<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2022/2/28 no.8---

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■先週も寒い中で大鍋料理、さりげなくウクライナ国旗・・・。

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「まん防」はあと一週間、温かくなるという予防でしたが寒さは続き、今週も店最大の大鍋で大量の煮物を作っています。

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 チェルノブイリ事故と同時に始まった当店にとってウクライナはいつも身近な国でした。ソ連邦から原発を押し付けられてそれが過酷事故。その後の世界で、私たちはウクライナの子どもたちをたくさん日本に放射能からの保養の旅に招いてきました。ほんとうに関係が深い国でした。壊滅的な原発事故から立ち直りつつある(36年が経過してもまだ影響は続いています)この国の人々が安全であることを祈らずにいられません。

八百屋オヤジの ひとりごと

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 日曜日に新宿での反戦集会に参加しました。かなり久しぶりに電車に乗りました。今年になって2回めくらいでしょうか。戦争の拡大に黙っていられなくなりました。外の集会なので心配することはないでしょう。そんなことよりウクライナの状況が心配です。こんなことが許されていいはずがありません。

◼︎野菜食堂のかんたんレシピ

★豚肉入り根菜のうま煮★

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 最大鍋の煮物はこのようなひと皿になります。生姜の千切りをたっぷり炒めてから丹沢高原豚と根菜類を炒めて、鰹ダシ汁で煮込み、みりんと醤油で味を整えます。皿に盛る時に水溶き片栗粉でとろみをつけます。

★かぶとキュウリの梅酢和え★

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 さっぱりとしたお惣菜。薄く切ったかぶは塩をふっておきます。キュウリもスライス、えのきは湯通しします。かぶの水気をしぼり、野菜を混ぜて赤梅酢、梅肉、蜂蜜を混ぜてよく和えます。こかぶの独特の味を味わうのに最適な料理です。かぶの葉があればゆでて加えてください。

★ロールキャベツの残骸★

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 ランチで人気メニューだったロールキャベツ。食べてみたいというスタッフたちの声をよそにこの日も売り切れです。残ったスープが美味しいので残しておいて野菜とタラの切身を加えて煮て、遅番の賄いにしました。美味です。

★みさと屋こども食堂★

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 調布市内の3校の小中学校が、コロナのために学校閉鎖・学年閉鎖となりました。急な休校で食事に困っている子どもたちは、毎日やっている「みさとや子ども食堂」に来てください。カップラーメンやコンビニ弁当を食べなければならないとき、みさと屋に来れる子は、子ども食堂の有機野菜たっぷりで栄養満点のご飯を食べにきてください。300円ですが、お金はいつでもいいです。お金がいまなくても、食事が用意されていない子どもたちはぜひ来てください。子どもだけでレストランには入りにくいと思います。「子ども食堂弁当」といってください。お弁当にします。こんな時だから、野菜たっぷりで、経験ゆたかな調理師がバランスよく作るごはんがカラダにいいのです。免疫力がつきます。小学校でいま学年閉鎖になっているところは少し遠いので、子どもだけで来るのはむずかしいかもしれません。近くの第一小、八雲台小のこどもたちは来れるから、日曜日いがいは毎日やっている子ども食堂があることを覚えておいてください。学校閉鎖の第3中の生徒たちは、自転車なら10分なので来れます。11:45~14:30、夕ごはんでもOK、17:00~20:00。日曜は休みです。

■みさと屋・野菜食堂

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

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 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

 今週は千葉県の方から土壌3件と野菜と野草の測定依頼がありました。房総半島の南のほうなので土壌は東京より低くて安心、野菜からもセシウムは出てきませんでした。野草は5種のミックスですが、食用にするのだそうで、こちらでも初めての試料なので、初データです。久しぶりの測定になったので、時間をかけてハードウェア調整をしてから臨みました。800分(13時間)をかけて野草をじっくりと測定して、不検出の結果を得ました。

book
http://Minnanods.net

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

takagi

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄