<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2022/3/14 no.10---

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■「まん防」の最終週、その後の世界は何が見えるのでしょうか

 結局は2回の延長で2か月に及んだ今回の「まん防」。近所の焼肉店は完全休業になっていて近所を見まわしただけでもたいへんなことになっています。当店はお客様がテイクアウトに変更してくださるのでマシな方です。定期的に届ける会社や病院も増えたので助かっています。それでもお酒類を出せない営業は長く続いています。桜が開花するころ、今月の終わりにはどんな世界が見えるのでしょう。第6派は収束するのでしょうか。糠漬けが美味しいとほめていただきました。毎日手入れをしています。

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 糠漬けが美味しいとほめていただきました。毎日手入れをしています。

八百屋オヤジの ひとりごと

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 土曜日に調布駅前で市民有志のスタンディング。ランチ営業を終て遅れて参加しました。約50人でウクライナの平和を祈りました。野菜食堂では、子ども食堂の3兄弟でのご利用があり、役に立ててうれしい日を体験しました。給食がなくなる春休みも近いのでたくさんの子どもたちに利用してもらいたいと思います。とはいえ戦争の続行には気持ちが沈みます。来週は代々木で大集会が予定されています。

◼︎野菜食堂のかんたんレシピ

★いわしの南蛮漬★

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 ランチの超人気メニューですが、作るのは大変です。イワシを揚げた油は他のことには使えないので、閉店後のその日の最後の仕事なのです。どうか夜遅くに地道に揚げて漬け汁に漬けている姿を想像してください。そしてコロッケなどその他の揚げ物はいつもきれいで新鮮な油を使用している証なのです。健康のために良質な油を使用することが当店の生命線なのです。遺伝子組み換えではない国産の一番搾りの油を使用しています。

★肉詰め厚揚げと野菜の煮物★

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 大根、人参、ごぼう、里芋、椎茸などを鰹ダシ汁8、みりん・醤油各1を基本とした煮汁で煮込んでいきます。油抜きをした厚揚げを斜めの4等分にして、切り口をくりぬいて酒と醤油を加えた豚肉を詰めます。くりぬいた厚揚げの豆腐も練り込んでしまいます。この肉を詰めた切り口に片栗粉を塗りつけながら煮汁に加えていきます。野菜に火が通ったら完成です。一度冷ましてから温めた方が味が染みて美味しいです。片栗粉を塗らないと肉が抜け落ちます。

★春雨ときくらげと揚げの炒め物★

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 戻した春雨とキクラゲ、油抜きをして短冊に切った揚げ、彩りに人参、ピーマン、玉ねぎをいっしょに炒めます。味付けは野菜ダシの「野菜のおかげ」と塩、胡麻油。ベジタリアンメニューの一品となります。

★みさと屋こども食堂★

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 調布市内の3校の小中学校が、コロナのために学校閉鎖・学年閉鎖となりました。急な休校で食事に困っている子どもたちは、毎日やっている「みさとや子ども食堂」に来てください。カップラーメンやコンビニ弁当を食べなければならないとき、みさと屋に来れる子は、子ども食堂の有機野菜たっぷりで栄養満点のご飯を食べにきてください。300円ですが、お金はいつでもいいです。お金がいまなくても、食事が用意されていない子どもたちはぜひ来てください。子どもだけでレストランには入りにくいと思います。「子ども食堂弁当」といってください。お弁当にします。こんな時だから、野菜たっぷりで、経験ゆたかな調理師がバランスよく作るごはんがカラダにいいのです。免疫力がつきます。小学校でいま学年閉鎖になっているところは少し遠いので、子どもだけで来るのはむずかしいかもしれません。近くの第一小、八雲台小のこどもたちは来れるから、日曜日いがいは毎日やっている子ども食堂があることを覚えておいてください。学校閉鎖の第3中の生徒たちは、自転車なら10分なので来れます。11:45~14:30、夕ごはんでもOK、17:00~20:00。日曜は休みです。

■みさと屋・野菜食堂

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

bento

 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

 ウクライナにあるチェルノブイリ原発の事故は日本にも大きな爪痕を残しました。気流に乗って運ばれたセシウム、輸入食品の汚染も続きました。放射能測定の先達たちは36年前のこの事故での放射能汚染についてたくさんの経験を残してくれました。いま、ウクライナの原発が人質となり、新たな放射能汚染が心配されています。核兵器使用の危険性まで・・。放射能測定室の出番だ、などということにならないことを祈るのみです。

book
http://Minnanods.net

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

takagi

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄