話題の続きです。
京都では行政や業界団体が「きものについてのアンケート」を行っており、どの結果 を見ても「きものは好き」という回答が多いのですが、なかなかそれが市場開拓につ ながらないというのが今の京都の和装業界の悩みです。また、「学校に和装教育を」 なんていう運動もあります。でも和装 教育を行うことが、京都の和装産業の振興につながるきっかけになるかといえばそれ は疑問です。
確かにきものに触れる機会を作り、「きもの好き」を増やすことにはなるかもしれま せん。しかし、それが、きものを買う、着ることにつながらないのが、この手のアン ケートから読み取ることが出来ます。「着る」ようになるまでに至らないハードルが あるのではないかと思います。
この問題をどう解決していけばよいのでしょうか。また、和装産業に未来はあるので しょうか。
そこで、明日から次のURLhttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/h-sigeno/hirokiweb/kimono.htmlにて「緊急 企画 京の和装産業の行方」と題し、私のコメント随時掲載していきます。それに対 しての皆さんのご意見やご感想をお寄せいただき、京都の和装産業はどうしていけば よいのかを語り合う場としたいと思います。皆さんの忌憚の無い意見をお待ちしてま す。(誠信堂)
5月12日(金) 京の和装産業の行方は・・・

11日、呉服卸の大手「丸勝」が自己破産をしたというニュースが全国でもっとも和装 問屋の集まる室町に大きな衝撃を与えています。負債総額は102億円という、京都の 和装業界では近年では2番目の規模となる倒産であり、なおかつ、ここの社長は業界 団体の理事長や京都商工会議所の副会頭も勤めたという「業界の顔」であるゆえに いっそう大きくマスコミも取り上げました。
ここは、製造卸問屋から仕入れた商品を全国の小売店などに卸す「前売問屋」という 業態で、仕入先約100社、販売先は約1000社という大きな商売をしていました。です から当然、仕入先となる製造卸問屋やそこの職先となる染工場、また白生地問屋など へ与える影響も相当なものではないかと思われます。
私は、1月20日付の京都日記で「京都の和装は本当に産業として食って行くのか、 そ れとも産業として生きていく道を諦め、 美術工芸や産業遺産として残すのか、 岐路 に立っているのではないか」と書きましたが、もはや業界の構造自体の問題点は既存 の枠組みの中ではどうすることも出来ないのではないか、というのが正直な感想で す。
ところが、これだけ「和装離れ」が叫ばれながらも、「きもの」自体が嫌いという人 はあまりいないというのが多くのアンケート結果などによって明らかになっていま す。「京の和装産業の行方は・・・」これはまた明日の日記で。(誠信堂)

手遅れか?!

誠信堂のレポートにもあるように、きもの卸の丸勝が自己破産した。 その影響はただならぬものである。
その余波があってのことか、私の父も「次の仕事がない」と言っていた。 とうとう、我が家にも深刻な波がやってきた。

西陣の危機的状況を見ていて、自分の手でなにかできるこはないか、と 私がものづくり塾の活動に参画し始めたのが、ちょうど1年くらい前。
それから、全力をあげて活動しているが、まだまだ社会的に成果をあげる までには程遠い。
父親の言葉を聞いて、自分の身内すら救えないのか、と悔しい思いをした。
自分にできることは、「今、自分がやらなければ」という使命感を胸に、 全力で走りつづけるしかない。(やっち)
5月11日(木) 嵐山の素顔

いつも観光客で賑わう嵐山ですが、たまに素顔を見せてくれることがあります。
平日の夕方に訪れる嵐山はひとが少なく、落ち着いた、本来の嵐山の姿を見せてくれます。観光客のかたもほとんどいません。
この時期、日も長いし、会社帰りにふらっと寄ってみたくなります。
ちょっと早めに仕事を終えた日は、いつもなら通り過ぎるはずの阪急桂駅で 嵐山線に乗り換え、嵐山駅で降ります。
19時ごろの嵐山は美しい夕焼けを背に西山がそびえています。その手前には 今もなおその勇士を残す木造の渡月橋。そして、聞こえてくるのは桂川の 水の音とすずめのさえずり。
桂川の川辺には、若いカップルたちがぽつぽつと。 思いのほか、学生くらいのカップルの多いこと。嵯峨美の学生さんなんでしょうかね。
落ち着いた気持ちになって、嵐電に乗って帰路に向かうのでした。(やっち)
5月10日(水) 着物で京都

ながーい、GWも終わり、たっくんもいつもの生活に戻っています。
今年のGWは、旅行をする事も無く京都にいました。 そんな中、ある1日、塾のメンバーと着物好きのグループと一緒に 室町界隈を歩いて来ました。
たっくんが着物姿で街中を歩くのは初めての体験です。 今回の着物は塾のメンバーの人に借りました。
着物を着ていると、周りの視線が少し違うのを感じます。 でも、休日はいつもの自分と違う姿で過ごすのもいいものです。 室町界隈は、昨今の不況で閉まっている店を見かけますが、 ステキな着物の店もまだまだ沢山あります。 着物好きのグループの人達の中には、東京方面の方もおられ わざわざ、京都の店で着物を買うのを楽しみにされていました。
着物を着るのが好きな方は年齢を問わずいるのだし、 アピールの仕方次第で、もっと多くの人が普段着として着こなせる のになー!と、思いました。(たっくん)
5月9日(火) 寂光院の思い出

すでにニュースでも報じられていますが、今朝、左京区大原の寂光院が全焼しました。
本堂内にあった重要文化財の仏像も焼けてしまったそうです。
寂光院には、私も一度、訪れたことがあります。 3年くらい前の秋、大学時代の友人が京都に遊びに来たときに、三千院に行った後で、 ちょっと寄ってみたのでした。
三千院から徒歩20分程度のところにあり、ちょっと歩くのですが、ひとでごったがえし ている三千院とは打って変わって、落ち着いた雰囲気でした。
地面には一面の落ち葉が敷き詰められていて、まわりには美しい山々が。山奥まで来た ぞ、という気持ちにさせてくれました。
すごくいいところだと思っていたのですが、非常に残念です。
なにやら、放火の疑いもあるとか。まったく、許し難いことです。(やっち)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2000may/09/15.html

5月8日(月) クラフト&アート展(梅小路公園)

梅小路公園で行われていた「クラフト&アート展」を覗いて来ました。
パソコンの各種ソフトを活用すれば、アマチュアでも結構本格的なものが作れるようですね。 感覚が近いせいでしょうか、同世代のアマチュアの方が作ったものに惹かれ「あ、いい!これかわいい!」と、 思わずあれこれ買い込んでしまいました。
またどの店も、自分のPRや他店との差別化に工夫を凝らしていたのが、印象に残りました。 個性ある名刺カードを渡したり、その場でリクエストに応じて作品を作ったり。一般の店でも結構見習う所は ありそうだ、と思いました。(かつら)

5月7日(日) ゼスト御池、サイコー?!

GWの京都は、どこもかしこも人だらけ。 寺町四条で入ろうとしたレストランはいっぱいでした。 北へ向かってお店を探すけれど、行列ができていたり 夕食に不向きだったり。
そのまま御池通まで行ってしまったので地下街「ゼスト御池」に降りたところ、今までの人混みが嘘のよう。 人影はまばらで、レストラン街もがら空き。京都のどこもかしこも人だらけなのに、 何故ここには人がいないのか?不思議な事です。
混んでるときの、大穴場。ゼスト御池は素晴らしい!と喜んでばかりもいられません。 せっかく作った地下街。もっと活性化させなければいけません。 ゼスト御池をもっと利用しようと、心に誓ったのでした。(まき)

5月3日(水) 幻想的な夜の高台寺

東山の高台寺では、庭園をライトで演出した夜の特別拝観が行われています。 ライトアップされた木々や竹林。足を踏み込めば、そこには幻想的な世界が広がります。 お堂の脇には池があり、庭の斜面が鏡のように映っていて、お寺の庭というよりは、 西洋の絵画を見ているようでした。
庭の斜面を上がって行くと結構な高さになり、河原町辺りの明かりが見えます。 高台寺を開いた「ねね」のいた頃、ここからどんな街並みが見えたのでしょうか。 遠い昔に思いを馳せる、幻想的な高台寺の夜でした。(まき)

5月2日(火) 「そうだ 京都、行こう」

昨日まで、東京界隈にいました。
ひさしぶりの東京はやはり慌ただしく、時間の流れかたが違うかのようでした。冷たい顔をしたビルディングが立ち並び、人々はせかせかと歩いていました。
そんな忙しい中で、ふとテレビで京都を目にすることがあります。特に、関東、東海エリアではJR東海のCMが有名ですね。
「そうだ 京都、 行こう」というキャッチフレーズで、優雅な音楽と、しゃれたひとことともに、京都のその時期の名所を美しく映します。
テレビを見ていて、そのCMが流れてくると、ふと心奪われてしまいます。
でも、実際に観光で見に来ると、そんないうほどきれいなものではないんですけどね。
そう考えるとやっぱり、このCMはよくできてます。(やっち)
http://www.jr-central.co.jp/museum/

5月1日(月) 染井

御所の東側に隣接する梨木神社は幕末の勤皇派公卿として有名な三条実万、実美を祀 る社。小さな神社ですが、ここで有名なもののひとつが境内で湧き出ている染井の 水。この染井は京都の三名水のひとつで唯一現存するもの。毎日汲みに来る人もいま す。私も、よく汲んで帰るのですが、やわらかくておいしい水です。
しかし、悩みはあまりにも汲みに来る人が多く、時間によっては行列ができるほどに なっていること、そして、汲み過ぎる人が多く、水量が時たま乏しくなることです。 現存する街中の水として貴重な存在ですし、あくまでも「いただいている水」というこ とを忘れず、節度ある使い方をしたいものです。(誠信堂)
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