野菜食堂
＜週刊みさと屋通信・生産者からの便り＞
---2021/10/25 no.41---
■田んぼのがっこうではやっと脱穀作業、文化遺産的な道具も・・
やっと晴れた週末、２週間延期された脱穀をしました。再登場した「足踏み式脱穀機」昭和初期の製品です。遺産として博物館にあってもおかしくないものです。これを子どもたちが順番に使って作業をしました。傍らでコンバインも作動。
八百屋オヤジの ひとりごと
田んぼの脱穀で使われた古い機械です。昭和初期のものだそうです。脱穀作業の原理をおしえるために校長が見つけてきたのです。これだけでは作業は終わらないので、例年通りにガソリンエンジンのコンバインも稼働。これでで脱穀を終えました。
Twitterのフォロワーが６００人を超えました。Instagramも４５０人なので、1,000人以上の方が当店のメニューを見てくださっています。
◼︎野菜食堂のかんたんレシピ
★キャベツの梅和え★
野菜食堂の定番のお惣菜です。ザク切りのキャベツとえのきをさっと湯通し、薄切りスライスのキュウリも加えて、赤梅酢、梅干しをたたいた梅肉、蜂蜜少少を混ぜたドレッシングで和えます。これがあるとご飯がいくらでも食べられてしまうので要注意。
★有精卵の袋煮★
気温が低くなって熱々でお出しする煮物に人気が集まっています。元気屋さんの揚げを半分にしてみさと屋の有精卵をひとつ丸ごと入れて干瓢で口をしばって他の野菜と鰹ダシで煮込んだ袋煮もそのひとつです。大根、ごぼう、人参、椎茸をじっくり煮込み、卵の袋はひと煮立ちさせたくらいで火を止めて味をしみこませるくらいが美味しい。
★春菊入りかき揚げ★
やっと出始めた冬野菜の高原版の春菊、群馬県からです。これをかき揚げにしました。人参、舞茸、さつまいも、玉ねぎといっしょにかき揚げの天ぷらに。天ぷら専門店ではありませんが、遺伝子組み換えではない良質の油で揚げるので好評です。天ぷらは油が命。健康のためにも。
★ある日のこども食堂定食★
またまだ需要が少ないこども食堂の食事。この日は来た子の好きな物を聞いて主菜を決めて、あとは栄養のバランスを考えて盛り付けました。もちろんご飯と味噌汁がついて３００円。お金はいつでもいいので、ご飯が用意されていない子どもたちはぜひ来てください。家で食べたい子にはお弁当にします。
★ベジタブルカレー弁当★
最近はご希望があればカレーのテイクアウトにも応じています。以前は容器がなくて無理でした。最近つかっている紙製の弁当箱は深さが十分なので、サラダと分けて盛り付けることができます。このカレーは野菜たっぷりです。
★みさと屋こども食堂★
子どもたちを狭い店に呼ぶのは心配でしたが、コロナウィルスの様子もわかってきたので、あらためて子ども食堂から呼びかけます。給食がなくて困っているご家庭、急な残業などで夕食を用意できないご家庭は子ども食堂に３００円の温かいご飯を食べに行くようにすすめてください。子どたちだけでのご来店をお待ちしています。お金は持っていなくてもだいじょうぶ。いつでもいいです。店内感染を防ぐ努力をしています。
■みさと屋・野菜食堂
みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。遺伝子組み替え、農薬、添加物、放射能の心配がない料理です。油類は低温圧搾法一番しぼりの良質なものだけを使用しております。
■野菜食堂のお弁当
野菜食堂のお持ち帰り弁当です。このサイズのお弁当で、７７０円。８６０円６７０円もあります。胚芽米(雑穀４種類入り)と玄米を選べます。
「藤川の放射能測定日記」
今週は久しぶりに測定依頼がありました。深大寺近くのカニ山のどんぐりです。どんぐりは経年変化を見ていて、今年は２.０７ベクレルのセシウム137を検出。福島原発事故直後は１０ベクレル程度を検出して、セシウム134も出ていました。その頃から比べるとずいぶん減衰してきたという感慨もわいてきますが、それでも地味な放射能汚染が続いています。もっと今年のどんぐりを測定してみたいです。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。⇒『持続可能で平和なエネルギーの未来』高木仁三郎さん「Right Livelihood賞」受賞記念講演禄