<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
---2021/3/29 no.12---

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田んぼの学校では卒業式、久しぶりの顔合わせでした。

topimage
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 緊急事態で2度の延期をせざるをえなかった卒業式が行われました。生徒のみんなが1年の思い出を語り、校長から卒業証書を授与されました。今年の稲作はコロナのせいでたくさんの授業が中止、または人数制限で3交代制でおこなうなど大きな影響をうけました。収穫祭もできませんでした。それでも生徒のみなさんの感想は感謝に満ちたすばらしい内容でした。これもすべて佐須地域の里山の自然のおかげです。子どもたちは水性生物や虫たちをたくさん追いかけて成長しました。その姿をビデオに収めて記念の品として配布することができたのが誇りです。ビデオを見ていただければ最高の幸せです。

八百屋オヤジの ひとりごと

 苦しい1年でしたが、田んぼの学校の卒業式ができてよかったです。急な延期で出席できた家族は3分の1になってしまいましたが、それでも今年田んぼでできた餅米で作ったお赤飯とおはぎを配って卒業を祝うことができました。コロナのせいでその場で飲食できませんでしたが、たいへん美味しかったです。PayPayでの支払いはますます増えて現金不足に陥りました。

野菜食堂のかんたんレシピ

★なすの揚げ浸し★

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 この時期にはなかったなすですが、今年は高知のニラなどの生産者が継続して出荷してくれるので使っています。乱切りにして素揚げにしたなすを、ダシ汁4、?油・みりん各1のつゆに酢を少し加えて漬け込みます。長ネギ、青しそ、おろし生姜、胡麻油を加えて出来上がりです。冷えたほうが味が染みます。

★肉詰め厚揚げと野菜の煮物★

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 人気の煮物です。半分に切った厚揚げをさらに三角の半分に切り分けて、スプーンで切口をくり抜きます。この豆腐の破片を豚ひき肉に混ぜて、醤油と酒少々で味つけをして、厚揚げの切り口に詰めていきます。詰めた肉の面に片栗粉をぬり、他のお好みの野菜といっしょに鰹ダシ汁4、みりん・醤油各1の煮汁でにます。根菜、椎茸など。

★春菊の白和え★ 

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 春菊の強い香りは豆腐のやわらかい味とよくなじみます。お浸しにした春菊、人参、きのこなども醤油とみりんだ薄味に煮ます。水切りした絹豆腐と白すり胡麻をすり鉢で混ぜて、醤油と蜂蜜で味を整えます。下ごしらえした野菜をまぜてよく和えてください。春菊以外の彩の野菜はお好みで。最後に味を醤油で整えてください。 

★みさと屋こども食堂★

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 子どもたちを狭い店に呼ぶのは心配でしたが、コロナウィルスの様子もわかってきたので、あらためて子ども食堂から呼びかけます。給食がなくて困っているご家庭、急な残業などで夕食を用意できないご家庭は子ども食堂に300円の温かいご飯を食べに行くようにすすめてください。子どたちだけでのご来店をお待ちしています。お金は持っていなくてもだいじょうぶ。いつでもいいです。店内感染を防ぐ努力をしています。

■みさと屋・野菜食堂

みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。

■野菜食堂のお弁当

bento

 野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、770円。860円670円もあります。胚芽米(雑穀4種類入り)と玄米を選べます。

「藤川の放射能測定日記」

 今週は宮城県石巻産のワカメの測定依頼がありました。去年に続いて2度目、災害支援をしている人たちの販売物産です。塩蔵のまま測定して、検出限界値3ベクレルで不検出でした。微量でもセシウムが出てきたら、戻した状態で測定してみるつもりでした。実際に食べる状態で測るのが決まりですが、密度が濃い塩蔵の状態で不検出ならいうことなしです。

book
http://Minnanods.net

『持続可能で平和なエネルギーの未来』

takagi

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄